被災地から戻り、自主トレを開始した小笠原
岩手・大船渡高出身で地元を中心に被災者の支援活動を行っていたJ1・鹿島のMF小笠原満男(31)が25日、茨城・鹿嶋市内のクラブハウスに戻り、約10日ぶりに体を動かした。
15日にチームが一時解散して以降、18~24日に大船渡市などの避難所5か所を訪問した。街の壊滅状態にショックを受け、29日のチャリティーマッチでJリーグ選抜入りを打診されても「正直断ろうと思った」という。だが「被災した方から『私たちも頑張るから、頑張ってね』と。逆に励まされ、気持ちが変わった」。
被災地では、救援物資はあっても、必要な人に必要な物や量が届いていない、と感じたという。そのため、東北出身のJリーガーと一緒に物資を送る活動も始めた。岩手県内ではサッカー界の知人らで数ルートをつくり、様々な場所に届くよう取り組んでいるという。
(2011年3月26日05時26分
読売新聞)
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