A lagoon,sometimes a squall

ずいぶん長いこと留守にしましたが
やっぱり私の家はここ。

書きたいことは全部我が家にブチ込むぞ!

尊敬する人。

2007-07-31 20:55:49 | Books.

ワシが本気で尊敬する人。
西原理恵子と北斗晶。


西原理恵子は漫画家さん。
北斗晶は元女子プロレスラー。

この二人の生き様には感服しているのです。


北斗晶はワシが今まで見てきたプロレス人生の中で
ダントツに輝いてたレスラーさんだなぁ。
プロ、とはこういう人を指すのだ。

彼女の試合では何度感動の涙を流したか分からないが、
引退後の生き様もまた恰好良いことこの上なし。

彼女の夫は佐々木健介。
新日でミスターIWGPと呼ばれた男。
でもワシからしたらベルトを巻いたデクノボーだったんだけど(爆)

彼が新日を退団する時にね、すでにレスラー辞めてた北斗は言ったんだって。

『心配すんな。食えなくなったらアタシが稼ぐ。アンタは自分の思った道を進みなさい。』

くーっ、男前(涙)
ワシを嫁にして欲しいぞ。

そしてこれを境に健介はどんな相手にも対応出来るプロのレスラーになったのだ。
ミスターIWGPをプロとして開花させた女。
凄えーよ。


そして上に貼った漫画、『毎日かあさん』。

内容はね、書かない。
是非読んで下さい。


西原さんね、以前テレビで受けたインタビューで
『笑わせるのと泣かせるの、どっちが得意なんですか?』
っていう質問に

『どっちも同じ。』って答えたの。

『泣くも笑うもどっちも感情の極みじゃん。そこに大差はないよ。』って。

凄いでしょ。
ワシ、こういう人尊敬する。


彼女を表して美容整形界のカリスマ、高須克也は
『僕が出会った女性の中で最高の人。』と言った。

最後の無頼派作家、伊集院静は
『もしかしたら卑弥呼とは西原みたいな人物だったんじゃないか。』と言った。


キワモノ界のカリスマ、と言っちゃえばそれまでなんだけど(笑)
西原さんほど真実を突く作家ってワシ、知らないな。


長い夏です。
楽しみは沢山ある方がいいからね。


ワシの楽しみはね、西原マンガとプロレスとチウさん。
あと韓ドラも時々。

割と良い感じ。

卒塔婆小町。

2006-08-16 23:24:08 | Books.
おっさんだって、毎晩SE7ENに溶ろけてるわけじゃないのだ(笑)

エアコンをほんの少し利かせておけば過ごしやすい夜が続いています。
そろそろ読書の秋も間近。
ウォーミングアップを始めておきましょう。

最近気になって読み出している中山可穂さん。
これは二冊目。最初に『マラケシュ心中』を読みました。

この方のモチーフは根底に同性愛を敷き詰めて、
その上に様々な愛の形を描き出すようです。

『弱法師』、よろぼし、と読みます。
中編小説が3編入っています。

どれも一番欲しい愛は手に入らないお話です。
悲恋、という訳ではないのだけれど
寂しい大人が少しずつ諦めて柔らかな自分の心を守っているようなお話。

3編のなかで『卒塔婆小町』が一番好きです。

緩やかな愛の狂気に落ちていく男と
そんな男をとても大切に思っているのに受け入れられない女。

男の狂気が限界に達した時に二人の転回点が訪れます。

そして私は女の選んだその後に共感してしまった。
なにもかも捨て去る潔さ。

それは私が手に入れたいと願っている強さに少し似ている。