goo blog サービス終了のお知らせ 

整列機とは?

部品供給方法、部品供給装置のいろいろ

2001年(?)宇宙の旅

2017-10-20 12:57:41 | 効率アップ
コーヒータイム(与太話)

映画ブレードランナーの続編が日本でも公開される
ようですね。1作目の公開は1982年だそうですが、
見に行きましたよ。懐かしいですね。

私と同世代の人達にはファンが多かったですね。
何年か後にテレビでも放映され、
レンタルビデオ店にも置いてありました。

余談ですが、ビデオデッキが普及し出したのも、
ちょうど同じ頃で、当時のレンタルビデオ店には、
VHSテープとβテープの両方が置いてありました。
まだどちらがスタンダードになるか、決まって
いなかった時代です。

ブレードランナー1作目の時代設定は
2019年だったそうで、ちょっと驚きました。
もう少し後だと思っていたからです。

地球の環境破壊が進み、大半の人類は宇宙に移住済み。
地球に残った一部の人類は、人口過密状態の大都市での
生活を送っていた、という設定です。

レプリカントと呼ばれる、特殊な試験をやらないと、
人間と見分けが付かない程に精巧にできている
人造人間が登場します。もうすぐ2019年ですが、
できてないですね。

一方で、地球はまだしばらくは大丈夫かな?
異常気象が頻発するようになって来てはいますが、
ほとんどは普段通りの生活が送れています。

生活できなくなった、と言われても、まだ移住に
必要な技術が実用化されていません。

昔作られたSF映画の時代に、追い付き、追い越して
しまっていますが、実現できていないものが
多いですね。

2001年宇宙の旅も、ハルと呼ばれる人工知能が
登場しますが、実際の2001年だと、まだまだでした。

映画が公開されたのは1968年。人類がロケットで
宇宙に飛び出し始めた頃でした。

21世紀の初頭くらいには、人間と同等の知能を持つ
AIくらいできてるだろう、と想像していたんですね。

将来どれだけ技術が進んでいるか分かりませんから、
やむなしといったところでしょうか?

また、映画が作られた当時は、将来どういった物が
普及しているかも分かりませんから、
今見るとビックリするものも有ります。

1作目のトータルリコールでは、モニタが液晶ではなく
CRTでした。当時は薄型パネルが出て来るという事を
想像できなかったのでしょう。

また、SF小説に、百億の昼と千億の夜、というのが
ありました。市民にバーチャルリアリティの
夢を見させるプログラムの読み込みに、
パンチカードを使っていました。FORTRANか?

確かに、当時はフロッピーディスクすら普及して
いなかった時代ですが、パンチカードは、
そのフロッピーディスクの約1/2000の容量しか
持っていません。それにバーチャルリアリティの
膨大なデータを保存って、無理があり過ぎます。

当時、一般の人が目にできる物は、それくらいしか
なかったので、しょうがないですよね。
作者を責めないで下さい。

しかし、AIの学習能力が高まって、自分で学び、
自分で設計してくれるようになったら、
これから先は飛躍的に伸びるかも知れません。

ブレードランナーの続編は2049年という
時代設定になっているそうです。
映画を見ていないので、具体的にどういった
シチュエーションになっているか分かりませんが、
今度は実際に2049年になった時、現実社会が
近いものになっているかも知れません。

ウエステックはアイデア勝負

2017-10-19 10:24:40 | 効率アップ
以前のブログでも少し触れましたが、
ウエステックはアイデア勝負の会社です。

整列のノウハウも、基本的には実験で
追求して行きますが、それも元はと言えば、
或るアイデアからの発展形です。

従来のやり方では並ばない、もしくは整列時間が
長過ぎるなどの問題が発生した時には、
発展形からは一旦切り離して考え、
新しいアイディアをひねり出します。

発展形も、新しく考え出したアイディアも、
いろいろな人間の考えが結集されています。

これは整列治具だけに限りません。
吸着治具や移し替え治具、組立治具なども、
至るところに細かいノウハウやアイディアが
詰まっています。

ウエステックは柔軟な頭を持った人間が
揃っていると自負しています。
お互いのアイディアを聞いて、
驚く事もしばしばです。

そして、ここが一番頭の痛いところなのですが、
一度見られたら、そのアイディアは簡単に
盗まれてしまう、社外に流出してしまう、
という難点が有ります。

整列治具は、単に形だけ真似ても、うまく並びません。
その寸法が肝心なので、僅か0.1mm穴寸法が違うだけで、
整列率に天と地ほどの差が出る事が珍しくありません。
ですので、整列治具の方は、まだ安心できます。

