FG特別顧問3人も退任
みずほフィナンシャルグループ(FG)は、傘下のみずほ銀行のシステム障害の責任をとり、グループの役員数十人の報酬を最大50%削減する方針を固めた。
第一勧業、富士、日本興業の旧3銀行の均衡に配慮した人事を刷新する一環として、前田晃伸(66)、斎藤宏(67)、杉山清次(64)のFG特別顧問3人も退任する方向となった。
みずほ銀とみずほコーポレート銀行(CB)の合併や、西堀利(さとる)みずほ銀頭取の引責辞任などと併せて23日発表する。
処分案では、報酬削減の期間は最長6か月程度とし、塚本隆史FG社長らを最も重くする。みずほ銀のシステム担当役員は更迭する。旧富士の前田氏は前FG社長、旧興銀の斎藤氏は前CB頭取、旧第一勧銀の杉山氏は前みずほ銀頭取で、いずれも会長を経て2010年にFG特別顧問に就任した。
一方、金融庁は19日、大規模システム障害を受け、4月下旬から実施していたみずほFGに対する立ち入り検査を終えた。来週中にも検査結果をみずほFGとみずほ銀行に通知した上で、行政処分として業務改善命令を出す方針だ。
(2011年5月20日
読売新聞)
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