明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

女子プロ最新事情・・・エリエールレディス、優勝は誰?

2018-11-18 22:00:00 | スポーツ・ゴルフ
13アンダーでトップが4人という大混戦。アメリカ出戻りの有村に若い松田と勝の二人、それとアマチュアの上野も加わって見どころ満載のエリエール最終日だ。そこで今年活躍した選手たちの現時点での最新インプレッションを、1番ホールのテレビ中継ティーオフ順に紹介していこうという試み。中継を見ているような気分をお楽しみ頂けたら幸いである。

1組 サイペイイン・上田桃子・ユンチェヨン
サイペイインはスイングに力みが全く無く、スムーズでフィニッシュも落ち着いている。余り飛ぶ方ではないが、以前優勝した時にプレーオフで「めちゃめちゃ飛ばしていた」記憶が有るので、本気出せば飛ぶんだろうなと思った選手。多分普段は7、8割で振っているのだろう、シュアーなゴルフという印象。それに比べて上田は「ガツン」と振るタイプ、おしりが大きく足が超短い「典型的日本人体型」である。ユンチェヨンもインパクトで「パシッ」と打つが、スタイルが細めで足が長いせいか、全体的には「優雅で流れるような」綺麗なスイングである。三人共前傾姿勢は殆ど崩れず、ここはプロだなと感心させられる。ユンチェヨンはアイアンショットのインパクトで少し伸び上がるところがあるので、見た目以上に相当パンチを入れていると見てて思った。8等身美女などと言われているようだが、私はあんまり魅力を感じない。たぶん、女の魅力というのは「スタイルより愛嬌」である。

2組 西山ゆかり・ペヒギョン・李知妃
西山はスタート時の観客への挨拶が「にこやか」で印象が良い。人柄が外交的なのは人気商売のツアー選手としてはポイントが高いのだ。スイングスピードは普通で、前傾姿勢をフィニッシュでさっさと解いていたのは「あっさりした性格」と見た。もう少し勝負にこだわる姿勢がツアーでは必要かも。その点やはり李知妃のスイングはスムーズだ。ダウンでちょっと身体が沈みながら「勢い」をつけるのが特徴である。飛距離もそこそこでショットも正確、22勝している選手だがパッティングがイマイチ落ちてきているらしい。年を取ると飛距離が落ちて駄目になるというより、パッティングが入らなくなる選手が多いという。目が悪くなるとラインが読めなくなるのかどうかわからないが、体幹が弱くなって姿勢が維持出来ないことが原因じゃないかと私は思っている。そうなると永久シードまであと8勝というのは、ちょっと考えても無理かな。お腹周りに比べて脚が細いので、腹が出ているように見える点がカッコ悪い。まあ年だからいいけど、普通に考えればまだ39歳だから、如何にツアーの選手層が若いかという証拠。こういうベテラン勢も人数が少なくなったね。ペヒギョンはトップまで思いっ切り振り上げて、そのままの勢いで振り下ろしてくる「ぶん回し」スイングである。身体を思いっ切り使うスイングで「どう見てもかっこ悪い」が、成績も上がってこないので「こんなもの」だろう。怖さは感じられない選手。

3組 菊地絵理香・小橋絵利子・大山志保
菊地はスタート時に観客に挨拶する顔がグッと引き締まっていて、勝負にかける意気込みが頼もしい。美人プロで評判だが試合は真剣そのもので、応援する方も気合が入る。インパクトにかけて伸び上がるようにして打つのは「遠心力」に負けないためだろう。身体が小さいのでクラブに振られている感じはある。ただフィニッシュまで前傾が崩れないのは、練習による成果だろう。アプローチと100m以内に定評がある選手だが、今週はダブルボギーを2回も打っていてアンラッキーである。4日間競技最終日は40位と意外と振るわないのは体力か。足がガニ股なのが唯一の欠点(顔が可愛いから許すけど)。小橋絵利子は身体がグインと回っていて、スイングが決まっている。フィニッシュもクラブヘッドが目標を向くぐらい上体が柔らかく、形だけ言うならば「理想的」なスイングである。フィニッシュまで前傾が45度くらいに深く保たれているのは、見ていても素晴らしい。それと左腕が90度に上がり、右腕が綺麗に伸びている点も評価したい。あと少し力がついてスイングスピードが上がってくれば、文句のつけどころのない美スイングである。アマチュアが目指すべきお手本と言えよう。ただ顔に「華がない」ので、プロとしては80点。最後の大山志保は、18勝の重鎮である。打ち終わってクラブを右に倒すのが「お決まり」のポーズ。乗ってくると派手なガッツポーズを連発するが、ちょっと最近は古めかしいかなと思って私は少しウンザリしているのだ。やっぱ「昭和」を感じるところが、ちょとイタイ。

