明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

言いたい放題(55)暇だから考えて見た

2024-03-29 18:43:25 | 今日の話題

 1、裏金問題
ワイドショーのニュースの取り上げ方には偏りがある。それは視聴者が飛びつく話題に限られるのだ。本当に知るべき情報を選んで放送していると言う訳では全くない。そもそもカテゴリーはワイドショーという「エンタテイメント」なんである。じゃあ飛びつく話題って何なのかというと、視聴者がお友達や会社の同僚同士で集まった時に話題にする「当たり障りないテーマ」がそれなのだ。真剣に問題視している人は(おそらく)いない。例えば大谷翔平(スポーツ)や松本人志(有名人)や桜の開花(レジャー)である。それらを一頻りしゃべって人間関係を保てればそれで用済みなのじゃないだろうか。その程度のごくごく軽い話題である。後は少々のグルメ情報に面白いドラマの感想を言えば、ほぼ内容的には満点なのだ。今回例外的にニュースになっているのは「サプリで死亡!」とショッキングに報じられた「小林製薬の紅糀」である。これなども考えて見れば能登半島地震や交通事故や殺人事件と同じ「可哀そうニュース」というカテゴリーであり、しゃべっている本人にはそれほど関係があるわけではない。

そんなことだからまあ前々からワイドショーには疑問をもっていたのだが、最近つくづく見るのに飽きるようになって来た。ワイドショーは個人的には、もう見るのを止めようと思っている。

大谷翔平の通訳が違法賭博してた件や松本人志の裁判の行方は、言うなればあくまで個人の問題である。勿論、法の適用とプライバシーの問題みたいに深く掘り下げれば話は別だが、そういう捉え方をしているテレビは私は寡聞にしてまだ承知していない(・・・何か首相答弁みたいでスイマセン)。そして紅麹の問題は大きな社会的健康被害の問題だが、実はどのような物質が腎臓に悪影響を与えるかと混入経路が分かればそれ以上は特に我々には問題はない。桜の開花宣言にいたっては「お友達と桜見物に出かけよう」という社会性の無くなった者にとっては「何が面白いのか」とんと分からない話題になっている。

では何が重要な話題で「我々が関心を持つべき」話題なのかと言えば、勿論ガザの人々をどうにかして助けることとか、その他国際問題になっている人権に関わる問題やはたまた能登半島地震の被災者救済も、とても大切な問題である。だがこれらは大きすぎて我々が今すぐどうこう出来るというレベルでは無いので積極的に関わる、というのは難しいかも。それじゃ「円高や賃上げなどの経済問題」かと言えば、大事な事ではあるがこれも個人でどうこうなるもんでもなく、また年金暮らしの老人にとってはいっそう「自分で何か出来る」わけでもなく、むしろ社会にとっては「とっくにお邪魔な存在」だと思われているわけで気持が滅入る話題なのは否めない。

じゃあ何か我々に残された「自主的に関わることが可能な問題」は何か?というと、これは皆さん奇異に感じるかも知れないが「政治」なのである。自民党のキックバックに端を発した裏金疑惑を含めた「政治の問題」こそが、国民全員に与えられた共通の「しかも最大の重要事項」なのでは、と思う。

・・・・・・・・・・・

では裏金問題に関して岸田首相がどう言っているかというと、安倍首相が暗殺される前に「キックバックを止めろ」と命じたあと、また「再開するかどうか」について話し合ったとされるメンバーの「責任は重い」と報じられた。しかし政倫審で本人達が言うには、誰が決めたか知らないと言っているのである。本人が知らないのに責任がある、とはどういう事なんだろうか?

