明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

月曜日は政治の日:今週の気付き(69)トランプ以後の世界

2021-01-25 12:54:45 | ニュース

1、米大統領、ようやくバイデンで決着
随分スッタモンダしたがバイデン大統領で動き始めたようだ。就任すぐに新規大統領令20数個にサインしたとニュースで報じられ、テレビを見た所「やる気満々」のスタートを切ったようである。世界も一斉に拍手で迎えた大統領デビューに見えたが、実はトランプが大統領の間、目立った戦争が無くて「世界は平和だった」のである。バイデンが大統領になった途端に「イラクでテロ」が再開されたのは偶然ではない。トランプはアメリカファーストをブチ上げて、まずメキシコ国境封鎖の壁建設に始まり、パリ協定離脱・TPP不参加・イラン核合意破棄と矢継ぎ早に「世界からの縁切り政策」を連発し、北朝鮮の核実験まで止めさせたのは「本人の意識は別として」、結果としては平和という素晴らしい成果を実現した。これはオバマでも出来なかったことで、トランプ最大の実績だと言える。まあ、代わりに中国との貿易摩擦とか、NATO解体の危機とか色々あるにしても、世界は「新しい秩序」に向かって体制再編を取り始めていたのだ。ところが選挙不正のおかげかどうか知らないがバイデンが当選して、再び政策を転換し「人権外交・冷戦復活」へ舵を切る雰囲気が出てきた。勿論トランプの起こした体制再編の流れは「今更止められるものではない」のだが、今回バイデンが勝利したことで「政権の座に着いた勢力」は、その勢いを減らすことは可能だと考えている(と推測されている)。従来の「対立構造」の方が居心地が良かった勢力(いわゆる民主政治勢力)が、トランプ色を一掃しようと「ゆさぶり」をかけて来るのは間違いないだろう。もしかするとまた「911」のような重大事件が発生して、世界が大混乱に陥るなんてことも十分に有り得るのだ。まあ、欧米も今は「コロナでそれどころじゃない」わけだがこればっかりはどうなるか分からないので、しばらくはニュースも「コロナ以外の事件」を注視する必要があるだろうと思っている。せっかくトランプが戦争を止めたのだから、バイデンも引き続き「平和」を大事にして貰いたいよね。

2、オリンピック無観客開催は大赤字
現在日本はコロナで青息吐息の状態だが、追い打ちをかけるようにIOCが不穏な動きをしているとニュースが伝えている。何だかオリンピックの開催是非は最終的には「IOCが決める」そうで、日本に決定権は無いそうだ。勿論日本が勝手に開催したとしても、IOCが認定しなければオリンピックにならないわけで、生殺与奪の権限は「全部IOCに握られている」のである。そんな「あなたまかせ」のオリンピックに国民の税金を3兆だか4兆つぎ込んで、挙句の果てに「中止」だなんて言われた日にゃあ、あーた、頭の先から足の先まで「丸ごと踏んだり蹴ったりじゃああーりませんか?、っつーの!」である。万一中止した場合、IOCは放映権料などが入らないので痛手ではあるが、日本の損失はもっと莫大な金額になることが予想されるのだ。しかもチケット収入無しに加えてオリンピック開催で見込んでいる「経済効果が、ほぼほぼゼロ」になるわけだから、中止した場合の損害は「まるまる日本が被る」ことになってしまう。まあ私は元々こういう「金儲け目的でやるイベント」は止めたほうがいいという考えだが、オリンピックの場合、リスクは全部「開催国(今回は日本)」持ちで保険も効かないというのが何とも癪に障る。思い起こせば、前回の戦争では欧米にしてやられて沈没した日本だが、又しても欧米主導のIOCの「開催させてやる」というエサに釣られて、空踊りして準備した結果、コロナで苦い苦い「煮え湯」を飲まされた形になりそうである。もうそろそろアングロサクソン人の「悪意のある引っ掛け」を見抜いて、被害を受ける前に「身を守る術」を考えついてもいいんじゃないかなあ。連中は昔から「猜疑心の塊」みたいな陰険な性格で、MI6やCIAなど、皆んな権謀術数というか「裏切り・騙し・謀略ばっかり考えてる」悪辣な民族である(これ、歴史を見れば明らかなのだが)。しかも表向きは「紳士でフレンドリー」な顔をしてやってくるから、皆んな騙されてしまう。日本人のような「天真爛漫で、人を疑うことを知らない正直者」は彼らからすれば、日本に全損失を押し付けることなど「まさに、赤子の手をひねる」以上に容易いことであろう。もういい加減に欧米頼りのブランディング政策は「これっきり」にして、日本独自の価値観を「発信していく」時代に入っていくべきだと思う。なお、無観客で実施するったって選手が集まらなきゃやれないだろう?というのは素人考えで、アスリートというのは「何にも考えていない運動バカ」の連中だから、世間がコロナ禍で「ヒイヒイ」いっている環境でも、メダルを取りに大挙してやって来るから心配はない。「コロナに苦しむ人達に勇気を与えられたら・・・」なんてコメントしてるアスリートもいるようだが、実際に倒産や失業で露頭に迷ってる人にとってみれば、「空虚な」言葉にしか聞こえないだろう。私が考えるには逆説的だが、アスリートに求められているのは「コロナ災害への具体的対策を主張」することである。アスリートは「政治には口を出すべきでは無い」という人がいるが、それは間違いである。選挙権のある全ての人が、政治に口を出す権利を「憲法で保障されている」のだ。いまアスリートがコロナ対策を真剣に政治家に要求するならば、そこで初めて「オリンピックに出る権利」も生まれて来る。黙っていては何も生まれては来ない。アスリートよ、声を上げろ!

