明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

雑談倶楽部(81)総裁選をバッサリ切る!

2024-09-11 21:02:00 | 今日の話題
総裁選は所詮は自民党内の「内輪の選挙」である。我々一般人はどうする事も出来ない選挙だ。しかしこの話は、メインの取引先の社長が新しくなるという話に似ているのである。関係ないと言えばそうなのだが、実は自分の会社の業績には大いに関係している、そういう関係である。出来れば新しい社長には、自分の会社を贔屓にしているAさんになってほしいけど・・・ってな気持だろうか。そこで、投票権の無い大多数の国民の意識を見てみるとどうやら「消去法」で小泉進次郎となりそうだ(あくまで個人の感想です)。

さて、大体世の中の課題に対する解決案には大雑把に言って5つのパターンに分類できると思う。曰く、
① 全員が利益を得る
② 過半数が利益を得る
③ 賛成反対が拮抗
④ 一部の者が利益を得る
⑤ 誰も得をしない
である(当たり前過ぎてコメントしようが無いが)。

で、自民党内部の選挙であるから、各候補の言う事は「選挙人の票」をどれだけ取れるかが勝負なのだ。ところがこの選挙人の票が「次の衆院選挙の結果を左右しかねない」から問題が複雑になる。つまり、外部のマスコミ等には選挙対策を睨んで国民受けの良い事を言って自民党のイメージの好感度を上げられる「人物」であるとアピールして国会議員を安心させ、実は裏では自民党の頑固な支持層(=靖国参拝みたいな)を納得させるような「暗黙の了解事項」は守りますよ、といった「二枚舌」を使う世渡りの上手い候補者が勝つのではないか。

例えば「夫婦別姓」の問題は多分賛成の方が国民受けが良いけれど、実際総理となって法案提出まで行くかというと「私は大いに疑問」である。この場合は上記の分類で言うところの ④ になる。これは自民党の「本質」だから当然だ。一方、紙の健康保険証を12月で廃止する件は今は見直しが主流となって来てるようだが、これについては ② となって「そのまま実行される」んじゃないかと私は思っている。反対しているのが「弱者だから」である。ああだこうだ言っても最終的には ② が通って、弱者は切り捨てられる。

解雇制限緩和については、これで困るのは50代になっても「うだつの上がらない」社員である。そろそろ定年が近づいているのに係長ぐらいでウロウロしている社員は、会社にしてみれば「早く辞めさせて若い有望株にスイッチしたい」と思っている筈。これを辞めさせることが出来れば会社の活性化にもつながり、経営陣にしてみれば「喉から手が出るほど」欲しい法案である。これは一見 ④ のように思う人がいると思うが実は ② の政策だと思う。皆んなが自分のやりたい事をやれる職業につく、というのが社会全体の活性化になるのだから合わないと思ったらサッサと辞めて新しい職場を求めた方がいいに決まっている。だから当然 ② であると私は思っている。要は「労働市場の流動化」こそが労働者にとって最も望んでいる社会なのである。まあ、ただ、これをぶち上げている人々は労働市場の事など「考えてない」だろうから、現状は ④ なりかねない、とは思うけど。

その他、色々ニュースを賑わしている各候補の抱負だが、正直に言うと同じ政党のメンバーが言ってる事かという位に各人バラバラである。これを見ると自民党という政党の「本当の姿」が見えてくるではないか。つまりコアな部分では「影の支配者」に隷属し、中心となる政策は「富裕層優遇」で一致団結。そして、どうでも良い問題には ② の大多数が賛成という「民主主義」で弱者を切り捨てる。結局、表面の顔は「国民受けのよい頼れる実力者」を演じる、人当たりの良い八方美人が総理になるのだろう。とどのつまりは我々に出来ることは黙って総選挙を待って、政権交代を成し遂げるだけである(しょーもない結論!)。

最近私は日本の「影の支配層」について、僅かだがイメージが出来てきた。それは目には見えないが確実に存在する。そして「日本の富の過半数」を握っているに違いないのだ。では我々が彼らから「支配の実権」を奪い取るにはどうしたらいいのか?

それは日本人の心の底に入り込んでいる「日本らしさ」を捨てることである(どゆこと?)。つまり連綿と日本人の心に染み付いている「財産の継承を核とした家族愛」なのだ。それを打破するには、具体的には「財産の個人化」しかない。つまり、すべての財産所有権は個人の消滅と共に国家に返納する、である。難しく書いたが要するに、「死んだら遺産は全部国に返し、改めて国民全部に公平に分配し直すこと」です。

何か、タンス預金とやらも含めて日本は「個人資産が何百兆円」もあると言うじゃありませんか。これを元手にして国民全部に配ったら一人当たり何百万円にもなる訳で、一気に消費が活性化するのは明らかです。そしてそのお金は社会に消費還元され、ぐるぐる回り回ってまた国に戻るというわけ。

考え方は、死んでしまえばお金なんかあっても無くても意味ないから国に返して有効活用するのがベストでしょう、という訳。遺産目当てに親が死ぬのをじっと待つ・・・なんて親不孝者はいなくなって、国民全員が「皆んな同じ条件でスタートラインに立つ」ことが簡単に出来るようになります。勿論、貧困による「教育格差」なども完全になくなります。これが私の提案する日本の未来像です。是非、考えて下さい。未来の子供達にとって、素晴らしい環境が待っているんです!

尚、私の過去ブログでちょっと書いてますので参考に読んでみてください。ハッシュタグは、「#社会保障費の財源」で検索して見て下さい。


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