一方の組立治具は、そのノウハウは、
見れば分かってしまう物が多いため、
簡単に真似されてしまいます。
寸法自体にノウハウが有るわけではなく、
その機構や動作、穴の形状、作業手順などに
ノウハウが有るからです。

立会に来て戴いたお客様に、組立治具を見せると、
「こうすれば良かったのか~!」とか、
「こんな方法が有ったのか~!」という、
お客様の心の声が聞こえそうになる場面も
多々あります(もちろん声に出して感心される
お客様もいます)。

実際に、こんな事が有りました。

毎日パートさんを使って、何百回も同じ
単純作業をしなければならないという件で、
弊社が省力化の治具を作り、お見せしたところ、
1セットだけご購入、という結果になりました。

当然1セットでは、能力的に間に合うはずがありません。
あとの数セット、数十セットは、自分達もしくは
自分達の外注に作らせているんだろうなあ、
と容易に想像できます。

また、別のお客様で、ネジの吸着移し替え治具を
内製で試作したが、どうしてもうまく行かない、
という件で、ウエステックがノウハウを駆使して
作り直した治具が、アッサリうまく行ってしまうと、
そのサイズのネジ用治具の注文だけに終わって
しまった、という事も有りました。

その時のネジはM5だったと記憶していますが、
お客様の所には、M3やM4、M6を使った、
サイズ別の製品群が有りますので、
他のネジサイズ用の吸着治具は、
自分達で作ったんだろうなあ、というのが、
やはり見え見えです。

そういうアイディアは特許や実用新案を取って、
真似されないように保護すれば良いのでは?
と思われるでしょうが、特許性が有るか、
と言われると、微妙な処です。

例えば、上述のネジ吸着治具は、
お客様の試作治具では成功率25%程度だったものを、
弊社がノウハウを加えて100%にしたものです。

ネジだけを吸い付けて、並んでいるトレーなどは
吸い付けないようにする様々な工夫、
エアが絞られないようにするための構造の変更、
更には吸着に適した穴寸法などを適用して、
成功率を上げたものです。

各々の手法自体は、特に珍しいものではありません。

ただ、弊社は、整列治具だけに限らず、
そういった吸着治具や組立治具も、
数え切れないくらい作っています。

吸着源がブロワーポンプだったり、
真空ポンプだったり、イジェクター
(コンバム)だったりと様々だった時でも、
それぞれの吸着の特性(クセ)を経験から
理解していますので、それを治具の設計に
反映させています。

こういうノウハウは、成功率を上げるのに
非常に有効ですが、かと言って、それ自体に
特許性が有るか、となると、やはり疑問です。

中には、特許性が有る、と思われるものも
有りますので、それらに関しては、
特許を申請しています。

しかし、大部分はアイディアの垂れ流し
状態です。

とは言え、ウエステックの場合は、
納入した整列機や、整列治具、組立治具
そのものが、優秀な営業マンでもあります。

或るお客様の工場に納めた整列機と治具を見た、
別の工場の人が、自分達の工場でも導入したい、
といったお話をよく戴きます。

お客様の工場の作業効率が少しでも上がるように、
丁寧に作り込んだ治具が、お客様のためだけでなく、
副次的とは言え、ウエステックのためにもなる
効果を生み出す事があるのです。

そういった意味では、アイディアの垂れ流しも、
必ずしも悪い事ばかりではないと思う事に
しています。

但し、弊社のアイディアを無断で特許申請するような
事に対しては、断固として抗議します。今はネットで
申請内容がチェックできるようになっています。

どこまでが利己的な遺伝子?

