今日は久しぶりに日照時間が多めだった。
やっぱり太陽はありがたい。(と書いていたら、また曇ってきた
)
ドイツに引っ越して来たのは3回目の私。
日本に9年間もいたので、年も年だし、喜んでやって来たというとやっぱり嘘になる。
1回目のドイツ滞在は、初めての外国だったしドイツ語も勉強しなければならなかったので、7年はあっという間。
2回目のドイツ滞在は、結婚したばかりで子供も生まれたので、この時もあっという間に5年間が過ぎた。
3回目の今は、子供達は大きくなって手がかからないし(心配で不安なことがいっぱいだけど)、家もまだ新しく庭もまだ芝生のみなので作業もない。
なにか仕事がしたいが、これだけ主婦業をしていると今ひとつ外に出る勇気もでない。
で、引きこもり生活になってしまっている。
引きこもり生活の中で始めたブログは、やっぱり私と同じようにドイツに来た日本の人たちのブログを見ていて始めた。
他の人のブログを見ていると、同じような体験をしている人がいるのだなあと、連帯感が持てたりする。
『そうそう!私もそんな体験したことある!』と思わず大笑いすることもたまにあるし。
『あ~、私もこの人のようにもっと素直に、偏見とか取っ払ってリセットしてから、せっかくいる外国なのだから謳歌しなくちゃね』と思えるブログに出会うととても気分がよくなったりする。
最近は、人に会うこともほとんどないので、『ドイツと日本とどっちが住みやすい?』と聞かれることもなくなった。
今回ドイツに引っ越して来た1年半前は、何か気に入らないことがあると、『ま、日本じゃこんなこと考えられないわよね』とか、『日本人でこんな態度に出る人はいないわよね』とか、どうしても日本とドイツを比較してしまう私に向かって娘が言っていた。
『またママはドイツの悪口言ってる』
海外からドイツへ戻って来た人たちのためのセミナーに2回目のドイツ滞在のとき(15年前)に参加したことがある。
しょうがなくドイツに帰って来た人と、喜んでドイツに帰って来た人では、パターンが違うが、基本的にこうだ。
どちらかというとしょうがなく帰って来た私のパターンだと、帰国(私に取っては単なる渡独だけど)当初は日本のよかったところばかりが思い出され、何かとドイツを悪く考えてしまう。 しかしそれも時間の経過とともにだんだん慣れて来て、そこで自分の幸せを探し始める。
喜んでドイツに帰って来た人ならば逆で、やっとかえって来れた幸せいっぱいのドイツと思っていたのもつかの間で、『こんなんでしたっけ』と疑問に思うことが増える。 しかし結局のところこれも時間の経過とともに慣れて来る。
往々にしてこんな流れだというようなことをグラフで紹介していた。
『住めば都』とは本当によく言ったもの
ドイツのいいところもいっぱいあるのは事実
いろんな国を訪れたことがあるが、住居に関してはドイツがダントツに優れている
今までウマが合わないと思っていたドイツ人も、実際つきあってみるとみんな面白くて親切ないい人たちばかりだし。
おいしい物も結構いっぱいあるし。スーパーの野菜は新鮮さを欠いていてもマルクトに行けば間違いなく新鮮な野菜が買える。
結局のところどこで暮らしていても、自分から楽しもうとポジティブに考えて生活する方が、
だんぜん賢い
と思ってこれから生きていたいと思うのです。