ヤマハ旧車 空冷2気筒 4ストローク1サイクル SOHC GX & XS Heritage Special 破壊ブログ

ポイント式バッテリー点火・セル&キック併用式・リターン式6段変速・前後ディスクブレーキの旧いオートバイです。

新たな問題

2018年05月31日 14時11分00秒 | ヤマハ GX
注文したチェーンが届いたので作業再開です。
今回届いたチェーンは駒数を数えるとカット不要でしたので、そのまま付けられます。





今回はクリップタイプのジョイントが付属して来て、上手く真っ直ぐ張れました。
チェーンの動きもスムーズです(^_^)
次に左側のクランクケースを閉じて、チェンジペダル、フットレストを取り付けます。





先日のエンジン始動時にコンタクトポイントの接点から火花が出ていたのでクリアランスを調整します。



火花が出なくなりました\(^o^)/
さあ、コレで完成ですd( ̄  ̄)
ではエンジンを掛けてみたいと思います( ̄^ ̄)ゞ



GX「キュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュル」

…(ー ー;)
またいつものパターンでしょうか。
出来たと思ったらいつもコレです。゚(゚´Д`゚)゚。
原因を探るべく、ポイントカバーを開けて点検します。


特に気になるところは無さそうです。
このままエンジンを掛けてみます。

GX「キュルキュルキュルドルルルーン!」
Σ( ̄。 ̄ノ)ノ

掛かりました。何だったのでしょうか。ポイントカバーを閉めます。

GX「ドッドッドッ…ぷすッ…」

(´・ω・`)?

GX「キュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュル」


?(´・ω・`)?

ポイントカバーを開けてみます。
配線が取れたり、等はありません。再びそのままエンジンを掛けてみます。

GX「キュルキュルキュルドルルルーン!」


掛かりました。ポイントカバーを閉めます。


GX「ドッドッドッ…ぷすッ…」


ポイントカバーを閉めるとエンストします!
原因は分かりませんが、ポイントカバーを閉めなければエンジンは掛かります!


どういう事でしょうか(´・ω・`)
ネットで調べてみます。
すると1件ヒットします。
どうやらポイントの配線が少しでもポイントカバーに触れると、そこから電気がエンジンへ逃げてしまい、スパークプラグが点火しない様です。
…Σ( ̄。 ̄ノ)ノ
電気は近道が好きな様です。わざわざ遠回りしてスパークプラグまで行かずとも、最終ゴールであるエンジンまでに、ポイントカバーを通る近道があればそこを通るんですね(ー ー;)
すぐにポイントの配線を調整します。




調整前と比較してみます。






Before




After



ポイントカバーを閉めます。
それではエンジンを掛けてみます( *`ω´)


GX「キュルキュルドルルルーン!!」

掛かりました\(^ω^)/
それでは走ってみたいと思います( ̄^ ̄)ゞ


GX「ドッドッドッドッドッ」

私?

私「フンッ( *`ω´)」

(クラッチが…レバーが全然動かない…)

GX「…ぷすッ」


エンストします。
エンストはとりあえず今は気にしないのですが、何故かクラッチレバーが全然動きません。
私の組み付け方が違うのでしょうか?
念の為にクラッチワイヤーの通し方やクラッチレバーの取り付け部分を確認しますが、今回はそこに手を入れていないので原因から除外出来ます。
イジっていないって、良いですね(*´∀`*)

という事で、手を入れた部分を確認します。
もう一度クランクケースの左側を開けてパーツリストと見比べます。




汚れているぐらいで特に問題は無さそうです。
GXのエンジンと見比べても、ピッタリ作りは同じです。
特にクランクケースの中で何かが干渉してワイヤーが引っ掛かっている様な事も無さそうです。
クランクケースを閉めなければクラッチレバーはスイスイ動きます。
再びクランクケースを閉めます。
クラッチレバーを握ります。

私「ん〜〜ッ!!( *`ω´)」


固すぎて動きません。
むしろ、このまま力尽くでやればクラッチレバーが動く前に何か取り返しのつかない事が待っている様な気がして来ました。
実動エンジンとは、エンジンが掛かるだけで実動というのでしょうか(ー ー;)
そんな事はありません。きっと何か私の組み付け方に原因があるに違いませんo(・x・)/

次回へ続きます。゚(゚´Д`゚)゚。

駆動系のパーツ交換

2018年05月30日 15時09分00秒 | ヤマハ GX
前後の新品純正スプロケットが届きました。
国内には無かったので、海外から一番安い物を前後セットで購入しました。







XSの新品純正スプロケットという事で、何も確認しないでそのまま注文してしまいました。
今回届いたスプロケットは、以前に付いていた物と少し違う様です。国内物と海外物とでは仕様が異なるという事でしょうか(・・;)
とりあえず前から取り付けてみます。





付きました( ˆoˆ )/
今度は後ろです。
これはホイールを外さないと付けられない仕組みです。
ホイールはマフラーを外さないと、ホイールアクスルがマフラーに当たって抜けません。
面倒なので何か良い方法は無いかとGXの取り扱い説明書を見ると…

ありましたΣ( ̄。 ̄ノ)ノ
「ワイヤーツール」なる物を使う様です。これを使えば、リヤショックが縮められるのでマフラーを外さなくてもホイールアクスルが抜ける様です。




こんな物、何処に有るのでしょうか(ー ー;)
ホームセンターで材料を買って自作しろ、という事でしょうか。
ホームセンターへ向かいます。
適当なワイヤーとフックで作りました。
早速やるにも、強度が全く足りず一発で壊れましたT_T
もう一度ホームセンターへ向かいます。
しかし、強度の強そうなフックは見つかりませんでした。

何か良いものは無いかと、先日に届いたハーネスにオマケで付いて来たGXの車載工具を漁ると…






何というタイミングでしょうかΣ( ̄。 ̄ノ)ノ
ワイヤーツールなる物が入っていたのです。
恐らく、これは純正工具でしょう。これなら強度の問題は無さそうです。
早速使います。






こんな感じで穴に引っ掛けて、リヤショックを縮めると簡単にホイールアクスルのキャッスルナットまでレンチが入ります。
それでは外してみます。



簡単に外れました。新しいスプロケットを取り付けます。



こっちも無事、付きました(*´∇`*)
前後のスプロケットの取り付けが完了したところでホイールを車体に取り付けます。





ココまでは問題無さそうです( ̄^ ̄)ゞ
次にチェーンを張ってみると…何故か緩いです。かなりアジャスターでチェーンを張る方向に調整しないとダメな様です。
新品なのに何故でしょうか。
説明書を読んでみると、どうやらチェーンの駒数をスプロケットに合わせなければならない様です。
チェーンを切る必要が出て来ました(ー ー;)
チェーンカッターは持っていません。工具屋さんへ向かいます。
また、切り離したチェーンを繋げる為のジョイントも必要です。残念ながら工具屋さんにはありませんでした。バイク屋さんへ買いに向かい、カシメタイプのジョイントを買って作業再開です。

