明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

NBAのシーズン展望と注目する選手2018〜2019

2018-10-07 19:31:04 | スポーツ・ゴルフ
いよいよNBAがプレシーズンゲーム中盤を迎え、開幕に向けて調整も最終段階に入っている。私はミネソタ・ティンバーウルブスがジミー・バトラーの移籍問題でゴタゴタしていてスッキリしないのと、メンバーが元シカゴ一色になってしまったのとで何となく気持ちが冷めてしまい、新たに応援するチームを物色していたのだ。今年はレブロンがロサンゼルス・レイカーズに移ったので、東西の戦力バランスが大分変化してきそうである。

まず東カンファレンスから注目するチームをチョイス

フィラディルフィア・76サーズ
去年大躍進した若いチームである。ジョエル・エンビード、ベン・シモンズ、ダリオ・サリッチ、JJ・レディックに加え、今年活躍が期待されるマーケレ・フルツがいて強力なメンバーが揃っている。長いことドアマットに甘んじていた若いチームだけに「私がチームに馴染みがない」のが唯一の欠点だが、活躍次第ではファンが増えそう。私はファンではないので中々試合を見る機会は少ないが、今年は成績によっては重要な対戦相手になりそうで注目である。

ワシントン・ウィザーズ
ここは何と言ってもジョン・ウォールのチームである。ブラッドリー・ビールとコンビを組んで破壊力もある有力チームだったが、二人の仲が余り良いとも言えないなどの噂もだいぶ出ている。去年ドワイト・ハワードが入って迫力が増したと思うのだが、ウォールの怪我もあって成績はイマイチだった。今年はまたウォールのキレのあるカットインが見れると期待してはいるのだが、優勝には戦力的にちょっと遠いと思う。まあ、面白い試合をしてくれるので私は好きだが、ジョン・ウォールの活躍次第のチームと言えそう。

ミルウォーキー・バックス
ここはジャニス・アデトクンポが大注目である。エリック・ブレッドソーとかブルック・ロペスとか得点力もあって侮れないが、如何せん選手層が薄いのが弱い。アデトクンポの個人技が炸裂するかどうかが試合の興味になる。ミネソタは去年ジャズやミルウォーキーによく負けてたので、プレーオフに出るかどうかというチームには強敵になりそうである。チームとしての魅力は今一歩というところか。

ボストン・セルティックス
ここは会社の大阪支店長が熱狂的な大大大ファンで、アメリカに住んでいた頃からの根っからのフランチャイズ・ファンである。私などはお目当てのスーパースターが移ると応援するチームもコロコロと変わるミーハーだが、彼は昔から良いときも悪いときも一貫して応援しているのだから素晴らしい。今年はカイリー・アーヴィングが残留を決め、ゴードン・ヘイワード、アル・ホーフォード、マーカス・スマート、ジェイソン・テイタムと、選手層に穴がない。東カンファレンスはボストンで決まりだと思ったら、さらにニューオーリンズからアンソニー・デイビスを獲得する計画もあるそうなので、王座奪還に本気出してきたなと感心しているところである。今後数年間は、ボストンの黄金時代がまた来るかも知れない。が、私は他のチームを応援するつもりなのだ。

それから西カンファレンスの目立ったチームで興味があるのは

ヒューストン・ロケッツ
まずカーメロがヒューストンに移ったことで西カンファレンスの戦力バランスが微妙に変化すると見るかどうか、である。去年プレーオフでゴールデンステートに破れたヒューストンは「今年は絶対に勝つ!」と息巻いているだろうが、ヒューストンは既に十分強かったのでそれ程劇的に戦力アップしたとは思っていない。だが「ここ」というシーンで、ジェームス・ハーデンとクリス・ポールに加えてカーメロという選択肢が増えたことで、相手チームのディフェンスが難しくなることは充分に予想される。つまり、ロケッツの戦力はより計算しやすく、より安全に、そして一層「堅く間違いのない」ものになった、と言える。他のメンバーにはクリント・カペラなどがいて、全体に得点力は最高だから「やはり優勝するにはディフェンス」がカギになる。余談だが、元デンバー・ナゲッツのネネはサイズもあってシュートも上手い選手。私の好きなタイプである。

ポートランド・トレイルブレイザーズ
ダミアン・リラードを擁する渋めのチーム。CJ・マッカラムとの2枚看板は今年も得点ラッシュを見せてくれそうな危険なデュオである。だが私は余り試合を見ていない。何となく馴染みがないチームである。去年もプレーオフに出た強豪であるが、まだ「ピンとくる魅力」がどの辺にあるのか分からないので、今年リラードを注目して見てみようかと思っている。ポートランドという都市が知名度という点ではメジャーじゃないのも、日本では人気がないのかも知れない。

