5月25日は、「広辞苑の日」 でした。
『広辞苑』は“辞典”となっているのですが、
“辞典”と“辞書”は、どう違うのでしょうか?
キーになる言葉を、
『広辞苑』(第四版)で引いてみました。
■ 辞 典
────────────────────────────
辞書- に同じ。
「字典」「事典」と区別して「ことばてん」ともいう。
◆ 字 典
辞書- に同じ。字引。
「辞典」「事典」と区別して「もじてん」ともいう。
◆ 事 典
ことがらを表す言葉を集めて、
その一々に解説を施した書物。事彙。
「字典」「辞典」と区別して「ことてん」ともいう。
■ 辞 書
────────────────────────────
(1) ことばや漢字を集め、一定の順序に並べ、
その読み方・意味・語源・用例・などを解説した書。
辞典。辞彙(じい)。
→ 事典・字書。
(2) ワード・プロセッサー・自動翻訳システムにおいて、
漢字・熟語・文法などを登録してあるファイル。
(3) 辞表に同じ。じそ。
(4) 新帝が先帝に太上(だいじょう)天皇の尊号を贈るに際し、
先帝がこれを辞退する意を述べる書状。御辞書。御報諸。
(5) ことばを書きつらねたもの。文章。
■ 辞
────────────────────────────
(1) ことば。文章。
(2) 漢文の一体。騒・賦に似て音韻し、朗唱に適する。
(3) やめること。しりぞくこと。
(4) 雑任(ぞうにん)の初位以下または庶人が
諸司に申達すること。また、その文章の書式。
(5) 文法で、言語主体の客体に対する種々な態度を表現し、
詞と結合して初めて具体的な思想を表現する働きを持つ語。
形式語・虚辞・付属語などと称せられる。
助詞および助動詞
(一説に助詞・助動詞の大部分と陳述副詞・接続詞・感動詞)
をいう。
■ 典
────────────────────────────
(1) ふみ。書物。特に人の道を記した書。
(2) のり。おきて。
(3) 礼。儀式。作法。
(4) よりどころ。しきたり。
(5) つかさどること。
(6) 質に入れること。
■ 書
────────────────────────────
(1) かくこと。しるすこと。
(2) かかれた文字。筆跡。
(3) かきつけ。手紙。
(4) 文献。ほん。
(5) 書経(しょきょう)の略称。
“辞典”と“辞書”は同じなのですね。
ただ、“典”と“書”という文字が意味するところは、
ニュアンスが少し違うように感じられます。
『広辞苑』の現在の“地位”を考えると、
“辞典”という表現がピッタリでしょう。
“辞典”には、(絶対的)基準のような雰囲気があり、
“辞書”には、柔軟性と幅の広さがあるように、私は感じました。
『広辞苑』は“辞典”となっているのですが、
“辞典”と“辞書”は、どう違うのでしょうか?
キーになる言葉を、
『広辞苑』(第四版)で引いてみました。
■ 辞 典
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辞書- に同じ。
「字典」「事典」と区別して「ことばてん」ともいう。
◆ 字 典
辞書- に同じ。字引。
「辞典」「事典」と区別して「もじてん」ともいう。
◆ 事 典
ことがらを表す言葉を集めて、
その一々に解説を施した書物。事彙。
「字典」「辞典」と区別して「ことてん」ともいう。
■ 辞 書
────────────────────────────
(1) ことばや漢字を集め、一定の順序に並べ、
その読み方・意味・語源・用例・などを解説した書。
辞典。辞彙(じい)。
→ 事典・字書。
(2) ワード・プロセッサー・自動翻訳システムにおいて、
漢字・熟語・文法などを登録してあるファイル。
(3) 辞表に同じ。じそ。
(4) 新帝が先帝に太上(だいじょう)天皇の尊号を贈るに際し、
先帝がこれを辞退する意を述べる書状。御辞書。御報諸。
(5) ことばを書きつらねたもの。文章。
■ 辞
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(1) ことば。文章。
(2) 漢文の一体。騒・賦に似て音韻し、朗唱に適する。
(3) やめること。しりぞくこと。
(4) 雑任(ぞうにん)の初位以下または庶人が
諸司に申達すること。また、その文章の書式。
(5) 文法で、言語主体の客体に対する種々な態度を表現し、
詞と結合して初めて具体的な思想を表現する働きを持つ語。
形式語・虚辞・付属語などと称せられる。
助詞および助動詞
(一説に助詞・助動詞の大部分と陳述副詞・接続詞・感動詞)
をいう。
■ 典
────────────────────────────
(1) ふみ。書物。特に人の道を記した書。
(2) のり。おきて。
(3) 礼。儀式。作法。
(4) よりどころ。しきたり。
(5) つかさどること。
(6) 質に入れること。
■ 書
────────────────────────────
(1) かくこと。しるすこと。
(2) かかれた文字。筆跡。
(3) かきつけ。手紙。
(4) 文献。ほん。
(5) 書経(しょきょう)の略称。
“辞典”と“辞書”は同じなのですね。
ただ、“典”と“書”という文字が意味するところは、
ニュアンスが少し違うように感じられます。
『広辞苑』の現在の“地位”を考えると、
“辞典”という表現がピッタリでしょう。
“辞典”には、(絶対的)基準のような雰囲気があり、
“辞書”には、柔軟性と幅の広さがあるように、私は感じました。
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