チェーンで手が油だらけになってしまい、スマホが触れません。
チェーンの駒数を調整して張りました。手を洗って写真を撮ります。





丸く印を付けた所がジョイントになります。カシメを失敗してしまったのか、どうやってもチェーンが真っ直ぐになりません。
もう一度ジョイントを買って挑戦します。

…それでもダメな様です。゚(゚´Д`゚)゚。

こんな状態で走ればチェーンに負担が掛かり最悪走行中に切れてしまうかも知れません:(;゙゚'ω゚'):
ココは慎重に行きたいと思います。

という事で、今回は新しいチェーンを注文して終わりにします。
走り出せるのがまた少し先に伸びてしまいました( ´Д`)y━・~~

ASS'Yパーツ分解の落とし穴〜トランジスタ点火からポイント点火へ

2018年05月29日 15時28分00秒 | ヤマハ GX
ポイントのリードワイヤーASS'Yが断線しているようなので、新品の純正パーツを取り寄せます。






無事届いたところで作業再開です。
ガバナーASS'Y、コンタクトブレーカーASS'Y、リードワイヤーASS'Yをしっかり取り付けます。
取り付けが出来たら、プラグから火花が出るか確認します。







きちんと火花が飛ぶ様になりました( ˆoˆ )/
それではエンジンを掛けてみたいと思います。

GX「キュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュル…」

…(´・ω・`)
チョークは引いてあるのに何故か掛かりません。
もう一度掛けます。

GX「キュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュル」

…ダメですね(ー ー;)
もう一度o(`ω´ )o

GX「キュル!パーーーーーンッ!!



:(;゙゚'ω゚'):


…心臓が止まるかと思いました。
また例のアフターファイヤーです(*_*)
実動エンジンの筈なのに何故か掛かりません。
アフターファイヤーの原因を考えても、超弩素人の私には分かりません。
素直にネットで調べます。

…色々と出て来ました。
点火時期が狂っている、混合気の割合が狂っている、等々です。
点火時期は合わせたので狂っているとは考えにくいです。
混合気の割合も、キャブレターは隅々まで清掃してあり、ジェット類もノーマルです。パイロットスクリューの回転数も規定値通りに戻してあります。
エアクリーナーも綺麗です。
となると、バルブクリアランスでしょうか。

否、実動エンジンである事を思い出します。ココで下手に手を出して、余計に状態を悪くしたらまた同じ事の繰り返しです。


「一度に色々弄り過ぎない」

過去の教訓ですd( ̄  ̄)

調整したい気持ちを押さえて考えます。
エンジンが冷えている状態にも関わらずアフターファイヤーする、という事はガソリン、空気、火は揃っているという事です。
揃ってはいるが、何らかの原因で混合気がシリンダーの外で燃えているという事です。
やはり何かしらが狂っているのでしょうか。コンタクトブレーカーASS'Y、ガバナーASS'Y、キャブレターASS'Yを外して分解し、構造を良く見てみます。

すると…パーツリストには記載されていない「ASS'Y」パーツ分解・組み立てのミスに気付きました(ー ー;)
コレではエンジンが掛かる筈がありません。
普通は手を出さないASS'Yを分解・清掃して組み付ける時、分解時に写真を撮ることを怠り、予備で取り寄せた中古のASS'Yを見ながら組み付けた事を思い出します。
何と、
見本にしていたASS'Yの一部が反対向きに組み立てられていた
のです( ̄▽ ̄;)

色々なパーツのASS'Yを分解するときに予備の見本のASS'Yがあるから、と安心して写真を撮るのを怠った報いです(T_T)
すぐに正しく組み付けます。
それでは、素人ながら原因を突き止めたつもりになったところでエンジンを掛けてみます。


私(原因は多分コレ!絶対コレ!!お願い…(>人<;)、エンジンさん掛かってください…!!)
…心の中で叫びます。



























GX「キュルキュルドルルルーンッ!」


「ドドドドドドドドドドドドドドドド!!」


私「おはようございます、GX Heritage Special様。良く眠れましたか?お目覚めはいかがでしょうか?」

GX Heritage Special「ドドドドドドドド…」



掛かりました♪───O(≧∇≦)O────♪
凄い勢いですぐに掛かりました。

おお、コレがXS Heritage Specialのエンジン音なんですね!GXと全く変わりません(*´∀`*)

…Σ(・□・;)
ココで更に気付きます。
そうです。GXのエンジンは壊れていなかったのです。パーツが反対に組み付けられていただけだったのです( ̄▽ ̄;)
何て事をしてしまったのでしょう。゚(゚´Д`゚)゚。
時間とお金を沢山使ってしまいました。
全て無駄だった、という事でしょうか。

否!究極の贅沢な遊びをしただけ

です( T_T)\(^-^ )

真面目な話、高い授業料を支払って不具合の原因を教わったのです。
更に、トランジスタ点火のXSのエンジンでもGXのポイント点火で始動出来る事も判明しました\(^ω^)/

無事エンジンも掛かったので、タイミングライトで点火時期の調整を仕上げます。
GX「ドッドッドッドドドッ…ドッドッドッドッドッドッ…ドッ…ドドッ…ぷすっ」

エンストします(-_-)
RFマークが無いから確実な点火時期に調整出来ない為でしょうか。
コンタクトポイントの節点からは火花も少し出ている様です(・・;)




「最初は、まばたきほどの一瞬しかアイドリング出来ないエンジンだった。
しかし…工具が手になじんで整備の腕が上がるにつれ、2秒、3秒と長くアイドリング出来るようになった…
今では9秒はアイドリングしていられる…ストップウォッチで計った訳でもないのに9秒と考えるのはおかしいが、とにかく9秒ほどだ……フフ
いずれは1分…10分…1時間と思いのままアイドリング出来るようになってやろう…
楽しみだ…だんだん長くアイドリング出来るのはな」





まあ、今は贅沢な事は言わずに時間を掛けて直していけば良いんです( ´Д`)y━・~~

とりあえず後は他のパーツを組んで行き色々と調整するだけですが、この際ついでに磨耗しているパーツを新品に交換してあげようと思います。
前後のスプロケットとチェーンも、かなりくたびれているので新品を注文します。
走り出せるまでもう少しです( ˆoˆ )/

パーツの組み付け

2018年05月28日 15時46分00秒 | ヤマハ GX
エンジンの載せ換えも、たまたま思い付いた「段ボールを使った無重力装置」を使って上手く出来ました( ̄∀ ̄)
中古のパイロットジェットも届いたので、次はエンジンを掛ける為に必要なパーツを組んでいきたいと思います。

