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明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

ゴルフは飛ばし(7)ゴルフ道を極めるために今、私が考えている事

2022-02-11 15:47:17 | スポーツ・ゴルフ

こないだたまたま日記をめくってみたら、前回ゴルフの練習に行ったのは今年の1月13日だった。ほぼほぼ1ヶ月間、ボールを打っていないことになる(あちゃ〜)。自分では「もう少しだ」という手応えはあるのだが、このところ気力・体力がついて行かないのが悩みだ。練習には去年からずっと行けてなくて、今年は先月1回行ったきりである。今回、久し振りに練習場に顔を出し、クラブの感触を確かめながらの打ち込みをしてきた。前回からだいぶ間が空いているから、飛ばす云々は度外視して、とにかくゆっくり大きくクラブを振ることに専念する。まあ、そうは言ってもついつい飛ばそうとしてしまうのが素人の悪い癖なのだが、まずは練習不足で忘れているだろう「スイングの形」を取り戻すのが第一だと思って、2時間粛々とクラブを振ってきた。飛ばそうというつもりは余り無かったのだが、それでも何発かは結構飛んでいたのは望外の喜びである。

長いこと運動をしていなかったので体力が心配だったが、そこそこ打てていたのは「まだ体が若いから」だろうとホッとした(冗談です。だが後期高齢者になったら、とてもフルスイングは出来ないとは思っている。精々あと10年くらいか)。それでも少し飛距離が出たように思えるのは、暫くお休みしてた間に「飛ばす秘訣」をあれこれ勉強した成果だと思い、心中「そうだろそうだろ」と大いに満足した。「飛ばしは技術だ」というのが従来からの私の主張だが、今回はそれを裏付ける結果が出たので嬉しい限りである。私は病気して以来、体力が小学生以下に落ちていたのだから、今更運動していないからと言って「更に体力が落ちる」筈はない。この結果は偏に「技術の進歩」によるものである。・・・とまあ、間違いなく自己満足であるが、それでも「ポジティブ思考」は大事であろう。それにしても、私にとって「自分のスイング理論」の正しさを実感できたのは嬉しい。色々紆余曲折はあったが、総体的には正しい方向に行っているようだ。

前置きが長くなったが、これから練習内容を書く。

前回、内藤雄士レッスンの記事で「振り下ろしのスイングスピード」を上げることが大切と紹介したが、それを「手で」力を入れて振り下ろそうとすると、結局上手く行かない。手でやると「振り下ろし」は上手く出来ても、そのスピードを「インパクトに伝える」となると途端にギクシャクして、結果「二段モーション」のようになって上手くスイング出来ないのだ。正しくクラブを振り下ろして加速させるためには、十分に振りかぶって、弓を射る時に弦を引き絞るように「身体と腕に最大のテンション」を掛けるしかない(と思う)。振り出す時に姿勢の負荷が大きければ大きい程、それを振った時のスピードも上がるわけだ。腕の力は勿論必要だが、単に腕の力だけでは真っ直ぐ下ろしたクラブを途中で横向きに「目標に向かって方向転換する」ことは出来ない。腕の力は一定の方向に出力することしか出来ないのだ。それを円運動のように動かすためには「身体の力で引っ張ること」がどうしても必要である。

身体と肩と腕でクラブを高速に引っ張り、インパクトの時に初めて「肘と手首のスナップ」を使うことで、自分の持つ「最大の力」をボールにぶつけることが出来るのではないか。これこそ、私の求めている「理想スイング」だと思う。これでようやく「スイングの核心」に迫ってきた。それは形がどうこう言う前に、スイング全体の「力を入れる場所」の移動・動きが大事ということではないだろうか。ちゃんと順番通りに「力を入れて」身体を動かして行く。それを何回も確認しながら「タイミング良く」行っていけば、方向性はともかくとして、ボールに与える打撃は「最大に」なるはずである。つまり、「一番飛ぶ」って事!。これが取り敢えず私のゴルフの「最終目標」であり、理想スイングの到達点である。力いっぱいスイングして球がグングンと青空を飛んでいき、「遙か彼方」の目標に着地する。その一打の為にひたすら練習していると言っても過言ではないのである。結局ゴルフは「飛ばし」なのだ!

これはまあ、ゴルフというスポーツの在りかたとしては、あんまり褒められた考えでは無いだろう。コースで一緒にプレーする人から見れば、出来れば一緒に回りたくない「あり難くない」プレーヤーである。とにかく飛ばすだけしか興味がなく、スコアも関係ないのだから、出来れば「どっか他所」でやってくれって感じだろう。自分で言うのもなんだが、私もそう思う(何だよ!、確信犯じゃないの!)。だから、一番好きな場所は「練習場」ですとか、おかしな事を言い出すわけだ。だが、人に見られてナンボのプロではないのだから、色んな楽しみ方があっても良いんじゃないかな?、と自分では納得している。最近はコースに出るのも年に2回、春と秋の「取手桜ヶ丘ゴルフ倶楽部」だけである。こんなんで、ゴルフが趣味ですなんて言えるのかなぁ?

