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ハイテク盗賊団 3分あれば車を盗むに十分

2007-04-18 | Weblog
 最近の自動車は盗難防止がされていますから、このくらいやらないと盗めないのでしょう。20万元も元手を出して、これくらい真剣に勉強したら、もっとまともなことで金が稼げそうに思いますけどね。自動車泥棒の本場はやはり香港や広東です、こうした技術が日本へも来ているんでしょう。

 2004年の北京の特大自動車盗難事件の一審が始まった。8人の被告が北京、河北省などでアウディなどの乗用車23台、619万元を盗んだ疑い。36歳の主犯は法廷で、盗みに用いたのはノートパソコン、暗号解読器などハイテク設備だったと自供した。

 彼らはドライバーでドアを開き、パソコンで暗号を解読し、それから自分が買ったキーでエンジンをかけて盗み去る。暗号解読ができるので、ドアを開き、ドアロックを交換し、ハンドルロックを外すまでに3分もかからない。

 主犯は、自動車部品マーケットでメーカが修理工場に提供している暗号解読器を購入し、インターネットで自動車窃盗技術のDVDを買った。「自分は学歴はないが、1ヶ月真剣に勉強して技術をマスターしました」と自供。

 彼らは各人が20万元を自腹で出し、広東まで技術の勉強に行き、一人は香港まで出かけて70万元で自動車の盗難防止暗号を解読するソフトを買い、インターネットで各自動車メーカのサイトでアップグレードし、高級車を盗むのに使っていた。

 「アウディのドアは他の車とは違い、広東の先生がどうやって開くか教えてくれました。我々はいつも研究会を開き、お互いの経験を交流していました」