4組 岡山絵里・木戸愛・キムハヌル
岡山もスイングは美しい。が、小橋と比べると力があるのか「やや挙動が大きい」分、迫力はある。彼女は成績も上位だし優勝争いにも顔を出しているが如何せん、これからという時に「ズルズルと消えていく」勝負弱さが残念である。何はともあれ「顔が超悪人」だから、サングラスをして出てきたのは正解である。どこと言って指摘は出来ないのだが、パーツの配置が少しづつズレている感じ。それと歯が「深海魚」のようで、ちょっと恐ろしい。実力があるので勝つことは出来るだろうが、スターになるには整形しないとムリである。まあ韓国ツアーであれば整形バンバンだからいけるかも(ちょと言い過ぎたかな・・)。一転して木戸の顔は父親に似たのか、モデル並みのスタイルにアンバランスな面白い「へへへ顔」。見た人が思わず失笑してしまう、憎めないタイプ。親がプロレスラーだと子供は優しくなるのか、ライバルを蹴落としてもという「あくどさ」がないのは「性格の良さ」を表していて愛されキャラである。それがツアーで戦うのには裏目に出なければ良いのだが、今季シード権争いの最終日、順位がどうなるか楽しみである。相変わらず着ている服はド派手だが、プレー自体はおとなしく控えめなのが「性格も控え目」らしくて木戸らしい。三人目は、寒いのかズボンを穿いていて誰だか分からなかったがキムハヌルである。ミニスカを穿いてないキムハヌルは映像で見る限り別人のようで、芸能人がジャージでコンビニに行くようなお忍びスタイルである。お決まりの少女っぽいリボンもつけて無く、全体におとなし目の色合いで「まるで目立たないように変装して」いるとしか思えないショボくれた格好である。ファンサービスとしては「どうしちゃったの?」のレベル。あるいはこれが「真実のキムハヌル」だとすれば、テレビに出ているキムハヌルは一体誰?。韓国ナンバーワン美人ゴルファーと言われてメディアへの露出も多いと思われるが、普段は案外と「気の良いオバちゃん」になれそうと私は見た。スタイルは少し胴長なのに、その割にスカートが短いので「危ないシーン」がちょいちょい出てくるところがミソ。そこが「テレビ映えする」と評判であり、また魅力でもあるのだが・・・。残念、今日はズボンなので「早送り」してスルーする。

5組 カリスデイビッドソン・一ノ瀬優希・野沢真央
オーストラリアから来ているカリスは背が高く、スイングのフィニッシュが「クネっ」としているのが特徴である。女だからなのかどうかは分からないが、もうちょっとどうにかならないかな、というのが正直な感想。やっぱアスリートらしく「ビシッ」と決めて貰いたい。顔も特徴がなく、可もなく不可もない印象。まあグローバルという意味では、ヨーロッパなんかの選手も2、3人は欲しい。イタリアとかフランスとか、あるいはロシアなんかも「北方領土問題」でなにかと話題性もあって出場したら人気が出ると思うがどうだろう。ロシアンビューティというぐらいだから、凄い美人ゴルファーが来るかもね。ただしあんまり巨大なのは勘弁してもらって、「身長160cmまで」というのが親しみやすくて良いかも。一ノ瀬はスイングがゆったりしていて、非常に安定しているがそれなりに飛距離も出ない(それじゃ何の意味もないではないか)。トップからダウンに移る一瞬、クラブヘッドが「下に下がる」のが特徴。腕が下がってグリップが浮かず、低い位置にくるのでインパクトは正確に打てるかも知れない。怪我で不調になる前に優勝した試合では、「100ヤード以内」が抜群にピンに絡んでいた記憶がある。どこか強みを持っていないとプロにはなれないし、一つ絶対的な得意技があればプロでもやっていけるという見本である。但し、彼女の飛距離では、日本で通用しても世界では予選突破も難しい。やはり飛距離全盛時代なのである(私もその辛さがようやく分かったところ)。その点、野沢は飛ばす方だから問題はない。シャフトがクロスしてからスイングプレーンに下りてくる。ステップアップではこの動きと同時に頭が大きく沈み込んでいたが、レギュラーに来てからは少しおとなしくなった。その分飛距離が落ちているが、飛距離より正確性重視でやっていることだろう。いつまでも荒削りなスイングでは、ツアーで戦う安定性が得られないのである。まあ飛ばしの魅力は惜しい気もするが、所詮マン振り」して飛距離が出るというのは「飛ばし屋」とは言えない。米ツアーのキャメロン・チャンプ選手は、ドライビングディスタンスが343ヤード!、ユタ選手権初日では430ヤードもぶっ飛ばしたというから、信じられない飛距離を持つゴルファーである。だが本人曰く、飛ばすつもりは全く無いとのこと。一度でいいからこういう「ふざけたコメント」言ってみたいよね。