2017-10-18 09:15:35 | 効率アップ
コーヒータイム(与太話)

かなり前になりますが、「利己的な遺伝子」という理論と、
それに便乗した本が何冊も出版され、話題になりました。

人間を含めて、あらゆる生命体は、遺伝子を子々孫々まで
残すための乗り物に過ぎず、生命体の行動は、
遺伝子の存続を目的としている、というのが
その理論です。

ダーウィンの進化論で説明できなかった部分を
説明できる、として、世界中で話題になりました。

その理論を発表したのはドーキンスというイギリスの
動物行動学者で、40年ほど前です。

その後、医学が発達し、人間による遺伝子操作が
可能になって来た時点で、再度話題になりました。
それが20年ほど前です。

遺伝子をネタにしたSF映画や小説、漫画なども
多数出て来ました。

小説ではありませんが、「そんなバカな!
遺伝子と神について」という本を竹内久美子氏
(動物行動学研究家?)という人が書いています。

ベストセラーにもなったので、覚えている人も
いるかも知れません。

もともと、利己的な遺伝子というのは、自己保存と
繁栄のために生命体は行動するものだが、
それは遺伝子に起因するものだ、という理論です。

例えばカマキリは交尾の後、オスはメスに食べられて
しまいます。オスにしてみれば、利己的とは正反対の
行動のように見えますが、子孫繁栄のための栄養分に
なるのであれば、自分の遺伝子が残るための行動と
とらえる事ができ、遺伝子にとっては利己的と
解釈されます。

また、働き蜂もそうです。自身は生殖能力を無くし、
女王蜂が生き長らえ、たくさんの子孫を残せるように、
食料を運び、敵が来たら身を盾にして守ります。

遺伝子的には、働き蜂と女王蜂は姉妹と言えるので、
一見利己的とは思えない働き蜂の立ち位置も、
遺伝子存続という視点から見れば、
充分に利己的と言える、という解釈です。

ここからはちょっと理論が一人歩きして、
遺伝子存続のためにのみ、全ての生命体は
生かされている、といった解釈まで
出て来ました。

幾つか挙げられた事例が面白いものだから、
また、今まで説明できなっかたものが
説明できたり、読んで腑に落ちるものが
多かったりした事から、広く世の中に
受け入れられました。

しかし、これは文字通り拡大解釈です。

遺伝子自身には意志が有りません。
DNAはただの塩基の鎖です。

「そんなバカな!・・・」は、その拡大解釈を
更に助長させ、人間の普段の生活に至るまで、
遺伝子の意志がなせるワザ、みたいな文面が
見受けられます。

人間が子供が欲しくなるのは、利己的な遺伝子が、
乗っている乗り物を早めに更新して活きの良い物に
しておきたいから、・・・は、まだ良いです。

親が子を叱るのは、子供に嫌われて自立を早く促し、
節約できた分を下の子供に使うため、・・・んん?

姑が嫁をいびるのは、息子の遺伝子を持った
子供を連れて嫁が出て行って欲しいから、
(そんな子供が増えれば、自分の遺伝子も増える)、
・・・失笑。

ここまで来ると、こじつけも良いところです。

当時の営業担当者が、雑談のネタになるからといって、
この本を読んでいました。

飲み会の時に、ウンチクよろしくそれを語り出しました。
そしたら別の同僚が、元の理論のドーキンスの著書を
読んでいて、結構盛り上がっていました。

話を聞いていた私が、「それって、昨日の日経平均株価が
下がった理由を解説しているエコノミストのコメントと
同じで、後付けの理論であって、それが腑に落ちるから
と言って、必ずしもその通りとは言えませんよね」
と水を差してしまいました。

こじつけであろうが、なかろうが、後から理論付けを
したものが、仮にいくら納得できるものであっても、
本当にそうか?という疑問は常に持っておくべきだと
思います。

そうでないと、自分でも気が付かない内に、
思考の柔軟性が失われて行ってしまいます。

人間は一旦結論らしきものが出ると、
その延長線上でしか物事を考えられなく
なるからです。

特に、利己的な遺伝子の事例は、検証ができない
ものがほとんどで、仮説の域を出ていません。

それを、あたかも科学的裏付けがあるかの如く、
日常生活にまで理論付けを広げても、
所詮それはエッセイに過ぎません。

ウケ狙いのレベルにとどめておけば、
面白くて良いかと思うのですが。

他社製の整列機にウエステック製の整列治具をセットしたい

2017-10-17 09:28:19 | 効率アップ
以前のブログにも書きましたが、ウエステックの整列治具は、
並べる部品に合わせて整列実験を繰り返し、
最適と思われる穴形状で製作しています。