…が、かなり散らかって来ました。






ネットで調べる限り、GXとXSのエンジンの相違点は点火方式とキャブレターぐらいらしいので、先ずはハーネスを交換する前にエンジンの点火に関係する部分をを良く見てみます。






すると…どこが違うのでしょうか。コンタクトブレーカーを取り付けるところとか全く同じ造りに見えます。これはもしかしたらXS Heritage Specialのエンジンもポイント点火でイケるのではないでしょうか。
もしそれで大丈夫なら、時間の掛かりそうなメインハーネスの交換をしなくて済みます。
という事で、とりあえず電装系は取り替えずにやってみる事にします。







XS Heritage Specialのエンジンにガバナーとコンタクトブレーカーを取り付けてみました( ̄^ ̄)ゞ
サイズもピッタリで、取り付け後の見た目も違和感ありません。





私「なじむ、実に!なじむぞ…フハハハハハハ…フハフハフハフハ…」





他のハーネス関係も全て繋ぎます。
エンジン側にA.C.ゼネレータの配線を固定するクランプが1つ付いていない様です∑(゚Д゚)
ちょっとパーツが散らかっていて面倒なので後でフレームとかに何かで適当に固定すれば良いでしょうψ(`∇´)ψ
取り敢えずそのまま作業を進めて行きます。新しく購入したバッテリーを取り付けます。
次にキャブレターとマフラーを取り付けます。











付きました( ˆoˆ )/
後はエアクリーナーとフューエルタンクを取り付けて、フューエルコックに負圧ホース、キャブレターにフューエルホースを繋ぎます。
最後に忘れずにオイルフィルターエレメントを取り付けてエンジンオイルを入れます。



エンジン始動までの準備が着々と進んでおります。色々なパーツの脱着も、かなり手慣れて来ました。





XS Heritage Specialのエンジンには、オイルレベルプラグが無い代わりにオイル点検窓が付いています。
反対にGXにはオイルの点検窓が無い代わりにオイルレベルプラグが付いています。
一層の事、XS Heritage Specialのエンジンに移植してしまいましょう\(^ω^)/



GXとXS Heritage Specialのコラボです。これで両方からオイルの量や汚れが点検出来ますd( ̄  ̄)

後は点火に関係するユニットの取り付け部分の造りがGXもXSも同じ、という私の考えが間違っていなければ点火時期を合わせればエンジンは掛かる筈ですo(・x・)/
それでは検電テスターを使って点火時期を合わせてみます。




先ず左側です。



このLFマークが合わせ位置に来た時にテスターが反応する様にブレーカープレートをセットします。

次に右側です。

…∑(゚Д゚)

ここでイレギュラー発生です。
何と、「RF」のマークがありません。
XSのサービスマニュアルを持っていないので全く分かりません。
もしかしたらXSの点火方式の場合は右側の点火時期は調整不要なのかも知れないと思いました。
しかし、今回はGXの点火方式を採用する方向で考えています。








仕方なく適当に目分量で上死点前に点火する様に、RTがチラッと見えて来たこの辺りで点火する様に合わせます。





参考までに、GXのRFマークです。しっかりRTマークの前に刻印があります。
↓↓







最後にもう一度左右の点火時期を確認しようとクランクを回すと…∑(゚Д゚)






見慣れないマークが出現しました。
進角のマークでしょうか。GXとは全く違います。とりあえず無視して左右の点火時期を再度確認します。
バッチリ合ったところで…
エンジンを掛けてみます( ̄^ ̄)ゞ





GX「キュルキュルキュルキュルキュルキュル…」


まあ、一発では掛からないでしょう( ̄∀ ̄)
もう一度掛けます。


GX「キュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュル…」

もう一回o(`ω´ )o


GX「キュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュル…」


全くエンジンが掛かる気配がありません。やはり、ハーネスを全てXS用に時間を掛けて取り替えなければならないのでしょうか。

とりあえず基本に戻ってガソリン・空気・火花の確認をしてみます。
キャブレターのフロートチャンバーボディーの中にはガソリンが入っています。
エアクリーナーも綺麗です。キャブレターは分解・清掃したばかりです。
残るは火花です。
スパークプラグを外してエンジンにアースします。
スタータスイッチを押して確認すると…
スタータモータは回りますが、火花が全く出ません。原因はコレですね(ー ー;)
もう一度、コンタクトブレーカーのハーネスを付け直して確認します。
それでもダメです。恐らくハーネスのコンタクトブレーカーまでの何処かが接触不良を起こしているのでしょう。
コンタクトブレーカーのリードワイヤーASS'Yがボロボロなので、もしかしたらそれが断線しているのかも知れません。
テスターで確認すると、やはり断線している様です。
という事で今回はリードワイヤーASS'Yを注文して終わりにします。

GX XS エンジン載せ換え

2018年05月27日 14時40分00秒 | ヤマハ GX
XSのエンジンが届いたのでGXのエンジンと載せ換え(換装)をしたいと思います。
先日、死亡したバッテリーは取り外しました。
まずはフューエルタンクを取り外して全体を良く見ます。




スマホは便利です。どこがどうなっているのか写真に撮っておけば、後ですぐに確認出来ます。
問題は…まず、どうやってエンジンを車体から取り外すかです。先日のイメージトレーニングを思い出してみます。

クレーンを使えばチェーンがフレームに当たってしまい、エンジンを横から抜く事が出来なさそうなので諦めます。人海戦術も、皆さん忙しそうで声を掛けられません。
サービスマニュアルの通りにエンジンの上半身を分解すればエンジンが軽くなります。そうすれば取り外しが簡単になるのかも知れませんが、元に戻せる自信が無いので諦めます。
…という事でクレーンを使わない、且つエンジンの上半身を分解しない方法で1人で出来る所までやってみる事にします。
仕方ありませんが、今回はサービスマニュアルには頼れません。




まずエンジンを少しでも軽くする為に、エンジンオイルを抜きます。
そしてキャブレターやエアクリーナー、ハーネスのカプラーの接続部分、コンタクトブレーカーなどエンジンに繋がっている、ありとあらゆるモノを取り外します。






次にフットレスト、ブレーキペダル、チェンジペダルなどを取り外します。





更にマフラーを取り外します。







スッカスカになってきました( ˆoˆ )/





エンジンをフレームに固定しているボルトを取り外します。
そして、エンジンを持ち上げようとすると…

重いです(*_*)
でも何とか動かせます。もしかしたら抜けるかも知れません。
何とかして横から抜こうとします。

…Σ(・□・;)
何か引っ掛かります。
オイルフィルターエレメントのカバーを外さないとフレームに引っ掛かります。外します。

…?(´・ω・`)
まだ何か引っ掛かります。
ドライブチェーンを外さないとエンジンが抜けない事に気が付きます。
ドライブスプロケットをロックしているワッシャーとナットを外してチェーンを外します。
チェーンが外れたらドライブスプロケットをなくさない様に元の位置に仮止めして再びチャレンジします。






チェーンを外してもエンジンが重くて思う様に動かせず、どうにもエンジン本体が引っ掛かってしまいます。中々上手く抜けません( ̄▽ ̄;)
かと言って、無重力の宇宙に持って行ってやるのは現実的ではありませんo(・x・)/

重力が無ければ逆さまになったり、横になったり簡単にフレームから抜けそうな構造なのですが…







逆さまになったり、横になったり…?
…∑(゚Д゚)!!


