いつだったかサルセーロ4人でダベってた時の話です。
4人のうち1人がサルサ初めて2か月位。「まだまだフリーなんか無理です、女性誘うなんてとてもとても」と大変緊張している模様。そこで他の3人の先輩たちが一生懸命勇気づけようとしたのです。
「うん、気持はわかる、よーくわかる」
「緊張するのも本当によくわかる」
「だって、俺達もかつてはそうだったんだから」
「でも、ちょっとだけ勇気を振り絞れば世界が変わるから」
「始めたばかりでワザがなくても大丈夫だって」
「ベーシックだけで押し切るというのも男らしくていいぞ」
「そうそう、大丈夫だよ、踊ってくれるって」
「断られたりなんかしないから」
ここで初心者サルセーロ君の顔色が微妙に変わる。
「うん、滅多に断られることないってば」
ここで初心者サルセーロ君の顔色がちょっと変わる。
「ワシも4年近くやってるけど、10人中9人は踊ってくれるよ」
ここで初心者サルセーロ君の顔色が相当変わって……
「えー!10回に1回断られるんですかぁ!」
「フリーなんて怖くて俺には無理だぁ」
その後飲みに行ったら、さっきのオロオロはどこへやら、始めたばかりのサルサについて熱く語ってたので良かったですが……
本当に悪い先輩達ですね。
そんな悪い先輩3人衆のために、ぽちっとな。
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