6組 永峰咲希・金澤志奈・永井花奈
名前を日本語変換するのに面倒なのが最近の若い女子ゴルファーである。何回かやってるうちに辞書の方でも変換候補の最初の方に上げてくるのだが、めったにテレビに映らないような選手だと、名前を打つだけでも「エラく苦労する」ブロガー泣かせである。永峰も金澤もどちらもシュアーなスイングの持ち主であるが、形が綺麗なだけではツアーではやっていけない。今は若さで押し切っていける勢いがあるが、やはり「得意と言える技」が一つは欲しい。永峰はズングリムックリの相撲取り体型だが、金澤はほっそりした慎ましやかで品のある日本的美人。それでもスイングは二人共綺麗で似ているというのは、今の若い選手に共通の「理想形を作る」レッスンの賜物であろう。いわば大量生産である。品質を均一化するには良い方法だが、体型や筋肉が全然違うのに同じスイングというのは、効率が悪いとも言えるのじゃないかなあ。その点、トップ選手は個性があって、スイングもまちまちである。やはり一流になるためには、どこか「人と違った所」がなければ駄目ということか。永井は今季ブレークしている若手の有望株である。全体にスタッツがランキング上位で、ドライビングディスタンスだけが77位と低いが、パット数・パーセーブ・フェアウェイキープ・リカバリー・バーディーと10位前後の優秀な数字を残しているのは見事である。特に3ラウンド目のスコアが6位(最終日平均で9位)というのが勝負強さを表していて、このところ毎試合上位に食い込んでいるのが数字の上でも良く分かる。おそらく負けん気の強い気性なのではないだろうか。体型も身長の割に腹や腰が太っていて、ゴルファーは体重があったほうがいいと思っているのかどうかは知らないが、若い女にすれば「ダイエットした方がエエんちゃう?」というレベル。プロゴルファーで良かったね、というのが褒め言葉になるのかどうかは、今後の彼女の成績次第だ。先週最終日の猛チャージを見た人は、笑顔と清々しい追い上げでファンになったという方も多いのじゃないかと推測する。良いことである。

7組 森田遥・大出瑞月・比嘉真美子
森田は飛距離もそこそこでパットも5位と上位である。リカバリーも7位、サンドセーブも6位で、バーディーも14位と成績は抜群だ。だが1Rのスコアが11位・2Rが8位とすごく調子がいいのに、3Rが31位・4Rは59位と、最終日になるとガタ落ちなのが気になる。パー5では6位と強いのにパー3では47位と低迷しているのは、アイアンショットがまだまだ上手くない証拠である。まあパットが下手な選手は大成しないがアイアンは練習次第でどうにでもなる、とも言えるから、今の内は心配する必要は無いだろう。名前は日本人のようだが、本人は「両親とも中国人」のレッキとした外人である。しかし日本語を喋ることが日本人だという理論で言えば、森田遥は間違いなく日本人なのだと私は思っている。大坂ナオミが「らしからぬ」日本人問題で一時期話題を独占したが、彼女の場合は優勝しても「そうでも無かった」。これは見た目が日本人だからなのか、それとも女子ツアーが世界で認められていないのかは分からない。それは別として、スイングはしっかりしている美スイングである。森田のアドレスは脚の位置が真っ直ぐで、その上の上半身が前傾している。それに比べて大出のアドレスは「やや後ろにお尻を突き出した」形で、どちらが良いとは言えないのだが「森田の方がキレイ」である。クラブを思いっ切り振った場合に「一番安定して力が入る姿勢」はどれかと言うと、私は両者の中間位が良いと思う。比嘉のアドレスを見てみるとそうなっているので「確か」だと思った。比嘉の飛距離の元は「強靭な脚」にあると私は見ている。金澤なんかと比べると、脚というか「太ももが太い」のである。瞬発力もハイレベルなので、「打つ時にジャンプ」するのがカッコいい。私もやってみたいのだが、年寄りにはムリだろうと内心思ってはいる。ジャスティン・トーマスも跳び上がって打っているので、飛距離が出るのは間違いないだろう。いずれはゴルフ仲間の友人達に見事なジャンピングショットを見せつけて、「若いねぇ!」などと褒められたいものである。