GXのフレームの構造上、車体を横に寝かせたらエンジンは抜けるのではないでしょうか?
早速、GXに傷を付けないように大きい段ボールを地面に敷いて再チャレンジです。










そ〜っと、そ〜っと…

















GXを寝かしつけました( ˆoˆ )/
エンジンを揺するとグラグラします。コレなら抜けそうです。
それでは車体を起こしてみましょう。












3
















2
















1


















抜けました\(^ω^)/
3分と掛かりませんでした。
最初からこうしておけば良かったです(ー ー;)
GXのお疲れエンジンは隅っこへ移動させます。

ここで少し休憩をしますε-(´∀`; )
こうしてエンジンの無いスカスカなGXを見ていると、整備に関して何の知識もない超ド素人の私がこんなに自転車みたいにしてしまって…
ペダルも無いので漕ぐ事すら出来ません。
本当に元通りに戻せるのでしょうか(-.-;)y-~~~
と、不安がよぎります。

でも、どうせ壊れているので良いんです( ̄∀ ̄)
自分に言い聞かせます。
そうです。壊れたバイクを考えられない様な高いお金を支払った上に貴重な休日を費やし、更に壊す事を楽しんでいるのです。


これは一生に一度しかない、非常に贅沢な



破壊の遊び



なんですψ(`∇´)ψ










さて、気を取り直して今度は取り寄せたXS Heritage SpecialのエンジンをGXの横に転がします。








そしてGXを上手くエンジンに覆い被さる様に、再び寝かしつけます。








お休みなさ〜い(-_-)zzz











おっ( ̄▽ ̄)
エンジンがフレームに入りました。ドッキング成功です。
それでは寝かしつけたばかりのGXを起こします。










お〜い起きろ〜\( 'ω')/














載りました♪───O(≧∇≦)O────♪

出来ましたε-(´∀`; )
これも3分も掛かりませんでした。
サービスマニュアルの通りにエンジンの上半身を分解しなくても、段ボールの無重力装置でエンジンを脱着出来る事が判明しました\(^ω^)/
無重力装置以外に使用した工具は、車載工具+ドライブスプロケットを緩めるレンチしか使ってませんd( ̄  ̄)


ネットではGXとXSの互換性がどうのこうのと色々なネタが挙がって賑やかな様ですが…
GXのフレームにXSのエンジンは無加工で載せられるが証明出来ました( ̄∀ ̄)
というか…エンジン本体の形がそっくりなので、無加工で載せる事が出来るものだと思い込んでいたというか…
むしろ深く考え無かったというか…( ̄▽ ̄;)
XS Heritage Specialのエンジンを購入する前にネットで互換性のネタをみていたら、きっと不安になって購入していなかったでしょう。
とりあえず結果オーライです(*´∇`*)

XS Heritage Specialのエンジンは新しいお家が見つかったので喜んでいる様です。
忘れずにエンジンをフレームにボルトで固定しておきます。







そしてGXのお疲れエンジンは…










何だか少し寂しそうです(ー ー;)
いつの日かもっともっと知識と技術を身につけて、機会があったら直して再び復活させてあげたいと思います。
今まで短い間だったけどありがとう(ToT)/~~~



次回は取り外したその他の色々なパーツを組み付けていこうと思います( ̄^ ̄)ゞ

XSキャブレター分解・清掃

2018年05月26日 14時30分00秒 | ヤマハ GX
キャブレターが届いたところで分解・清掃をします。
外側はまずまずの綺麗さですが、物凄く古い機械のような匂いがします。というか、40年前の機械ですね( ̄∀ ̄)





これも付いてきました\( ˆoˆ )/









それでは分解していきます。






私のGXのキャブレターとは構造が少し違う様です。
フロートは緑色に変色して、凄い匂いを放っている上にカチンコチンに固着してます。全く動きません(ー ー;)
パイロットジェットを取り外そうにも、パイロットジェットの蓋が固すぎてビクともしません(*_*)




ネットに助けを求めます。
…すると便利な工具発見です\( ˆoˆ )/
ネジザウルスの登場です。
ペンチの様な形の工具です。固着したネジを噛んで回して外す様です。
ホームセンターにて購入します。
思いっきりネジを挟んで回します。パキッという音とともに無事、パイロットジェットの蓋が開きましたε-(´∀`; )

そして、奥底の方に入っているパイロットジェットを小さいマイナスドライバーで回して外します。
…?コレも固くて取れません。
それでも無理矢理、上からドライバーを押し付ける様に回して外そうとすると…




…グリッ!!

:(;゙゚'ω゚'):




パイロットジェットのドライバーを掛けるところが舐めてしまいました。゚(゚´Д`゚)゚。
こんなに奥まったところに入ったパイロットジェット…どうすれば良いのでしょうかT_T





ネットで調べます。
「エキストラクター」で取れるらしいのです。何だか良く分かりませんが、再びホームセンターへ走ります。







無事取れました\(^ω^)/






ドライバーを掛ける溝を破壊してしまったので、ネットで中古のパイロットジェットを注文しておきます。
次は、メインノズルなる物を取り外します。こちらもかなり固くて苦戦しましたが何とか外れました。



…って物凄く汚いです:(;゙゚'ω゚'):
何なのでしょうか。凄い匂いがします(*_*)
キャブレタークリーナーで掃除します。





小さな穴が見えるぐらい綺麗になりました\( ˆoˆ )/



行きつけのガソリンスタンドでコンプレッサーをお借りして、キャブレターの本体の穴という穴に高圧エアーを吹き込みます。全て清掃出来たところで帰宅し、組み立てて完成です。




パーツリストを見ながら組み立てて、結構時間が掛かりました。パイロットジェットは注文した物が届いたら後日、組み付けます。
今回使った工具です。
↓↓



どんどん工具が増えて行きます(-.-;)y-~~~
あとはエンジンの到着を待ちます。

メインワイヤーハーネス

2018年05月25日 14時49分00秒 | ヤマハ GX
購入したメインワイヤーハーネスが届きました。




まだ3000マイル程しか走っていない車体のものだそうです。見た目は随分と綺麗です。何故かグリップやリヤブレーキストップランプスイッチASS'Y、純正工具までオマケ?で入ってました\(^ω^)/

