ヤマハ旧車 空冷2気筒 4ストローク1サイクル SOHC GX & XS Heritage Special 破壊ブログ

ポイント式バッテリー点火・セル&キック併用式・リターン式6段変速・前後ディスクブレーキの旧いオートバイです。

ヤマハGX整備第6部 ちょっとしたメンテナンスと自己満足 キャブレター オーバフロー?

2021年05月23日 19時23分00秒 | ヤマハ GX
最近雨が多いです(>_<)
久しぶりに晴れたのでGXをガレージから引っ張り出して乗車前点検をしていると、キャブレターからガソリンが漏れた跡を発見しました∑(゚Д゚)
キャブレター本体とフロートチャンバーの合わせ面からっぽいです(ToT)
ガスケットを交換せずに何度も開閉していたのが原因でしょう( ̄▽ ̄;)
フロートチャンバーをウエスで拭くと赤茶色の汚れが付きました。



新品の純正フロートチャンバーガスケットのストックがあったので交換する事にしました。
先ずはキャブレターを車体の右横から抜き取ります。



連結部にガソリンの染みがあります(*_*)



フロートチャンバーは赤茶色のガソリンがべっとりです(・_・;



古いガスケットを剥がすと…そこにも赤茶色のガソリンが付着していました。





パーツクリーナーで綺麗にして新品のガスケットを取り付けます。







後はキャブレターを組み立てたら車体に取り付けて完了です。
北千住に用事があったので、ついでに試運転をしに行って来ます。
一旦帰宅した後に麻賀多神社に行きました。





樹齢1,400年近い杉です:(;゙゚'ω゚'):
パワーを沢山頂きました(^o^)/
帰宅してキャブレターを確認します。



無事、ガソリン漏れは止まりました(^^)

後輩のビーノちゃん

2021年05月05日 11時54分00秒 | その他のバイク
ついに連休も最終日を迎えてしまいました(-_-;)
のんびり過ごそうかと思っていると後輩から連絡が入りました。

後輩「先輩!ビーノちゃんのスタートボタンの反応が無くなっちゃったんです…」

私「ええ!?それは大変∑(゚Д゚)!!困ったねぇ…。キックでエンジン掛かる?」

こんな感じで聴き取り調査をしているうちに少しずつ的が絞れて来ました。

症状としては…
・セルボタンを押してもうんともすんとも言わない(カチカチと音もしない)
・ニュートラルランプ、ウインカー、ブレーキランプは点く。
・ヘッドライトはキックでエンジンを掛ければ点く。

上記の症状の他には雨の日に乗った後、数日間放置後に乗ろうと思った時にセルボタンの反応が一切無くなっていたとの事でした(・・;)

雨でショートしたのでしょうか?
ヒューズ切れでしょうか?
ネットで調べてみると、ビーノのヒューズは1個だけっぽいです。
サービスマニュアルやパーツリストが無いので確実ではありませんが、仮にヒューズが1個だとすれば症状から考えてヒューズ切れではなさそうに思えます。

ネットを調べていると、それ以上に気になる事がありました∑(゚Д゚)
「キックでエンジンが入る」「キックでエンジンがつく」等の専門用語?が出て来ました。

「キックでエンジンが入る」って…何処に ?(•́ω•̀)?
フレームにエンジンを足で蹴り入れてエンジンを搭載するのでしょうか?(•́ω•̀)?

「キックでエンジンがつく」って…何処に ?(•́ω•̀)?
→そもそもフレームにエンジンが取り付かなければ「原付」では無くなります。
エンジンは足で「キック」して無理矢理フレームに取り付けるのではなく、フレームをうまく潜り抜けながら手で丁寧に正確に取り付けるのでは?(•́ω•̀)?

最近のエンジンの搭載方法でしょうか?
私の勉強不足が露呈されます(//∇//)
誰方かこの専門用語?をご存知の方はいらっしゃいますでしょうか(・・;)

話が逸れてしまいましたが、取り敢えず原因を考えてみると

・セルボタンの接触不良
・スターターリレー・セルモーター・ブレーキランプスイッチの接触不良or故障等
・ハーネスの接触不良or断線

色々な考えが頭を巡ります。
取り敢えず今日は原因だけ突き止められれば良いかなぁ?ぐらいの気持ちで、CRCと簡単な工具を持って向かいます。
久々に会う後輩は仕事も順調で楽しい様です(*´∇`*)
早速原因追求に入ります。

先ずは一番簡単なセルボタンの接触不良から疑います。
ハンドルスイッチボックスを分解しようとすると、ボルトが固着していてビクともしません∑(゚Д゚)
ショックドライバーとハンマーを持って来ていないので諦めます(ToT)
それでは、とセルボタンとスイッチボックスの隙間からCRCを吹き込んでセルボタンをグリグリ押し付けたり回したりします。
こんなんで直ったらラッキ〜(*´Д`*)って思いながら取り敢えずブレーキを握ってセルボタンを押すと…

