A lagoon,sometimes a squall

ずいぶん長いこと留守にしましたが
やっぱり私の家はここ。

書きたいことは全部我が家にブチ込むぞ!

そして「怒り」

2018-03-04 19:29:27 | 映画「怒り」
俳優、綾野剛から目が離せなくなった私は
某つべさんで愛らしいバラエティもさらいつつ
順調に彼の出演作を楽しんでいたのでした。

ちなみに

・そこのみにて光輝く
・武曲
・新宿スワン
・日本で一番悪い奴ら

の役柄は上から順に

・現在無職のもと発破や
・アルコール依存症の警備員
・風俗のスカウトさん
・シャブもやっちゃう警察官

もうね、笑うよね(ケロケロ


ちなみに助演でも
ガンツでは星人だしるろうに剣心では顔が火傷の人でした。
一般的な役、皆無(笑)


で、ここまでやっつけちゃってから
ついに私はあの大作を手に取ったわけです。

2016年、番宣も沢山やっていて


妻夫木聡と綾野剛がゲイのカップル役だと。
繊細な役柄のため、二人で共同生活しつつ撮影に臨んだと。
一緒にお風呂に入ったこともあると。
毎日同じものを食べ、同じ部屋に帰り
お帰り、ただいまと言葉を交わす、その経験は
とても新鮮で貴重だったと。

知ってたわけですよ。



そもそも私のゲイに関する興味や理解は
バブル華やかなりしころの同人界隈で培ったもので。

尾崎南、高河ゆん、CLAMP、えみこ姫とくりこ山からなるユニットえみくり、田中たみいさん
そうそうたる作家さん達の作品を毎回のコミケで
がっつり買いあさってくる同級生がいたんだな、高校生の時に。
いつしか自分も尾崎南の薄い本を揃えてたり。
そうこうしてる間に商業作家さんになっちゃったり。


大脱線(笑)


だから、私にとってのゲイ=ファンタジーの要素がかなり大きかったのですね。


で、「怒り」を観ないという選択はないじゃないの、と思うじゃないですか。
あの映画、3か所の出来事をオムニバスで絡めていくなかの


沖縄パート。これがねぇ。

ちょっと、どうしても映画館で観たくないな、という内容だったんです。
いやなんだもの、女の子が酷い目にあうの。


でもそんな躊躇を吹っ飛ばすくらい私の綾野熱はピークに達していた。



ツタヤで借りてね、1週間あるじゃない。
毎日観た、本当に毎日観て、東京パートなんてどの場面も毎回10回くらいリピートして
その分申し訳ないんだけど沖縄パートを盛大に早送りして(酷)
DVD擦り切れんじゃねぇか、ってくらい観た。


沖縄パートごめん。
いつか供養するから。


一週間しか手元に置けないなんてそんな寂しい。
迷わず豪華版を手に入れて現在にいたる。
ちなみにまだまだ週イチで観てる。



劇中の妻夫木演じる藤田優馬、綾野剛演じる大西直人。


先に上げた作家さんを知る人なら一目瞭然なのですが
私はナマモノに関しては全く興味のない方向性だったんですね。

なんたってキャプテン翼ですから(笑
なんなら押しのカップリングは健小次ですから(笑



劇中にてこのお二人演じるカップルは
美しくて儚くて愛おしいんです。

上の一行を書くだけでちょっと涙ぐむくらい。

妻夫木演じる藤田優馬はとても素敵なサラリーマンの役柄、なのに
初登場で「ああなるほど、この人のセクシャリティはゲイなんだな。」
と理解させるたたずまい。

肩から大胸筋にかけての
おそらく週2回くらいジムに通ってパッとシャツを
はだけた時の色っぽい感じをこの人は自覚して鍛えてんだろうな、
というところまでわずか30秒程度で感じさせる。

綾野演じる大西直人は本当に何から何まで読み取れない男。
孤独なのは顔も映らずに登場するその瞬間に分かる。
でもそれ以外の情報が読み取れない。



そんなさぁ、お二人の演技を観る気マンマンな私にとってはもう
「えぇ!?映画を観るだけの気持ちで覗いてごめんなさい!」
くらいの濃厚さだったんですよね。

物凄い衝撃。










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