XSのエンジンが届いたら、メインワイヤーハーネスを丸ごと取り替えたいと思います。点火方式が違うエンジンを載せ換えて、メインワイヤーハーネスだけを取り替えるだけでしっかりと点火してくれれば良いのですが…
取り替える前に少しでも出来ることをしたいと思い、カプラーなどの接続部分を確認します。少し錆が出ているところは錆を落とします。

パーツリストとサービスマニュアルを見たり、実物を見たり、比べたりしながらエンジンとキャブレターの到着を待ちます。

フレームとエンジン

2018年05月24日 14時41分00秒 | ヤマハ GX
今回はエンジンをどうやって脱着するかを考えます。考えても分からないですけどねε-(´∀`; )
素直に調べます(-.-;)y-~~~

調べると、どうやらクレーンを使ったりフレームのジョイントを外したりするらしいです。
しかし、GXのフレームにはエンジンの脱着の為に外せる様になっているジョイントはありません。
なのでエンジンを取り外す時にはフレームの構造上、フレームの真横からエンジン抜かなければなりません。
サービスマニュアルには車体にエンジンを積載したままシリンダーとクランクケースの接合部、要はエンジンの上半身まで上から分解出来ると記載されています。
そこまで分解すれば当然エンジンも軽くなりますし、エンジンとフレームとの隙間もかなり余裕が出来るので簡単に取り外せそうです。
まあ、動かなくなったエンジンを分解して車体から取り外すならまだ良いのですが、折角の実動エンジンを分解して車体に搭載するのは気が引けます(ー ー;)

私の事ですし、分解すれば元に戻せないと思うので分解しての取り外しは遠慮する事にします。
とりあえずクレーンを使ってエンジンを車体から取り外すイメージトレーニングをします。
頭の中でとことんイメージします(*_*)
しかし、どう考えてもクレーンを使っても真横から抜こうとする時にクレーンのチェーンが邪魔になって抜けない気がします。
無理そうですT_T
どうすれば良いのでしょうか。貧弱な私の腕力ではエンジンなんか持てません。
知り合いの男の人達を沢山呼んで手伝って頂くか…
いや、きっと忙しい、面倒臭い、とかで来てくれないでしょう。
もう、数十万円支払ってバイク屋さんにお願いするしか無いのでしょうか。゚(゚´Д`゚)゚。






途方に暮れながらエンジンがどの様にフレームに取り付けてあるか眺めます。







4箇所ぐらいでしょうか。意外と少ない数のボルトとナットでエンジンはフレームに固定されている様に見えます。
恐らくそのボルトを緩めて抜いて取り外すのでしょう( ̄∀ ̄)
他にもマフラーなどを取り外して置かないとエンジンは取り外せない様です。
そんなに急いでないですし、ノンビリ考える事にします( ´Д`)y━・~~

リヤショックの錆取り

2018年05月23日 16時34分00秒 | ヤマハ GX
実動エンジン、キャブレター、ハーネスが届くまで色々出来る事をやってみたいと思います。
今回はリヤショックの錆取りをする事にします。
バイクから取り外して分解しないと、塗装してあるスプリングの錆や、中のロッドの錆が取り辛いのでバイクから取り外します。
取り外しは意外と簡単でした。

スプリングが黒く塗ってあるので、まずは塗装を溶かして色を落とします。
では分解します。
ん!?スプリングが固すぎて全く外れません(*_*)
リヤショックはASS'Yなので、サービスマニュアルには分解方法はありません。
折角、車体から取り外したのに塗装だけ剥がして取り付けるのも何か嫌です。
ではどうやってリヤショックを分解するか…ネットで調べます。

どうやら、スプリングコンプレッサーなる物が必要らしいです。ホームセンターで同じ様な金具を買って来て自作していらっしゃる方もいる様です。
私も真似しようとも思いましたが、強度が足りなくて分解中にイキナリ外れた時の事を考えてキチンとした工具を使う事に決めました。
早速、国道沿いの工具屋さんへ向かい購入します。


外れました。



やっぱり工具は重要です。分解出来たら次はタンクの錆取りに使った花咲かGを使って錆を取ります。




少し取れてきました。放置してもう少し錆が取れたところで元通りに組み立てます。


ここで気付きます。組み立てる前にスプリングを再塗装しておくのを忘れました。゚(゚´Д`゚)゚。
仕方なくまた分解して塗装します。
これぐらいの整備なら何とかなるのですが、果たしてエンジンの載せ換えは上手くいくのでしょうか(-.-;)y-~~~

中古エンジンを求めて

2018年05月22日 20時11分00秒 | ヤマハ GX
中古エンジンを求めて色々とオークションを探していると、GXのエンジンがボチボチですが転がっています。
でもコメントを見る限りではジャンク品ばかりです。
私にはジャンク品が届いても直す技術も工具もありません( T_T)\(^-^ )



実動エンジンを根気よく探していると…GXのエンジンではありませんが、形がそっくりなXS Heritage Specialのエンジンがありました!




XSはパーツリストを見比べる限りキャブレターや点火方式は違うものの、GXのエンジンと基本的な構造は同じ様です。
走行には問題が無い部分に少し不具合があるとの事ですが、「実動エンジン」という事なので購入しますヽ(・∀・)

という事で、XSのエンジンに適合する実動キャブレターとメインワイヤーハーネスを探しましたが残念ながら見つかりませんでした(´・_・`)



仕方なく海外に目を向けてみると…ありました!
ビックリする程いっぱい転がっています(゚o゚;;

何故昔の日本の機械が海外にこんなに…σ(^_^;)
一番程度の良さそうな走行距離3000マイルのものを注文しました。






エンジンやキャブレター、メインワイヤーハーネスが届くまで他に出来る事を探して待つ事にします( ̄∀ ̄)

ヤマハGX整備第2部 GX復活への道程

2018年05月21日 15時34分00秒 | ヤマハ GX
前回の弄り壊しでエンジンが全く掛からなくなってしまいましたψ(`∇´)ψ
少しばかり整備が出来る様になった事で調子に乗り過ぎた報いです(-.-;)y-~~~
直すどころか、むしろ壊している有様です。
少しアイドリング出来るぐらいになったところで我慢して乗っていれば良かった、と反省します。

では一体、何故エンジンは掛からなくなってしまったのでしょうか。色々と原因を考えるも、思い当たる節が多過ぎて分かりません(*_*)