当然ですが、整列実験はウエステック製の整列機で行い、
本番用の整列治具も、ウエステック製の整列機で検証・
データ取りしています。

しかし、たまにですが、他社製の整列機に、ウエステック製の
整列治具をセットして部品を並べたい、というご要望を
戴く事が有ります。

整列機本体は、メンテナンスフリーとまでは言いませんが、
正しく使っていれば、非常に長持ちする機械です。

機械自体に高い負荷が掛かるわけではないからです。
あくまでも部品を並べるための手段として、
振動を発生させていますが、その推力で外部の物を
動かしたり、加工したりするわけではありません。
これはウエステック製に限らず、他社メーカー製の
整列機でも同じです。

つまり、20年も30年も、更にはそれ以上でも、
変わらず使い続けているユーザーがいるという事です。

しかし、他社メーカーが、整列機の事業から撤退して
しまっているケースがまま有ります。

とは言え、荒い使い方をしない限り、故障もせずに
整列機自体は使える状態である事が多いわけですから、
できれば(せっかくだから)それを有効活用したい、
というご要望が出て来るのも、或る意味自然です。

本来であれば、整列治具の製作は、そのメーカーに
任せたいところですが、撤退していれば頼めません。

そこで、ウエステックにお鉢が回って来る
というわけです。

実際のところ、整列率の善し悪しは、7~8割方、
整列治具の出来で決まります。ウエステック製の
整列機で調整した整列治具も、他社製の整列機で
充分に使える可能性があります。

しかし、当然ですが、ウエステックの整列機を使って
調整した整列治具は、ウエステックの整列機に乗せてこそ、
100%の能力を発揮するように作られています。

一方で、有り体に言うと、比較的単純な形状の部品の
整列であれば、そこまで厳密な振動条件を使わずとも、
並ぶ場合があります。もしくは、少し整列率が落ちるか、
整列時間がわずかに長くなるか、その程度で済んで
しまう場合も多いのが事実です。

弊社としては、整列治具を買って戴けるのであれば、
合わせて整列機も買って下さい、と言いたいところですが、
治具に比べて整列機は高いので、現実問題として、
作業性の改善程度が目的である場合は、
整列治具だけ買いたい、というのが本音かと思います。

という事で、整列治具だけの製作を受けた場合の話です。

まず並べたい部品をお借りして、整列実験から
始めますが、くどいようですが、これはウエステックの
社内にある設備、すなわちウエステック製の整列機を
使うしかありません。

そして、本番用整列治具でのデータ取りや検証も、
ウエステック製の整列機で行わざるを得ません。

他社製の整列機を貸し出すけど、それで調整してもらう
わけには行かないか、と聞かれそうですが、ダメです。

整列機の動作がウエステック製とは違いますので、
整列率を上げるためのノウハウが、ウエステック製の
整列機を使った場合とは、必ずしも一致しない
可能性が有るからです。

よって、取り敢えずと言っては何ですが、
ウエステックの整列機を使った整列プログラムを、
整列治具と一緒に渡す事になります。

その整列プログラムにできるだけ近い振動条件を、
今お使いの他社製の整列機で再現して戴くしか
ありません。

それで、或る程度は実用に耐え得るレベルの整列率が
出れば良いですが、出ない場合は再検討が必要です。

ただ、その場合でも、ウエステック製の整列機を使えば、
高い整列率が出る事の実証ができていますので、
弊社としては、改めてウエステック製の整列機の購入を
お勧めする事になります。

また、仮に並ぶ場合でも、よほどの幸運でもない限り、
ウエステック製の整列機にセットした時ほどの整列率は
期待できません。

希望の整列率も高いのであれば、やはり整列機も一緒に、
ウエステックから新規購入して戴く事をお勧めします。

ランキングとは不思議なもので

2017-10-13 13:03:16 | 効率アップ
コーヒータイム(与太話)