勿論、私だって最初からこんな変なゴルファーではなかった。皆さんと同じようにあちこちのゴルフ場に行って、ゴルフ場ごとに違う景色を楽しんでいた時期もあったのである。スコアは110前後だったが、ドライバーだけは飛んでいた。周りの仲間は他に褒めるところがなかったので「飛ぶねぇ〜」などと言っていたが、それを真に受けて悦に入っていたのが懐かしい。あるコースでの事、途中から下り坂になるロングホールで「300ヤードくらい」飛ばした時には、私のゴルフは「絶頂期だった」のではないだろうか。もう20年も前のことだが、今でも鮮明に覚えている生涯の快挙である。それがいつしかスコアを気にし出して、なるべく曲がらないように打つ癖が付き、だんだん「飛ばないスイング」になってしまった。スコアは少しは良くなったが、面白さは昔に比べれば半減したように思う。やっぱり飛ばなきゃゴルフじゃない。原点に戻ろう!。それが私の素直な気持である。

だが練習場に行き、若い人とか如何にも屈強な腕っぷしの強そうな人が「150ヤードのネットの最上段」に弾丸ライナーで突き刺しているのを見ると、自分の飛距離が情けなくて情けなくて「涙がチョチョ切れて」来る(ちょっとオーバーじゃない?)。それがコロナ前の私の姿だった・・・。

もうゴルフをやめようかとも思い、自分の非力に悩んだ時期もあったのである。それから立ち直って思い切って一大決心し、悩みながらも「スイング改造」に取り組むようになってから早くも3年が経った。今では他人と比較するのではなく、「自分の持っている力の最大飛距離」を何とか引き出すこと、というように目標が変わってきている。そのためのスイング理論であり、いかにスムーズに無理なく力強いインパクトをするか、を意識するようになったのだ。そういう考えに至った今、私には何となく「道筋が見えた」ように思う。私のゴルフ道はようやく「スタートライン」に立ったと言えよう。これからスイング改造を目指すには、余りに年を取りすぎていると言われるかもしれないが、私は「完成しなくても」それでも構わないと思っている。

つまり私は山の頂上に登る場合、ルートは沢山あってどれを登っても構わないが一番最初に頂上に辿り着く事が大事、とは思わない人間である。ドッカーンと飛ばしてラフからショートアイアンでピン側に寄せる人もいれば、飛ばなくてもフェアウェーに置いてウッドで上手にグリーンを狙う人もいる。飛ばない人が「ドッカーン」を練習しても、結局モノにはならないだろうし、テクニックのない人が精密な技術を必要とするスイングを身につけようとしても、所詮「無理は無理」である。体力も才能もない私が頂上に登るには、正しい理論による「自動インパクト」の形を見つけて、力や技術に「頼らない方法」で一歩々々確実に登ることしかないのではないだろうか。その第一歩が、身体のスムーズな動きで「確実に飛ばす」理想スイングである。

だから、私は「練習場が大好き」なのかも知れない。よって、私の求めている理想スイングを完成させることがすなわち、コースに出てパープレーをするための「第一歩」な筈である。それが出来るまでは、コースに出ても「楽しく回る」ことは出来ないと思っている。私はそういう性格なのだ。だが、もしも思っているような理想のスイングが出来るようになった時にはどうなるか。当然、その時にはコースに行って思いっきり「ゴルフ」を楽しむことが出来る筈だと考えている(やっとゴルフが出来るのだ!)。では果たして後10年、80歳になる頃までに「私のスイング」は完成しているのだろうか?

それは分からない。とにかく今は練習するだけである。もし私が道半ばで倒れたとしても、それまで黙々と練習したことには満足するだろうと思う。なぜなら「道は見えている」からだ・・・

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というわけで、今回もCSの「あすゴル!(内藤雄士のレッスン)」からインスピレーションを得たコツの紹介です。

前回は、以前より飛距離が落ちたという「高橋恵」に内藤コーチが一言アドバイスするだけで、何とスイングスピードが上がって「飛距離281ヤード」も飛んだ!、という驚きのレッスンだった。この高橋恵はプロテストに一位で合格した実績を持つ才能あるツアープロだが、その後伸び悩んでいて「何故かツアーでは勝てない」という惜しいプロゴルファーの一人である(私は彼女のファンだが)。まあ、要するに「下手なだけ」なわけだが、こういう惜しいプレーヤーは何となく親近感が湧いて応援したくなりますねぇ。ピンにビタビタ付けてくる「稲見萌音」なんかから見たら「ただ飛ばすだけ」のポンコツだが、そこから一歩抜け出して「まともに勝負」できるところまで辿り着く姿を、私なんか見たいと思っちゃうのである。「無い物ねだり」なんでしょうが、期待しちゃいます。

さて、前回おまけで書いた「ピッチング打法」ですが(私の勝手な命名)、これが意外と私にマッチしていて「スムーズ」にスイングできたので、再度詳しく説明したいと思います。