8組 新垣比菜・テレサルー・キムヘリム
新垣比菜は育ちが良さそうで品がある。バックスイングをゆったり上げるので飛ぶようには見えないが、ドライビングディスタンスは240ヤードで22位と案外飛ぶ。パットは7位で良いのだが、パーオン率・フェアウェイキープ率・サンドセーブ率など、全体に問題は多い。ストロークの最終日が「グン」と落ちているのは、セッティングが難しくなるコースだと弱さが出ちゃうのかも。1勝はしているが、ゴルフ自体は課題の多い1年だったと言えそうだ。最近の若手に共通することだが、飛距離が魅力の選手が多くなってきた。飛ばしはゴルフの最大の魅力である。それが「人より飛ぶ」ということは、練習だけではない天性の才能があるということだから、そのことだけでもプロとしての価値がある。原英莉花のドライバーショットを見てみたいというゴルフファンは多いだろうし、豪快に飛ばす姿には「憧れ」すら感じるのである。一方、鈴木愛や申ジエのパターは、「参考になる」という人はいても「ああいう風になりたい」という人は中々いない。かく言う私も「飛ばしの秘密」を研究している一人である(パッティングの秘密では無い)。そこで登場するのがテレサである。どこと言って飛ばしを感じさせるところは無いのにも関わらず、飛距離は250ヤードも飛ぶツアー第6位の飛ばし屋である。何故なんだろうか?、と考えるが「分からない」。ヘッドを走らすことが上手い、などと言われているが、本当は謎である。中肉中背のアスリートらしく筋肉質で引き締まった身体をしているが、飛距離が出るのは単純にスイングスピードが速いのだろうとしか思えない。軽く振っているようだが、インパクト時の「ヘッドスピードの出し方」が上手いと言える。今回スローで何度もリプレイしてみた結果分かったことだが、打ってからフィニッシュまでが速いということだった。それが飛距離と何か関係があるかは、まだ不明である。キムヘリムは思いっ切りぶっ叩いているスイングだが、「意外に飛距離は出ていない」のだ。見た目と実際が随分違うという見本的なデータだが、「トラックマン」などの機械を使って「一遍きっちりと」調べて欲しいもんである。

