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不思議な体験(怪談ではありません)

2017-09-07 10:04:10 | 効率アップ
コーヒータイム(与太話)

関東は8月末頃から一気に涼しくなり、
書店には秋の行楽シーズンのガイド本が
並ぶようになりました。

秋の観光と言えば、やはり紅葉ですかね。

紅葉で思い出すのが、5年くらい前に体験した
不思議な現象です。後にも先にも、
あれより不可解な体験はありません。

東京の駒込に、六義園(りくぎえん)という
有名な庭園があります。

しだれ桜が有名ですが、紅葉シーズンには、
夜に毎年ライトアップが行われます。

勤労感謝の日でした。私は仕事で外出していて、
そこから帰るために、駒込駅に向かっていました。

もう日が暮れていましたが、六義園の前を
通りかかった時、紅葉のライトアップが
行われている事を知りました。

今では行列ができるほどの人気のようですが、
当時はすぐ入れる状態でした。

その時、仕事帰りだけど、せっかくだから、
少しでも休日気分を味わおう、と思い、
中に入りました。

六義園はかなり広く、10分ほど歩くと、
大きな池が有り、そのほとりに、
茶屋のようなものがありました。

そこで、小雨が降って来ました。
傘を持っていなかった私は、ライトアップも
期待していたほど良くなかった事もあり、
帰ろう、と考え、今来た道を早足で
戻り出しました。

早足でも、出口まで5分は掛かります。

明かりは紅葉の方を向いていて、
足下の照明は暗く、道が曲がりくねっていて、
少し歩きづらかったのを覚えています。

行く先に明るい場所が見えたので、
あ、出口だ、と思ったのですが、
そこに踏み出すと、何とそこは、
さっき引き返して来たはずの
茶屋だったのです。

入って来た道をUターンして来たはずなのに、
何故出口ではなく、茶屋に戻るんだ?

そうこうしている間も、小雨は降り続いて
いますので、意を決して、もう一度同じ道を
戻り出しました。

早足で歩く事、約5分、また明るい場所が
見えました。そこで道が分かれていて、
さっきここで、右側に踏み出したから、
今度は左側だ。

正解。出口が見えました。

内心、「何だ、茶屋は出口のすぐ近くに
有ったんだ。暗くて道が曲がりくねって
いたんで、ぐるぐる回っていただけなんだ」
とその時は思いました。

しかし、帰宅後、ネットで園内マップを見て、
驚きました。間違いなく、茶屋は入口(出口)から
歩いて10分(早足で5分)の距離に有ったのです。

入口(出口)の近くには、そのような
建物はありません。

第一、茶屋は池のほとりに有りますが、
池自体が、出口からかなり離れています。

後日、確認するためもあって、
今度は昼間に行きました。

明るいので、一目瞭然ですが、
やはり茶屋は歩いて10分の距離に
一軒有るだけです。

正確には、休憩所のようなものが
もう一軒ありますが、仮設っぽい建物で、
外観が全く違います。

だとすれば、1回目に戻って来た道と、
2回目に戻って来た道は違うはずですが、
道は1本だけでした。

その茶屋を出て、同じ茶屋に戻って来る道など、
有りませんでした。

敢えて言えば、大きな池を一周すれば、
同じ茶屋に戻って来ますが、
横にずっと池と茶屋が見えている状態で
歩き続ける事になりますので、
さすがに有り得ません。

あの日の夜、出口の近くまで戻って来た時、
道が分かれていて、右に行ったら元の茶屋、
左に行ったら出口でした。

同じ道を出口を目指して歩いて行くと、
確かに、出口の少し手間で、道は分かれています。
あの時と同じ光景です。

しかし、右に行っても、竹林に挟まれた道が
続いているだけで、茶屋も池も、もちろん
有りません。

結局、わからず仕舞いです。
昼間、園内マップを見ながら歩いても、
あの時の体験は再現できませんでした。