お金がからむ重要事項なのに、なんだか「知らないうちに」キックバックが再開され、裏金が何千万円と派閥議員達に渡ったのだ。誰が決めたのか?。つまり「誰の指示」で現金が配られたのか?、これを調べないで問題の解決は無いと誰もが思っている。だがどこのニュースを見ても「この問題に直接的に切り込んだ番組」は無いのだ(これも私の見た限りでは、です)。週刊誌では松本人志の裁判で大騒ぎしているが、本来は「こっちの方に集中すべき」ではないんかい!、と暗澹たる気分になりそうである。

現金を誰にいくら配るかを決めて指示した人間を特定するのって、そんなに難しいんだろうか?。本気で調べればこんなこと簡単に分かる筈である。要は調べる気が無いのだ、そう考えるしかないではないか?。そこを突っ込まないでなにがニュースなんだろう?

実際に現金を渡した人間に誰の指示で渡したか聞いて「芋づる式」に辿っていけば、3時間もしないうちに「答え」が出る筈である(二時間ドラマではもっと早い!)。こんなことは捜査の基本中の基本だと思うのだが出来ないもんかねぇ。つまり、簡単に分かることをわざと「ウヤムヤ」にする。そこが日本の政治の闇である。ここを本腰入れて調べ、はっきりと公表しなくて一体何を調べると言うのか岸田さんよ?、笑わせるんじゃないぜよ!(急に坂本龍馬になったのは何故?)。

私は個人的には森元首相が陰で糸を引いていると睨んでいるんですが、果たして真実は・・・

2、皇太子
こないだ伊勢神宮に参拝する姿をニュース見て、次の天皇は(まだだいぶ先だが)愛子さんで決まりと私は思った。何より落ち着いた笑顔と気品ある出で立ちに優雅な所作や振る舞いを目の当たりにすれば、天皇位は「愛子さんをおいて他には無い!」と誰もが太鼓判を押すだろう事は間違いない。翻って今の皇太子はどうなっているかと調べれば、とりあえず空位で秋篠宮が皇位継承権第一位だそうである(何だかなぁ〜?)。

しかし何処かの報道機関の調査によれば「愛子さんを天皇に!」という声が8割を超えているそうな。やっぱりねぇ(国民はちゃんと見るべきところを見ているのだ!)。どんな調査であれ(プーチンの選挙でも)「8割を超えている」ってことはそうそう有るもんじゃ無いんじゃない?。これは早急に宮内庁の○○どもを急かして法律を変えるなりなんなりして、将来の愛子天皇を確実にして欲しいものである。まあ現行法がどうなってるかしらんが8割の国民が望んでいる事をなんだかんだと難癖つけて法律を盾に反対するような邪悪な人間は即刻クビにして、今すぐ愛子さんを正式な皇太子にする!というのが正しい民主主義というものである。

女性天皇?、それがどうしたっていうわけ?、別に女だからって何か問題でも?、全部関係ないじゃない!!

むしろ日本国は今後しばらくは「女系天皇」で良いじゃん!と思うぐらいです。性別がどうより人格ですよ、人格!。愛子さんこそ日本人の象徴に相応しい存在です!(パチパチパチパチ)

・・・でも本人が「自由に生きたい」と思うんなら、勿論本人がやりたいって思った事を自由にやって良いのは当然です、日本は人権の国ですから。それにしてもこの日本人ていう国民性は何だかんだとうるさく口出すんじゃないかな?と心配は心配である。例えば結婚の相手はこんなんじゃダメだ!とか(小室氏の前例もあるしねぇ)。

結局天皇の問題は本人には可哀そうだが、「勝手にやれば?」って言う事に落ち着きそう。それに天皇って、大して我々の生活に関係ないし・・・そういう時代でもないと思います。

3、ローマ字表記を考える
日本中の交通機関や観光施設などの案内板には今や日本語と一緒に韓国語やローマ字表記などの外国人に優しい表示が併記されています。まあそれなりに役に立っていると認識されているようですが、これを取り上げてみたいと思います。

問題は日本語をローマ字表記すると、現在世界標準となっている英語の読み方と違っている為に、思いも掛けない問題が起きてしまうことです。つまりローマ字表記された文字列は英語じゃなくてカタカナ表記をアルファベットで表した「完全な日本語」だということです。問題は、日本語は子音+母音で音節を作りますが、外国語の殆どは「厳密には母音・子音の区別そのものが無い」という点です。だから英語をカタカナ表記してもネイティブには伝わらないわけですね。その点、中国や韓国では母音の観念が無いので英語も受け入れ易いというのもあります(私の今の知識)。というか、なんでもかんでも全部母音をくっつける言語というのは日本語位なんじゃないでしょうか?