ビーノちゃん「キュルキュルブルーンっ!」

後輩「きゃーっ!?(((o(*゚▽゚*)o)))♡」

直すこと1分…
アッサリ始動しました(`_´)ゞ
後輩からお礼に私の大好きなお菓子とプリンを頂いちゃいました╰(*´︶`*)╯♡
めでたしめでたし(о´∀`о)





第5部完 ステムベアリングのボールレース交換

2021年05月03日 12時52分00秒 | ヤマハ GX
何か最近ハンドルが取られる様な感じがします(*_*)
気の所為でしょうか?(•́ω•̀)?
タイヤの空気圧は乗る前に毎回メンテナンスしているので原因から除外されます。
となると…ステアリング関係でしょうか?
でも、ステアリングのメンテナンスはやった事がないので自信がありませんσ(^_^;)
バイク屋さんにお願いしようと問い合わせてみると…

「スズキのGSXですか?工賃は22,000円です。パーツは取り寄せなら別途パーツ代が掛かります。パーツ持ち込みなら工賃は44,000円になります。」

「えぇ!?…:(;゙゚'ω゚'):」

程度の悪い中古の原付が買えそうなぐらいの工賃です
と言うより何度も
「空冷2気筒のSOHCのヤマハのGX」
と伝えても、店員さんから聞き返される言葉は「スズキのGSX」の一点張りでした…( ̄▽ ̄;)
もう面倒なので良いです(ー ー;)

ただ、自分でやるにしてもボールレースを圧入する工具がありません。
工具屋さんに問い合わせてみると…

「ベアリングレースハンマーセットがありますよー!税込で5,390円です!」

うーん…まぁ、これなら何とかなりそうな現実的な予算です(・・;)
今は自粛期間のGWなので時間もたっぷりあります。
交換パーツのストックもあります(・ω・)



と言う事で今回も自分でメンテナンスをする事にしました(^o^)/
早速工具屋さんに買いに行きます。



カラフルで可愛い工具です(*´∇`*)
また勢いで工具が増えてしまいました…( ̄▽ ̄;)
工具が揃ったところで色々バラして行きます。
ホイールを外してハンドルをガレージの天井からぶら下げます。



フロントフォークを引き抜いてトップブリッジを取り外します。



ボールを紛失しない様に、そーっと…そーっと…ボールレースカバーを取り外してベアリングを見てみると…



!?:(;゙゚'ω゚'):!!
…やけに隙間が多い気がします。

「いち、にー、さん、しー、…」

上側のボールが18個しかありません(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
パーツリストには上下共に19個ずつ、合計で38個になっています(・・;)
ボールレースカバーにもくっついていません(T_T)
以前のオーナー様が無くされたのでしょうか… (*_*)
ハンドルが取られる原因はこれでしょうσ(^_^;)
取り敢えずボールを外してボールレースの状態を見てみます。



打痕だらけです:(;゙゚'ω゚'):
ハンドルが取られる原因はコレも要因でしょうか(・・;)
やっぱりボールレース交換が必要でした。
先ずはアンダーブラケットから取り掛かります。




アンダーブラケットのボールレースもかなり打痕がありました∑(゚Д゚)
ボールレースが打ち抜けたら新品のダストシールを嵌め込みます。



その上から新品のヤマハ純正のボールレースを嵌め込みます。



ここからは斜めに入らない様に、正確な圧入が必要になりますd( ̄  ̄)
先程買って来た工具をセットします。





ハンマーでコンコンすると簡単に真っ直ぐに打ち込めました\(^^)/


アンダーブラケットの次にフレーム側のボールレースも交換します。
先ずは簡単な下側から打ち抜きます。





次に上側を打ち抜きます。





タガネとハンマーでコンコンやるだけで簡単に取れました\(^o^)/
次に新品のヤマハ純正パーツを打ち込みます。











上下共にボールレースを圧入したらボールをパーツクリーナーで綺麗にします。



ボールは綺麗なので交換はせずに、ヤマハ純正の新品のボールを1個だけ追加します。



ボールレースにグリスを塗ってボールを一つずつ埋め込みます。



磁石のドライバーが役に立ちます(`_´)ゞ




綺麗にボールが並んだら上側のボールレースを被せます。



アンダーブラケットも同様にボールをセットします。







アンダーブラケットを組み付けたら、ステアリングナットレンチで締め付け具合を調整します。
サービスマニュアルには「軽く締め付け、約1/8回転戻します。」
とありますが…
「軽く」って∑(゚Д゚)
何て適当なんでしょう…(-_-;)



取り敢えずサービスマニュアル通りに締め付けたら全部元に戻して完成です。
試しに走ってみます。

…引っ掛かりみたいなのは無くなりましたが、ハンドリングが少し重い気がします(・・;)
ハンドルクラウンのワッシャーベースヘッドボルトを緩めてステアリングナットレンチで調整して走ってみます。



直りました\(^o^)/
とても素直なハンドリングです。
新車の様な感覚です。
より一層乗り心地が良くなりました(^^)
もう暫くの間は手を入れなくて大丈夫だと良いのですが…σ(^_^;)
超弩素人メンテナンスはまだまだ続きそうですd( ̄  ̄)

ヤマハGX整備第5部 更により一層良い乗り心地を目指して