プラグキャップを外してプラグの状態を確認したり、色々とバイクの細かいパーツを眺めたりしながら思い当たる節を全て挙げてみます。
①中古ガバナーに決定的な何かの不具合がある。
②コンタクトブレーカーが目に見えないところから漏電している。
③点火時期の調整の仕方が間違っている。
④クランクシャフトを逆回転した時にカムチェーンの反対側が撓み、カムチェーンとカムスプロケットの山がたまたまズレてしまった。と言うかカムチェーンガイドに負荷が掛かりカムチェーンガイドが曲がった、あるいは折れてしまった。
⑤バルブクリアランスを初めて調整して凄い音が出た時にエンジンに深刻なダメージがあった。
⑥そもそもバルブクリアランスの調整の仕方が間違っていてエンジンにダメージを与えてしまった。
⑦キャブレターを分解清掃した時に、ガソリンや空気の通るところに不具合の原因になる様な傷を付けてしまった。
⑧走行距離が少ないイグニッションコイルに交換したが、実はもっと距離を走っていて壊れる寸前のイグニッションコイルだった。
⑨コンデンサーを清掃した時に、コンデンサーの中身を壊す様な事をしてしまった。
⑩ハーネスの何処かが断線したりショートしている。

他にもエンジンの中身の何処かが劣化して、たまたまこのタイミングで壊れてしまったなど、色々ありそうです。
流石にエンジンを開けて直すのはもっと壊してしまう様な気がしてなりません( ̄▽ ̄;)

とりあえず、交換したパーツを時間を掛けて一つずつ元のパーツに付け替えたりしてみます。
ついでにパーツを、壊さない様に慎重にもう一度分解・清掃・作動確認してみます。


ガバナーは以前のガバナーに戻してみます。外せるパーツは外して清掃します。組み立ては、中古で取り寄せたガバナーを参考に組み立てます。



配線も見直します。



それでもGXが息を吹き返すことはありませんでした。゚(゚´Д`゚)゚。


まだ行ったことの無いバイク屋さんを数件回ってみましたが、こんなに古いバイクは直せないと断られてしまいましたT_T
アドバイスとしては程度の良い中古のエンジンを探して載せ換えてみてはとのことです(-.-;)y-~~~

という事で、色々とネットでエンジンを探してみる事にしました。
果たして見つかるのでしょうか( ̄▽ ̄;)

第1部完 遥かなる旅路 さらばGXのエンジンよ

2018年05月20日 17時28分00秒 | ヤマハ GX
色々整備しても、なかなかアイドリングが安定しません。
ネットで購入した中古のガバナーが届いたところで整備再開です。
が、今回は珍しく色々と予定があり、そんなに時間がありません。
整備中の写真を撮る時間は殆どありません。

それでも、キャブレターを念には念をと、もう一度分解清掃しておきます。
先日、清掃したばかりのフロートチャンバーボディーの中は、もう錆の粉が沢山入っていました。
恐らくフューエルタンクの錆取りをする前にキャブレターを清掃したので、エンジンを掛けた際にキャブレターの中に入ったのかと思われます。
でも、フューエルタンクの錆取りをしたので今後はきっと大丈夫でしょう。
今回は行きつけのガソリンスタンドでコンプレッサーをお借りして、キャブレターの通路という通路を高圧エアーで吹いておきます。
キャブレターを組み立てるついでに、目視でバタフライバルブの開き方を出来る限り左右同じに調整しておきます。

キャブレターやガバナーの取り付けは取り外しの逆の手順で取り付けるだけなので簡単です。
そして、コンタクトブレーカーも取り付けて検電テスターで点火時期の再調整をします。
ついでにバルブクリアランスも再調整しておきます。
サービスマニュアルに理由は書いてありませんが、クランクシャフトは左回転させる様に書いてあります。

私のカンですが…例えばカムチェーンのテンションが適正ではなく緩んでいるエンジンを右回転させると、カムチェーンが撓んでしまいカムスプロケットの山とカムチェーンがズレてしまう可能性があるのかと思います。
きちんとカムチェーンのテンションが適正であれば逆回転も問題無いと思います。
多分…ψ(`∇´)ψ
私の場合は勢い余って回転させ過ぎて、上死点を過ぎてしまうことが良くあります。
しかも今回は時間が無いので、サービスマニュアルの手順を無視して回転させ過ぎたときは逆回転で戻したりしてさっさと調整していきます。

各ハーネスの接続部にも全て接点復活スプレーを噴射しておきます。

全て取り付け、万全に整備が終わったつもりでエンジンを掛けてみます。

GX「キュルキュルキュルキュルキュル…」
?(´・_・`)もう一度o(・x・)/

GX「キュルキュルキュルキュルキュル…」
ん?(ー ー;)もう一度ッ!( ` ω ´ )

GX「キュルキュルキュルキュルキュル…」
アレ!?( ×`ω´)もう一度〜ッ!!o(`ω´ )o

GX「キュルキュル…キュル…キュル……キュル…………キュル……………ジジ…………ジ…………カチッ……カチッ……」

私「な…なんだ?セルモーターの動きがに…にぶいぞ…ち…ちがう。動きがにぶいのではない…ま…回らんッ!ば…ばかな。ま…まったく…セ…セルモーターが回らん!?」





ネット通販…「格安バッテリー」…死亡。





無駄かも知れませんがキック始動を試みます。

無駄ァ!( ` ^ ´ )
無駄無駄ァッ!( *`ω´)
無駄無駄無駄ァーーッo(`ω´ )o
無駄無駄無駄無駄…

…大量の汗をかきながら何度も繰り返しましたが全然掛かりません。時間が迫って来ます。


私は思った。
(バッテリー上がりしやがって…と。しかし、『格安バッテリー』はこの土壇場に来てやはり『格安バッテリー』だ…バッテリーは充電されなければごく短い時間しかセルモーターを回せない…『キックで掛ける』とか、『バッテリーを充電する』だとか… お金の節約や地球環境の保護に匹敵するその尊敬すべき考え方が時間とりよ

今回時間の無い私にそれはない…あるのはシンプルなたったひとつの思想だけだ…たったひとつ!『自動車のバッテリーとジャンプしてセルモーターを回す』!それだけよ…それだけが満足感よ!過程や…!方法なぞ…!)