3、いよいよ菅政権が危ない
国会などでの立憲民主党ら野党の発言を見ていると、もしかしたら今日本に必要なのは「自民党」かも知れないな、と思い始めて来た。野党の質問は、それほど「的を外して」いる。菅政権はコロナ対応の不手際を日本中から指摘されて炎上中だが、とにかく支持率が33%と急降下したのが「ヤバ過ぎる」と話題になっている。私の見た所では、菅首相のやっていることは確かに「思いつきの施策」であり、今の所成果と言えるものは「電話料金値下げとハンコ廃止」の2つしか無い。こんな目先の人気取りをやるくらいなら、コロナ対策の意思統一とか医療体制の強化とか、もっと「やるべきこと」があるだろうと思う。しかしこれは「感染症対策」などという荒業は元々菅首相には無理だったわけで、もっと「頭の良いリーダー」でなければ乗り切ることは出来ない話と理解しなければならない。医療崩壊についても医師会の病院政策の失敗という面もあり、これから長い長い期間をかけて改革が必要なほど医療には根深い問題があるらしいから、これも菅首相には無理だった。では他の人はと言うと、実は小池都知事は「意外と指導力が無い」んじゃないかという専らの評判である。小池都知事は自粛自粛と連呼するだけで、評判の悪い GOTO についても「明確な意思表示」をせず、有耶無耶の内に「菅首相や西村大臣に責任を取らせて」いる。つまり小池都知事だってコロナ対策では「出遅れて」いるのだ。北海道や大阪など、ある程度のコロナ抑え込みに成功している知事に比べると会見時の見せかけのパフォーマンスだけは「いっちょ前」だが、肝心の具体的対策は「夜の街批判だけ」というお粗末さである。まあ、飲み屋やレストランなど飲食業が瀕死の状態になったのは、分科会の尾身会長が「コロナは飲食時に感染」という、証拠のない話が独り歩きした結果だからまるまる小池都知事が悪いとは言えないが、少なくとも「対策関係なしの時短営業」などという破滅的な自殺行為を押し付けて、平然としてテレビに出る根性には「この人には弱いものを救おうという男気が無いのか?」と怒りを感じてしまった(だから、女だっちゅうの!)。とにかく菅首相は任期満了したら辞めるにしても、医師会の中川会長と小池都知事だけは許さんぞ!、という気分である。まあ、何れにしても菅首相や小池都知事のコロナ蔓延に対する方策は「ワクチン」だけなので、とにかく今はワクチン開始を待ちましょう!。なお、昨日の坂井官房副長官のワクチン・スケジュール発言を河野行革大臣が修正した件だが、坂井官房副長官が後から「修正しません」と答弁したのは、大いに疑問である。ワクチンに関しては河野大臣が菅首相に任命されて「仕切っている」わけだから、坂井官房副長官は表面上「折れるべき」では無いのか、と思う。それを「修正しません」と言い切った傲岸不遜な顔で薄ら笑いしているような態度を見せられたのでは、私が河野行革大臣なら「即、クビ」である。そのぐらいの「バチバチの権力争い」をやってくれるなら、政治ももっと面白くなるのだが。

閑話休題、さて今日は久しぶりにNHKで国会中継などを見てみようかと思ったが、それにしても相変わらず意味のない質疑応答を繰り返しているんだねぇ。政府の答弁は鼻を木で括ったような味気ない言葉の連続で、野党も気負いこんで追及しているつもりが見当違いの文句ばっかりで中身がない。これじゃ政治に興味が沸かないのも無理ないよね。そこで私の提案だが、画面を二分割するかワイプで脇の方に出すかして、コメンテイター数人に「批評なり、意見なり、提案なり」自由にしゃべらせて、番組の中に「市民の声を同時進行」させるってのはどうだろう?。例えば野党が「首相のコロナ対策は後手後手じゃないですか!」と突っ込んだら、ワイプのコメンテイターが「じゃあ、あんたは何か代わりの提案出来んの?」と一言入れるって感じである。こうすれば、国会中継も政治家のつまんない会議の様子を一方通行で垂れ流すのではなく、視聴者参加型の番組作りが出来て、我々一般市民も「見ようかな」って気にもなるんじゃないか、と思うけど。まあ、NHKでは無理かもね。


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