1、バックスイングと左への踏み込み
バックスイングでは、野球のピッチングの要領でグリップを出来るだけ高く、遠くに引き上げる。これは球を「思いっきり遠くに投げる」時の体の感覚を思い出すと良い思う。具体的には胸を張って左腕を伸ばして「右肘に思いっきりテンション」をかけ、同時に「下半身の左への踏み込み」と、左肩越しに地面を見る感じで上半身を思いっきり捻転する。この段階でグリップに力を入れると「タメ」が全然できなくてアーリーリリースになってしまうので、注意すること。インパクト直前のスナップまで、手首に力を入れるのは「厳禁」である。

2、トップで上半身と下半身は逆に動く
この上下が別々に動く感覚が、「飛距離を伸ばす」のには絶対条件だ。つまり「下半身は左に腰を回転させ」ながら、上半身は逆に右上に捻って「捻転を最大に」する。これがトップの標準的な形だ。これでクラブを振り下ろす力が最大になる。いわゆる野球のピッチャーが打者方向に大きく足を踏み出し、これから投げようとして「右腕を思いっきり遠くに引いている」一瞬の姿勢を参考にすると、良いと思う。

3、ダウンスイングの始動50cmで飛距離が決まる
ダウンスイングの最初で「一瞬間を置いて」から振り下ろすことにより、身体全体の力を使って「振り出し」へ加速を加えることが出来、飛距離を出すことが出来る。左への踏み込みから振り下ろしまでは、一つの「パッケージ」スイングであり、いかにスムーズに振れるかが鍵だと言える。ここを何回も繰り返し繰り返し練習して、体全部の力をインパクトの一点に集中できるように、体に覚え込ませるのが大事だと思う。

4、インパクトには全体重を乗せる
いわゆるタメを作ってインパクトで更に「ヘッドスピードを加速する」技術である。私はどうも、これが上手く出来なかった。今までタメを作るには、インパクトで「手首を伸ばす」ことが必要だと思い込んでいたが、色々とチャーリー高沖先生や新井淳先生のビデオを YouTube で見たりしているうちに、手首は伸ばすのではなく「回すのだ」というように考え方を変えたのである。これによってスイングがスムーズになり、ワンピースで「インパクトに全体重を乗せられる」ようになった。勿論、全体重を乗せられるのは「身体の体重移動」を上手にコントロール出来るようになったからであるが、インパクトの一瞬に「タメを解放して飛ばす」ということは余り「考えなくていい」と思っている。それより「左足を伸ばしてクラブを加速する」方が大事じゃないだろうか。とにかく「身体でインパクトする」こと。

5、インパクトはそれまでのスイング軌道の通りに当たる
インパクトでスイング軌道をどうにかしようとしても無理なので、方向性は別途に「トップの位置」を調整して、クラブ軌道を変えておく工夫が必要である。ドローなどの曲がり具合については「インパクト時の手首の角度」に合わせて、グリップの握りを調整していくしかないだろう。いずれもスイングがある程度固まってからで十分だ。私は「飛距離を出せるようになる」までは、無理に調整する必要はないと考えている。方向や曲がりを意識すると、肝心のインパクトが「当てに行く」ようになり、逆に調節することで「加速しない」可能性があるからだ。インパクトはまず「ボールに最大打撃を与えることだけ」に集中したい。

以上である。中々思うようには行かないが最近 YouTube など研究して、ちょっと夜に素振りなどやってみると案外スムーズな理想スイングが出来たりして、「ニヤニヤ」してしまうことがある。やっぱり私は、ゴルフが好きなんだな。

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おまけ:今週の古江彩佳

アメリカLPGAツアーで2試合を戦った古江彩佳。2試合目では、イーグルで予選通過という離れ業をやってのけたそうだ(結構ドタバタだ)。今季は平均飛距離で290ヤード超えの女子選手が出てきたというので話題沸騰の女子ツアーであるが、飛距離246.75ヤードで「74位」と飛ばない方にランクされる古江が、実はパーオン率では73.61%と「13位」と上位につけているのが印象的だ(流石だよねぇ!)。

飛ばす選手が皆アイアンを持つ場面で古江はウッドを持たざるを得ないというのに13位というのは、如何にショットが「正確無比か」という話。先週は18位と上位フィニッシュだったので、取り敢えずは「欲張らずにシードを取る」ことに専念して欲しい。まずはアメリカの環境に慣れることが大事だと思う。実力はあるんだから、大人しく今季は20位あたりにつけておいて(それでも凄いことだが)、本格的にトップを取りに行くのは「来年にする」と考えれば落ち着くかも。

とにかく河本結の失敗例もあるのだから今は「アメリカ生活」を満喫して、体力・気力を充実させることが最優先だと思う。リラックスして生活をエンジョイ出来れば、自ずと成績もついて来る道理だ。勿論、本人は十分に考えてのアメリカ挑戦だろうから全然心配はしていないが、彼女は過去に「日本代表として」外国での試合を相当経験していたのが大きいかも。周囲が心配するより、実は本人は既にアメリカ生活に溶け込んでいたりして・・・。

さて私はそろそろ WOWOW に入ろうかどうしようか、検討を始めるとしようかな?


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