2022年12月11日現在の年平均気温推計
2022年6月15日の極小値14.819 ℃を0.285 ℃上回る 2021年1月12日の極大値15.153 ℃を0.049 ℃下回る (予測値 平年比 +0.60 ~ +0.78 ℃ 歴代順位 (1~4位) =========================== |
2022年12月11日の15地点の日平均気温の平年偏差の平均は+1.33 ℃、15地点中12地点で日平均気温が平年比プラス、網走と根室は平年値、石巻は平年比ー0.4 ℃だった。名瀬の日平均気温は平年比+2.7 ℃、飯田と宮崎は同+2.6 ℃、彦根は同+2.5 ℃とプラス偏差幅が少し大きかった。
これから年末まで15地点の本年の気温の総括を行う。今日は網走。
網走の年平均気温が最も高かったのは1990年の7.9 ℃である。続いて、2004 年、2010年、2021年の7.7 ℃である。1990年の日平均気温の平均値は7.95 ℃で、本年の年平均気温の現在の推定値は7.93 ℃とわずかに下回っている。ただ、有効数字を落とすと本年の年平均気温が歴代1位となる。
網走の本年の気温推移を見ると6月上旬から中旬と7月中旬から下旬にかけて低い時期があり、11月中旬と12月上旬の気温も低めだった。一方、3月から5月の気温は極めて高く、8月から12月の気温も平年を上回る日が多く、平年比の黒線はなだらかに上昇した。昨年は7月中旬から8月上旬の気温が極めて高かったため、昨年比の緑線はこの時期急行っかしている。また、12月上旬の気温も昨年より低かった。この時期の低温がなければ、本年の網走の気温は断トツの歴代1位となってしまうところだった。昨年は12月下旬の気温が低くなったが、本年この低温が来なければ、1990年の記録を上回ることになる。
北海道の5月の気温が高い状態が続くと、年平均気温が高くなる現在の傾向は今後も継続するのだろう。本年の今後の気温、そして来年の気温はどう推移するか?
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