中国語では北京を「Beijing」と表記して、現地の発音通りに使用しています.
ところが「京都」を日本人がネイティブ発音して、イギリス人にアルファベット表記してもらったらどうなるでしょうか?。例えばキングコングは英語では「KingKong」で、単語の「ぐ」は微かに聞こえる程度に発音されると思います。カタカナで言えば「きん・・こん・・」といった感じでしょうか(私の理解)。つまりキンとコンの間の空白が「んぐ」に当たる訳です。それを日本語じゃ「キング」と一律平板に「はっきりと」発音しちゃうからイギリス人にしてみれば「?」と、相当な違和感があるわけですね。日本人は言葉の音価を「べったり区別なく、最初から最後まで全部、一音一音正確に、独立して発音する」言語なんです。正直言って珍しいです。

だから日本語を違和感なく発音できるのは「日本人だけ」という事実を素直に理解すれば、日本語を「ローマ字表記」するのはむしろ遠回りだと言う事に気付くべきなんです。逆に言えば世界の色々な国例えばタイ人やザンビア人やイラン人にとっては「英語表記」の方が余程使いやすく感じるのではないでしょうか。要は外国の観光客が電車に乗って安心して目的地で降りることが出来るためには、分かりにくい馴染みのないローマ字表記じゃなく、本物のイギリス人に考えて貰った「英語表記」を使うのがベストなのだ。つまり、彼らが素直に「キョウト」と発音出来るようなアルファベット表記こそが求めている表記法だということになる。

一方、日本人にとっても「読めない日本語地名」が氾濫しているのは問題です。これは元々ある日本語を何とか文字にするのに「外来の中国語つまり漢字」を使って無理やり当てつけたために起きた「失敗」で、同じ漢字の読み方=発音が「複数ある異常事態」を引き起こしてしましました。これは言語としては「やってはいけない」誤りです。だから最近は「読めない名前」が氾濫してしまった。勿論、日本人の「読み=発音と意味=内容」を個人の好き勝手に組み合わせて平気でいるという「理解しがたい性癖」が根底にあるのは明らかです。

一つの漢字に読み方は一つだけ、というのが正しい言語だと私は思っています。だから今の国語の乱れを正常に戻す為にも、もう一度「日本語」を作り直すのが必要じゃないでしょうか。長くなりましたが結論はまだまだ遠い先になりそうです。

それはそうとローマ字表記については、早急に廃止して「英語表記」に改めるべきだと思います。つまり日本語にない外国の言葉は今までカタカナで表記していましたが、今後は英語なら英語そのもので文章に組み入れることにします。例えばエレベーターは「LIFT、あるいはELEVATOR」ですね。まあエレベーターは既に日本語ですが、元に戻すんだからこれで問題は無いと思います。英語表記が嫌なら「昇降機」にすればいいでしょう。カタカナを止めることで「英語力は格段にアップ」すると思います。勿論カタカナは廃止です。

そして日本語は「ひらがな」を正式文字として英語みたいに単語と単語の間に「空白」を入れることで文章の意味を正確に伝えるよう工夫するのです。例えば「おなかがすいた」という文章はそれでも通じると言えば通じますが「おなか_が_すいた」と書く、みたいな感覚でしょうか(違和感ありありだが、まあ慣れだと諦めよう)。漢字は幸いな事に本家の中国が「簡体字」を使うのでで日本で使っている漢字は「日本語という別物」と考えて「限定使用」するのが良いと思います。まず読まずに「発音」しそれで意味が伝わるかどうかを確認して、それから「イメージ出来た漢字をその意味に使う、でいいのでは。

・・・なお、この問題は別途「日本語を考える」として、もっともっと議論を深めて行きたいと思いますので今日はこれまで。



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