私「どうでもよいのだア―――ッ」



ε=ε=ε=ε=ε=ε=o(`ω´ )o
ホームセンターでブースターケーブルを買い、自動車のバッテリーとGXのバッテリーをブースターケーブルで繋ぎます。
自動車のエンジンを掛けたら、アクセルを少し踏み込みます。



私「どうだ!自動車のバッテリーの電圧はッ!只今14.5Vだッ!回れいッ!」







GX「キュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルッ!!」

今迄に聞いた事が無いぐらいの元気の良い音を出してセルモーターが回ります。
そして…



GX「パーーーーーンッ!!」





:(;゙゚'ω゚'):


直後に発砲事件の様な、もの凄いアフターファイヤーが出て心臓が止まりそうになり幕を閉じます。



私「うぐおおおあああああ?なああにイイイイイッ!ば…ばかなッ!G…GXのエンジンが…GXのエンジンがァァァァァァァ~~~~~~~ッ」



GXのエンジンに死亡フラグが立ちました。



私「故障の原因は…たったひとつだぜ…GX…たったひとつのシンプルな答えだ…『私がGXを整備した』」





ヤマハ…「GX・エンジン」―――完全故障…死亡。





私「…この整備(弄り壊し)は…実に楽しかったなあ…いろんなことがあった…まったく…フフフフ…本当に…楽しかった…整備(弄り壊し)だったよ

(車輌購入代とか工具代とか休日とか…戻って来ねえものが…多すぎるがな…)

多すぎるな…そして大きすぎる…。私の失った物はこの地球にも匹敵するほど大きい…しかし…私が買い物をしたおかげだ…私が沢山の買い物をしたおかげで色々なお店の売上が上がったんだ…」














ガバナー!コンタクトブレーカー!バッテリー!終わったよ…






走行距離36,681km








ヤマハGX整備第1部 GXの超弩素人整備 

イグニッションコイル交換

2018年05月19日 23時04分00秒 | ヤマハ GX
アイドリング不安定の原因はきっとまだイジっていないところにあるのだろうと、今回はイグニッションコイルを調べてみます。
基本的にイグニッションコイルは消耗品ではないようですが、熱で中のコイルが酸化したりすると抵抗値が上がってしまう様です。抵抗値が上がると満足な電気が流れない様です。とりあえず、清掃を兼ねて取り外してチェックします。
一次抵抗も二次抵抗も、左右共に規定値をかなり超えていました。前もって取り寄せておいたイグニッションコイルと交換します。





とても綺麗なイグニッションコイルです(*´∇`*)
こちらは3000キロしか走っていない車両のイグニッションコイルらしく、抵抗値は規定値の範囲内でした。早速取り付けます。

プラグキャップだけは、今迄付いていたNGKの物がまだ使えるのでそちらに付け替えます。
取り寄せたイグニッションコイルに付いていたプラグキャップはストックに回します。
早速取り付けます。





付きました\(^ω^)/
火花を飛ばす為の電気を一時的に蓄電するらしい?コンデンサーというパーツが汚過ぎて熱を持ちそうな気がしたので、ついでに取り外して綺麗にしておきます。

Before


After


綺麗になりました( ˆoˆ )/
全て取り付けが終わったところで恒例の行事です。

GX「キュルキュルキュルキュルドルルルーン!ドッドッドッドッドッ」

エンジンを温めに試運転に出掛けます。
スロットルを回していればエンストしないので、信号待ち以外は何もストレス無く走れます。
エンジンが温まって来た頃に帰って来ます。

GX「バルルルルーン、バルルルルーン、バルルルルーン、ガチャン、ガチャン、ガチャン、バルルルルル……キーッ!!ぷすッ…」

しかし到着のブレーキと同時に全くアイドリングせずに、いきなりエンストします。いつもと何かが違います。ニュートラルランプもウインカーも何もかも点きません(T_T)
原因を探るべく、ヒューズを点検しますが切れていません。ますます原因が分からなくなってしまいま…









…そりゃあダメですね( ̄▽ ̄;)
バッテリーのプラス端子に接続するところがブッ千切れてます。こんな事ってあるんですね。
あんなに頑丈なパーツなのに、何が原因で切断したのか全く分かりませんでした。
まあ、良いです。実はこんな事もあろうかと、取り寄せておいたスターターリレースイッチASS'Yが役に立ちます。
早速交換、取り付けます。



それではエンジンを掛けてみましょう。

GX「キュルキュルキュルキュルドルルルン!ドッドッドッドッドッドッドッ…ドッ……ドッ………ぷすッ」

もう何〜!?。゚(゚´Д`゚)゚。
やっぱりガバナーですかね!?きっと!!
ここまで色々トラブルが起こると、今の内に全てのパーツを取り寄せておきたくなってしまいます。
むしろ、車体まるごと…(-.-;)y-~~~
とりあえずガバナーの到着を心よりお待ち申し上げますm(_ _)m

フューエルタンクとリヤフェンダーの錆取り

2018年05月18日 18時49分00秒 | ヤマハ GX
前回の整備でGXはついに最高で9秒間程アイドリング出来る様になりました。ガバナーが到着するまでの間、他にアイドリングを不安定にしている原因を探ります。

キャブレターを分解・清掃したときに、フロートチャンバーボディーの中に錆の粉の様なものが沢山入っていたのを思い出します。
もしかしたらタンクの中が錆びているのでは?と中を覗き込みます。







やはり、かなり錆びていますT_T
ガソリンを入れる時は暗かったのと、タンクの中を気にしなかったので錆には気付きませんでした。
コレはダメだろうと思い、錆取りをする事にします。
必要な物は、錆取り剤(もの凄く高価)(*_*)とタンクの穴を塞ぐ適当なゴム栓↓です。


まずはタンクを取り外します。すると、中でカラカラと音がします。覗き込むとフューエルコックのフィルターが外れています∑(゚Д゚)
コレではフューエルタンクの中の錆が全てキャブレターに入っていってしまいます。
という事で、ついでにフューエルコックも後で分解・清掃する事にします。

取り外したタンクを風呂場に持って行き、中に錆取り剤とお湯を混ぜた物を満タンに入れてゴム栓をします。


タンクは逆さまにして暫く放置します。
その間にフューエルコックを取り外して分解・清掃します。
綺麗になったところで、タンクの中で泳いでいたフィルターを耐油性のボンドで接着します。




錆が取れるのを待つ間に丁度良いタイミングで、先日ネットで購入しておいたリヤフェンダーが届きます。
GXを買った時にはリヤフェンダーに車載工具を入れる為のトレーが付いていなかった為、いつか車載工具入れのトレーが付いているものに付け替えようと思って購入しておきました。
早速、交換しようと届いたリヤフェンダーを手に取ると…





残念な事に裏側がビッシリ錆びています_| ̄|○



錆取り剤はあと少ししか残っていないので、何か代わりに良いものは無いかとネットで情報をを集めます。
すると、良い情報が目に着きました。サンポールで錆が取れる様です。コレは安く買えます。サンポールで錆を取った後にはマジックリンで中和させると錆が再発しにくいようです。早速買いに行きます。

リヤフェンダーの錆取りをします。時間は掛かりますが、面白い様に錆がどんどん取れます。
全て錆が取れたところで、少しだけ取っておいたフューエルタンクの錆取り剤でコーティングし、車体に取り付けます。