9組 権藤可恋・申ジエ・有村智恵
最終日最終組に入るべき選手が「一組に入り切らない」非常事態になった。トップと3打差に12人である。しかもコースは連日7アンダーや8アンダーが出ている「伸ばし合い・バーディ合戦必須」のドラマチックなエリエールだ。言い古された言い方だが、何が起きても不思議はない。権藤は全体スタッツがやや低い選手。唯一フェアウェイキープ率とバーディー数が20位以内という「これから」の選手でちょっと役不足。スイングはオーバー気味のトップから、身体全体を大きく使って飛距離を稼ぐタイプ。それでも230ヤードと平均的なのは「飛ばしの才能」がそもそも無いのである。全体的に平均値で纏まっているとことを見ると、上位で活躍は望めないが「息の長い選手」には頑張ればなれそう。それに比べると申ジエはもう言うことがない実力者である。欠点があるとすれば「プレーが激遅い嫌われ者」ということぐらいであろう。なにせ毎回時計とにらめっこのラウンドなのにこの成績を出し続けるのは、「ある意味、根性が座っている」とも言えるのではないか。一緒に回る選手がいい迷惑である。今日は賞金女王を逆転で「取れるかどうかが」かかっているので、更に更に遅くなるのは間違いない。審判も遠慮しないで「サッサとペナルティ」を出せば良いのだ。そりゃあパターを打つのに「あんだけ慎重に読んでいれば」、私だってボコスコ入るってもんである。ちなみにスタッツはパー3とサンドセーブが10位以下だが、他は全部1桁の数字。これでは賞金女王も、当然狙えるわけだ。ちなみついでに、鈴木愛はパットが1位、バーディー率が1位、パー4の平均スコアが1位と全てにおいてツアーをリードしている存在。ゴルファーの勲章である平均ストロークも鈴木愛は1位となっているから、ほぼ欠点の無い三冠王みたいなもんである。彼女に欠けているのはドライビングディスタンスだけ、それでも238ヤード飛ばしているから大したものだ。唯一の不安要素はフェアウェイキープ率で44位と落ちているが、それでもパーオン率が18位なのは「アイアンショットのキレ」が抜群なのであろう。リカバリーとサンドセーブも上位だから、これはやはり練習の賜物と言えそうである。ところが有村には、これと言って凄いところは「何も」無い。「鳩が豆鉄砲を食らったような」キョトンとした整形二重の目付きがどうにも馴染めなくて(ほんとかどうかは分からないが私はそう思っている)、本人のせいじゃないのだろうが「見ているのが辛い」顔である。昔はこうじゃなかったような気がするが、アメリカに行ってからか年取ったせいなのか、頬が痩せてきて「一層凄惨な顔」になった。友人のS・N氏は気に入っているようだが、私はハッキリ言って「余り好きではない」。ししゃも足といい、パッツンパッツンのミニスカートといい、一つも良いところが無いのに「人気がある」というのが気に入らない理由でもある。まあ久し振りのトップで迎える最終日だから、精々楽しんで回ったら良いんじゃないかな、私は松田鈴英を応援するけどね。

10組 上野菜々子・松田鈴英・勝みなみ
いよいよレギュラーシーズンも終わりというこの試合で、アマチュアが優勝!という事態になるのかどうか。アマチュアとは言え、上野は結構「百戦錬磨」のツワモノである。昨年、関西女子アマ優勝して今年の日本女子アマは2位という、プロにも引けは取らない実力十分である。将来は米ツアーを目指すというから、畑岡奈紗の次を狙う逸材と言える。勝負度胸はバッチリだが、果たして自分のゴルフが出来るかどうか。アマチュア優勝を飾った勝や畑岡みたいに「優勝」があるのか、興味津々である(というか、結果はとっくにご存知だろうけど)。ただスタート時に名前をコールされ、ボールをティーに乗せて素振りをして、「最後にコースに向かってお辞儀をする」のは頂けない。もしコースにお辞儀をするのなら「名前をコールされた後、すぐ」であるべきでは無いだろうか?。こういうところが私は気になってしまうのだ。誰かが注意してほしいものである。まあ大した事じゃないので、ほっといても良いけど。ところで最終組のメンバーであるが、私の興味は「松田鈴英」にある。去年のQTで1位通過した逸材、最初は予選通過もままならない日々が続いたが、このところは優勝争いをして絶好調である。朝のインタビューでは余りハキハキしていない印象で「ぼんやり」した性格のように思えるが、実は人前に出るのが得意じゃないだけで仲間内ではキャピキャピとはしゃぐ今時の若い女性だと見た。ドライバーを平均247ヤードも飛ばす豪打の持ち主だが、普段はおとなしい性格なので「最終日後半に崩れる」パターンが多く見られた。チキンハートと言われないためにも、今回は気合が入って「やる気満々」であろう。テレビで上野がスタートしようとしている画面の奥で「勝」は何か口に入れていて「もぐもぐ」していたのを私は見逃さなかった。このぐらいの度胸が、松田にもほしい。1番ホールでは上野がベタピンでバーディ、勝が長めのパットを見事に沈めてバーディ、松田が惜しくも外してパースタートである。

さて私はこれからゆっくりと「録画しておいた決勝シーン」を見ようと思うが、結果を知っている皆さんは既に優勝者が誰れだか知っている事であろう。ただ、誰れが勝つにしても「激しい戦い」が待っている事は間違いが無い。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