ゴールデンステイト・ウォリアーズ
もちろん優勝候補の一角だが、余りに完成されているので勝っても「またか」という感じで好きになれない。強すぎるのもつまらないという見本だ。で、話題はケビン・デュラントがシアトルでNBAチームを復活させたい、という記事。もともとシアトル・スーパーソニックスが本拠地としていたがオクラホマに移ってしまって、今はNBAのチームはない。デュラントはスーパーソニックスの一員だった頃を懐かしんでいて、もう一度「シアトルにNBAを」と思っているそうだ。移籍が日常のスポーツ界にあって、デュラントの「シアトル愛」は称賛されるとも言える。まあ実際はデュラントはゴールデンステート所属だから「言ってる通りにはなってない」訳だが、彼も「生涯の夢」だと言っているようだから実現すると良いよね、という話である。でもチームがフランチャイズを変えるというのは結構大事だから、チームを増やすというのもあるかも。どちらにしても西カンファレンスは「ヒューストンとの因縁の対決」になりそうである。私は今年は(主力選手に怪我などがなければだが)、ファイナル予想は「ロケッツ対セルティックス」になりそう、と読んでいる。

番外編:ゴタゴタ続きの「ウルブス」から放出された選手が移籍した先のチームというのは、そういえばあの選手は「どうしてるのかな?」と思って興味がある。ネマンジャ・ビエリカのサクラメント、シャバス・ムハンマドのミルウォーキー、ザック・ラヴィーンとクリス・ダンのシカゴなどは、何とか移籍先でも頑張って欲しいし個人的にも注目している。デリック・ローズのミネソタでの活躍がどうなのか?という心配は、彼の苦難の人生を考えれば一般ファンにも関心あると思うのだが、プレシーズンゲームを見る限り「今年のデリック」は相当やりそうだ。彼が全盛期に近いパフォーマンスを試合で出せれば、得点力でミネソタに相当貢献出来るはずである。もともとMVPにもなっている程の能力ある選手なのだから、怪我さえなければバトラーの穴埋めをしてお釣りが来る、なんてことも夢ではない。というか、もう一度キレキレのカットインを連発して欲しいというのが本音である。アディダスで出していた彼のバスケットシューズの「シグネチャーモデル」は、アスリートらしい締まったフォルムでメチャカッコよかったのだが、買う寸前まで行っていたのに病気で買わず仕舞いになってしまった思い出のモデルである。また買ってもいいかなと思っているが、まだ店頭にあるといいけど。今度アメ横で探してみよう。

最後に私の押す、大本命シカゴ・ブルズである。
今年、私が応援することにしたのは名門シカゴ・ブルズ、あのマイケル・ジョーダンの伝説のチームから、今年新しく生まれ変わった若いチームである。ミネソタはヘッドコーチのシボドーが良からぬ悪さをしてチームをシカゴ化してしまったあげくに、バトラーが同僚のタウンズやウィギンスを批判するなど、プレーオフ上位を狙うチームにしては状態が悪い。選手も相当入れ替わって「昔のウルブス」ではなくなってしまったのが、他チームに心が移った理由でもあるのだ。別に私はアメリカに住んでる訳じゃないし地域に愛着がある訳でもないから、ミネソタを応援していたのは単純に「選手が若くて溌剌とプレーしている」と感じたからである。しかし外からの3ポイントシュートによる攻撃力が弱いので、ここぞという時に「突き放す事が出来ない」のが負けている原因である私は分析した。だから第四クォーターが弱い。それで同じく若い世代で溌剌とプレーしそうなシカゴ・ブルズに乗り換えたというわけである。元ミネソタのザック・ラヴィーンとクリス・ダン、それにラウリ・マルッカネンにボビー・ポーティスと怪我から復帰したジャバリ・パーカーがいる伸び盛りのチームである。メンバーは超強力とは言えないが「ソコソコの力」はあり、今年は控えめに言って「取り敢えずプレーオフ出場」を目指したいところだ。どうも一つのチームを真剣に見るというのが苦手な私だが、今年は「シカゴに絞って」一年間見ていこうと思っている。サッカーを諦めて(ゴルフ中継はシーズンオフ)NBAに専念すれば、人生にまた新しい興味が湧いてくるかも知れない。

ということで、まずは選手の名前を覚えるところから始めるとしよう。

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