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北京のエイズ感染者は1.2万人超と推算 急速増大へ向かう

2007-04-28 | Weblog
 最近、日本ではあまりエイズの問題が取り上げられないようですが、どんな状況なのでしょうか。中国ではこれから爆発的に増える可能性があるとも言われますが、どうなるのでしょうか。データそのものもどれくらい信頼できるのか・・・。

 北京地区のエイズ状況は急速に増大する過渡期に向かっている。2007年北京市疾病予防管理工作会で発表されたデータによると、1985年から今までの累積エイズ感染者とエイズ病者は3,462人である。同時に、北京市衛生局は、現在北京の実際のエイズ感染者はすでに1.2万人以上と推算している。

 これまでの累積の3,462人の内訳は、北京市民が686人、他の省市の住民が2,634人、外国人が142人である。市衛生局の分析によると、エイズ感染者の中で、麻薬の静脈注射による感染者がトップで、1,357人、その他は順に、セックスによる感染が924人、輸血による感染が292人、採血の際の感染が243人、母子感染が46人、なお600人ははっきりした感染源が分っていない。