アンダンテ ~私の歩幅で~

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ムジクス と カントル

2006年10月14日 | 音楽
コミック「のだめカンタービレ」第16巻。
主人公「のだめ(野田恵)」と
準主人公の「千秋真一」。

のだめと千秋の会話の中で、
千秋の言葉として出てくるお話し。

ボエティウスやグイード・ダレッツォが
言っていたことだと思うけど

1500年くらいまえは
神の作った世界の調和を知るための学問が
  天文学
  幾何学
  数論
  音楽
だったんだ。
(その4つの学問が「クワドリヴィウム」と呼ばれた)

本来音楽(ムジカ)とは
調和の根本原理そのものを指していて
理論的に調和の真理を研究することが「音楽」だった

中世ではその音楽理論を熟知して
「理性の力によって 作品全体に対し
 入念に音楽を判断できる人」を
「音楽家(ムジクス)」といって

ただ音を歌ったり演奏したりする人を
「歌い手(カントル)」といった


そして、「カントル」は「カンタービレの語源」
であるとも述べられています。

ムジクスは、まず研究家であり、
カントルは、まずパフォーマーということでしょうか。

現代の音楽家は、ムジクスとカントルの融合になるのでしょうか。
むしろ、カントルの方が主体になっているくらいだと思います。

「音楽」って何?
goo辞書で「音楽」を検索してみたところ、
 音による芸術。
 時間の進行の中で、一定の法則に基づいた音を組み合わせて、
 人の聴覚に訴える美を表現する。

とありました。

日本語で、「音楽」を「音学」とは書かないのですよね。


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2 コメント

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はい、その理由は (narkejp)
2006-10-15 23:00:37
「音が苦」になってしまうからです、というのが伝統的駄洒落保存会の典型的回答ですね(^_^)/

麻由子から (→narkejpさんへ)
2006-10-16 09:30:22
narkejpさん へ



あはは♪

やはり音楽は、本来の「音が楽(しい)」がいいですね。(^_-)☆

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