今週は年に一度の健康診断やら、社屋の設備移動などで、
ブログへの投稿がなかなか出来ない状況でした。
申し訳ありません。

さて、多様なネットメディアが発達した昨今、
いろいろなランキングなるものを見掛ける機会も
増えたかと思います。

宣伝ではなく、口コミや評価などが、
ナマの実態を伝えるものとして、
信頼性が有ると考えられています。

とは言え、飲食店の店主の知人連中が集まって
良い口コミを多数投稿したり、フェイスブックや
インスタグラムの「いいね」が売買されるように
なり始めている、というのを聞くと、
口コミが信頼できるのは最初の内だけか?
と思ったりします。

雑誌とかでも、行くべきお店10選やら、
都内のお勧め30店といった記事をよく
見掛けます。

内容によってはランキング形式になっている
記事も有ります。

ただ、ランキングは、その切り口やその時期の
風潮によって、かなり変わる場合があり、
紹介しているメディアの立ち位置によっても、
どこまで信頼して良いものやら分からない
ものも有ります。

さて、そういう中では信頼がおけると思われる
野村総研が発表した成長可能性都市ランキングが、
少し違和感のある結果になっています。

佐賀市が"都市の暮らしやすさ"部門の1位に輝いています。

生活費が全般的に安く、少ない経費で良質の住宅に
住む事ができることや、人口規模に対する医療機関や
飲食店の数が多く、地域の絆の強さなどが評価された、
との事です。

私は福岡県の久留米市に実家が有りますが、
両親は2人とも佐賀県出身。親戚の9割以上が
佐賀県に住んでいます。佐賀市内に住んでいる人や、
佐賀市内で勤務している人も大勢います。
高校時代の同級生にも、佐賀市内勤務している
ヤツがいます。

皆が口を揃えて言うのは、「佐賀の良いところは、
福岡が近い事」だそうです。

何か不便な事が有った時は福岡に行けば良く、
地理的に近いから行きやすい、それが佐賀が
良い理由?

佐賀は人口が少ないから、人口あたりの医療機関や
飲食店の数は確かに多く見えるかも知れないが、
数自体は少なく、飲食店は競争原理が働かないから、
値段の割には美味しくない所が意外と多い、
と言っていました。

実際、福岡に行くと、多くの飲食店がお客さんの
奪い合いをしている状態だから、お互い切磋琢磨し、
美味しい割に、下手をすると佐賀より安い店も有る、
との事でした。

また、いろいろな職種の会社や専門学校なども
福岡に揃っており、佐賀から通勤・通学圏内だから、
佐賀に住んでいる、という人も多いです。

実際、就職先や大学なども福岡の方が圧倒的に多いので、
若い人は皆福岡に出て行く、というのが実態のようです。

また、佐賀県は人口あたりの交通事故発生件数が
5年連続日本一だそうです。これは、電車の路線が少なく、
バスも本数が少ないので、自家用車を運転する
高齢者の割合が多いからではないか、
と言われています。

一方の福岡は車の運転が荒いです。
単純に件数で言えば、福岡の方が佐賀よりも
かなり事故は多いはずですが、人口あたりでは
佐賀の方が多いという事は、自分が交通事故に遭う
可能性は、佐賀の方が高い事になります。

実際、佐賀市内でも通勤時間帯以外だと、
車通りが少なくなる道も多いせいか、
車が横をギリギリ通り抜けられないような
位置を歩いているお婆さんとかも多いです。

後ろから近付いていると、なかなか気付いて
くれなくて、かと言ってクラクション鳴らして
ビックリさせるのもなあ、といった感じです。

信頼のおける所が発表したランキングとは言っても、
鵜呑みは禁物という事です。評価の切り口次第で、
幾らでも変わる、という事を頭の隅においておく
べきです。

かのリーマンブラザーズの元CEOも、
リーマンショック前は、権威のあるメディアから、
経済界の10傑みたいな、極めて高い評価を
得ていましたからね。

あ、別に佐賀の悪口を言っているわけではありません。
のどかで道は真っ直ぐで信号は少なくて、
良い所ですよ。

お墓参りに行く時、何キロも風景が変わらないので、
どこを曲がれば目的のお寺なのか、よく分かりません。

今はカーナビが有るので良いですが、
昔は佐賀出身の両親のどちらかを連れて行かないと、
目的地に辿り着けませんでした。

それを住みやすいと受け取るか、
住みにくいと受け取るかは、人それぞれだと
思います。