A lagoon,sometimes a squall

ずいぶん長いこと留守にしましたが
やっぱり私の家はここ。

書きたいことは全部我が家にブチ込むぞ!

幸せの木。

2006-08-05 23:11:36 | Favorite.
ここをチラ見して下さる皆さん、
連日のアグレッシブな写真にへとへとな事でしょう(笑)

今日はうちは休憩日。
美しい民俗画を愛でましょう。


この絵のタイトルは『スーリヤムッキー・ツリー』。
インドのミティラー画(本来は壁画です)という民俗芸術で、
母から子へと伝わる女性だけが描くことの出来るものです。

これね、本物は2m×3m位の大きさなのです。
自分で削りだした爪楊枝よりも細く、柔らかい木の枝で
少しずつ顔料を先に付けながら一人で描いて(!)いきます。

完成までもちろん何ヶ月もかかる。
その間、女性達は作物の豊穣や家族の幸せを願いながら
ひとすじひとすじと絵を完成させます。


この絵の作者はガンガー・デーヴィーさんという方。
残念ながらこの絵の制作途中で病死されました。

でも、未完の絵には見えないでしょう?

優しさと強さと女性の持つ豊穣に満ちあふれている。
私はこの人の絵が大好きなのです。