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時々眺める富士山

日本の気温水準の推移を見ながら、富士山と庭の植物に見る季節の移ろいなど気候と自然の姿について綴ります。

キリマンジャロの氷河 「不都合な真実」から

2007-01-25 20:51:49 | 環境保護
 富士山の世界遺産登録までには、これからまだ大変な道のりがありそうだ。富士山のような独立峰も珍しくなく、すでにキリマンジャロが世界遺産となっていることも、富士山の自然遺産登録の障害となったそうだ。このキリマンジャロの氷河が縮小しているという。富士山のゴミ問題は、登山者等の自覚によって改善はできても、キリマンジャロの氷河は保存しようとしても、どうやら難しそうだ。アル・ゴア元米国副大統領の「不都合な真実」にもキリマンジャロの氷河の縮小が紹介されている。
 キリマンジャロは赤道直下にあるにもかかわらず、その山頂は氷河に覆われている。この氷河は約11,000年前に形成されたというが、最近急速にしぼんできており、この10年、場合によっては2,3年で消滅してしまうらしい。米国NASAのサイトにランドサットから撮影した1993年2月17日のキリマンジャロの氷河と2000年2月21日に撮影した氷河の比較写真がある。上空からの写真で、氷河の減少の様子が分かりやすい。
 この氷河の減少の理由は確定できないらしいが、地球の温暖化がその理由ではありえるだろう。

 この写真は、「不都合な真実」で紹介されているものを引用させて頂いた。1970年のキリマンジャロである。富士山同様の独立峰の雄大な姿が望まれる。

 これは2000年のキリマンジャロで、30年間での氷河の減少が分かる。赤道直下にあるので、季節変動の影響は少なく、継続的に減少していることの証明になるのだろう。

 これは最近(2005年か2006年か?)にゴア元副大統領の友人が撮影した写真だそうだ。氷河がほとんどなくなっている。「不都合な真実」では、地球温暖化は学説(Theory)であって真実(Fact)ではないという批判があることも紹介し、それに答えている。「不都合な真実」はアカデミー賞のドキュメンタリー部門賞にノミネートされた。


アル・ゴアの「不都合な真実」

2007-01-21 01:07:36 | 環境保護
 アメリカ合衆国元副大統領アル・ゴアの「不都合な真実」 (副題)「地球からの警告」 のDVDを観た。
 一人でも多くの人に地球温暖化問題の真実を理解してもらいたいという趣旨のドキュメンタリーフィルムであるので、内容紹介が許されると思うので、時々紹介していこうと思う。

 DVDはアマゾンで購入できる。また、公式サイトはCrimateCrisi.netであり、英語が得意な人はそちらを参照していただくとして、以下、簡単に紹介する。

 まず、パッケージだが、再生紙で作られた二つ折りの簡素なもので、経費、資源、場所の節約効果抜群のものである。

 パッケージを開くと、右側に
「これを観て、       Watch it!
 これをみんなで共有して、  share it!
 このために寄付して」 donate it!
が目に付く。大量購入して、皆に配布して、という趣旨だろう。

 パッケージ左側には、地球温暖化を防止するための10の行動基準が記載されている。
 モーゼの10戒を模したものだろう。(単位をメートル法に変化してあるので、少し不自然な文章になっていることをお断りする。)

   照明を変更しよう
 照明を電灯から蛍光灯に変更することで年間68キログラムの二酸化炭素の排出を削減できる。

   車の運転を控えよう
 車の運転の代わりに、徒歩、自転車を利用しよう、車を駐車場に止めて先は地下鉄を利用しよう。自動車の運転を1キロメートル削減するごとに、0.28キログラムの二酸化炭素の排出を削減できる。

   もっとリサイクルしよう
 ゴミとして捨てられる日用品の半分をリサイクルすることで、年間1,090キログラムの二酸化炭素の排出を削減できる。

   タイヤの空気圧をチェックしよう
 タイヤの空気圧を適正にすることで、燃費を3%以上向上できる。ガソリンを1リットル節約するごとに、2.4キログラムの二酸化炭素の排出を削減できる。

   温水の利用を控えよう
 水を温めるのには多くのエネルギーを消費する。水量を絞れるシャワーを使用すると年間159キログラムの二酸化炭素の排出を削減できる。洗濯水の温度を下げることによって、年間227キログラムの二酸化炭素の排出を削減できる。

   過剰包装商品の購入を控えよう
 排出ゴミを10%削減すれば、年間545キログラム二酸化炭素の排出を削減できる。

   エアコンの温度設定を緩めよう
 エアコンの設定温度を冬季は1度下げ、夏季は1度上げることによって、年間908キログラムの二酸化炭素の排出を削減できる。

   植林をしよう
 1本の木を植えるだけで、その木は生涯に1トンの二酸化炭素を吸収してくれる。

   電子機器の電源をこまめに切ろう
 テレビ、DVDプレーヤー、ステレオ、パソコンの電源をこまめに切ることによって、年間2、3千キログラムの二酸化炭素の排出を削減できる。

   問題解決の一翼を担おう
 CrimateCrisi.netで地球温暖化についてもっと勉強し、その防止のためにアクティブに活動しよう。

 DVDの内容については、またの機会に。

大寒の午後の梅と桜のつぼみ

2007-01-20 15:30:57 | 
 朝方の小雪は小雨に変わり、午後3時の現在もわずかにぱらついています。
気温はあまりあがらず、室内も朝からずっと7度をキープしています。
レンズをあまり濡らさない程度の小ぶりなので、今週は開いているだろうと思った白梅の蕾を撮影しました。

来週はほころんでいるはずです。
避寒桜はまだ一ヶ月半はたっぷりかかると思いますが、毎週確実に大きさを増しています。

今日は一日中富士山は見えそうにありません。


大寒

2007-01-20 11:00:16 | 
 この週末は大寒。天気予報では、南関東は晴れのち雨といったものが大半で、今もTVで晴れ間があるというようなことだが、当地は朝からどんより曇り、9時頃からは小雪が舞っており、その後も霙(みぞれ)交じりの雨模様です。当然富士山は見えません。週の半ばにも雨が降り、植物には潤いが与えられており、水遣りの心配はありません。
 10時半過ぎからはボタン雪が一段と強くなりました。先週開花を予想した白梅は、つぼみが少し大きくなっただけでした。この雪では、レンズを濡らすため、上向きアングルの撮影は控えなければならないため、下の方で開花を準備しているつぼみの中から、

沈丁花

を撮影しました。ともに、2ヵ月後の開花に備えています。
11時前から、雨は弱まり、空も少し明るくなってきました。