新品の様に綺麗になりました\(^ω^)/
そして、車載工具を載せます。


コレで、やっと出先でも少しは整備出来ますね
ε-(´∀`; )


そして…
放置していたフューエルタンクの中を覗いてみると、凄く綺麗になっていました(*´∇`*)
少し取っておいた錆取り剤でコーティングをして車体に取り付けます。


さあ、全てのパーツを取り付けたところでエンジンを掛けてみましょう( ̄^ ̄)ゞ
暫くエンジンを掛けていなかったのでチョークを使います。


GX「キュルキュルキュルキュルドルルル!!」
良い掛かり具合です( ˆoˆ )/


チョークを戻します。


GX「ドドドドドドドッドッドッドッドッドッ」


アイドリングが始まった。1秒経過、2秒経過、3秒経過…。GXは超弩素人整備なのになぜゆえかアイドリングした…。4秒経過。しかし、GXはアイドリングを止めない。錆取りにどんな効果があろうと…9秒だけアイドリングできるGXをどんな方法で整備しようと、GXはもらった9秒という時間だけアイドリングをブチかますだけだった。

5秒経過。

(私が思うたしかなことはGX!エンストした瞬間、私はたぶん…プッツンするだろうということだけだぜ。)

6秒経過。



7秒経過。


私「8秒経過!ウリイイイイヤアアアッーエンストするなよォォッ!」


GX「ドッドッドッドッドッドッドッ」



私「9秒経過…!やった…終わったのだ!GXはついに我が超弩素人整備のもとに完治したのだッ! キャブレターオーバーホール・左右の同調ッ!!点火時期・バルブクリアランス調整ッ!フフフフフフ…整備に便利な
センタースタンドパワーッ!
これで文系大学卒業の機械音痴の私でもこのGXを整備出来ることが証明されたッ!とるにたらぬ工具どもよ!支配してやるぞッ!!我が「サービスマニュアル」と「ネットの情報」のもとにひれ伏すがいいぞッ!」


その時、GXの車体が小刻みに震えた…。


GX「ドッ…ドッ……ドッ……ドドッ……ドッ…」


私「11秒経過だぜ。自分でアイドリング出来る時間はそこまでのようだな、GX!」


GX「!?ドッドッドッドッドッドッ…!!」


エンストしそうになったエンジンが持ちこたえます。


私「私がチョビッとスロットルを回した…9秒の時点でな…そしてエンストを回避出来た…やれやれだぜ…どんな気分だ!?ド素人整備しかされてねえのにアイドリングさせられる気分はよ?これからッ!エンストするまで!1秒もかからねーぜッ!」


GX(チョ…!チョビッとッ!ば…ばかな!…スロットルを回したただとォ………?チョビッとッ…!スロットルをッ!9秒アイドリングした限界直後の時点で………!!)


アクセルを戻します。


GX「ドッドッドッ…ぷすっ」


という訳で今回の整備でもアイドリングの安定感は変わりませんでしたT^T
原因はやはりガバナーなのでしょうか…
次回へ続きます。

キャブレターの同調調整

2018年05月17日 16時43分00秒 | ヤマハ GX
ネットで購入した中古のガバナーが届くまでに何か出来る事は無いか、とサービスマニュアルをパラパラとめくります。

「キャブレターの同調調整」

という言葉が目に着きます。
どうやら2個以上キャブレターがあるバイクは、各シリンダーに同量の混合気を送り込む為に「スロットルバルブ(バタフライバルブ)」というバルブの開度を各キャブレター全てピッタリ同じにしないとアイドリングが安定しない様です。
先日キャブレターを分解・清掃した時にはそんな事を知らずに組み付けて終わりにしていました。

という事でキャブレターの同調に挑戦してみたいと思います。
分解する為の工具以外に用意するものは、仮のガソリンタンク(点滴みたいなもの)とバキュームゲージという負圧を測るものです。
工具屋さんに行って買って来ます。
道具が揃ったところで作業を開始します。

先日取り外した、ボディーの一部が欠損しているガバナーとコンタクトブレーカーを一旦取り付けて点火時期を合わせておきます。
次に先程購入した、仮のガソリンタンクとバキュームゲージを取り付けます。
仮のガソリンタンクからのホースはキャブレターへ繋ぎます。
バキュームゲージのホースは、キャブレタージョイントのパイプの様な部分に繋ぎます。
成る程…
左側のキャブレタージョイントにもパイプの様な物があるのは同調調整の為だったんですね( ̄▽ ̄)
準備が出来たところでエンジンを掛けてみます。

バキュームゲージの左右のバランスがピッタリ同じになる様に、キャブレターの左右の繋ぎ目にある同調調整ネジを少しずつ回して合わせて行きます。
最初はかなりズレていたのですが、調整を続けていくうちにピッタリ合いました。


同調も取れたところでタンクを取り付け、フューエルホースや負圧ホースを繋ぎ、エンジンを掛けてみます。

GX「キュルキュルキュルキュルドルルルーンッ!ドッドッドッドッドッ」

GXはアイドリングを始めました。

1秒経過、2秒経過、3秒経過、4秒…私の手がスロットルから離れます。



私「なじむ、実に!なじむぞ…フハハハハハハ…フハフハフハフハ…」



…5秒経過、6秒経過、7秒経過…



私「まだまだパワーを感じる…まだまだアイドリングしてるぞ…やはりバキュームゲージは左右の同調がなじむ!ところでGX…おまえはもうエンストしないよな…フフフフククククク…

サービスマニュアルに書いてある通り…整備したことでかなり改善されたぜ。しかしな…こんなもんじゃあねぇ…まだアイドリング継続時間が足りねえぜッ!

8秒経過!ンッン~~~♪実に!スガスガしい気分だッ!歌でもひとつ歌いたいようなイイ気分だ~~~フフフフハハハハ」

GX「ドッドッドッドッドッドッドッドッ」

私「数時間程前にバキュームゲージを手に入れたが…これほどまでにッ!絶好調のハレバレとした気分はなかったなァ…フッフッフッ…バキュームゲージを私に売って下さった国道沿いの工具屋さんのおかげだ。本当に良く同調が取れるッ!最高にハイってやつだアアアアハハハハハハー」


GX「ドッドッ…ドドッ…ドッ……ドッ………」


私「9秒経過ッ!9秒もアイドリング出来たぞッ!しかしアイドリング出来るのは、今は9秒が限界といったところか…」


GX「ドッ………ドッ…ぷすッ…」



どうやら同調を取るだけではほんの少ししか改善されなかった様です。
やはりガバナーの欠損部分が原因なのでしょうか。
ガバナーの到着を待ちます。