明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

女子ゴルフ全力応援ブログ(31)全英女子オープン決勝ラウンドに向けて

2024-08-24 21:14:00 | スポーツ・ゴルフ
いよいよ始まりました、全英女子オープン。今回は古江彩佳がエビアンでメジャー初優勝を成し遂げたことで大いに盛り上がっていますね。日本人選手も大量参加しているので、果たして何人が決勝進出出来るか?、非常に楽しみです。しかもその舞台は、ゴルフの聖地「セントアンドリュース・オールドコース」なんです!。もう、選手にとっては願ってもない最高のコースで「思いっきり大好きなゴルフが出来る!」と超舞い上がっている・・・んじゃないか?と思っています(これ、私の個人的な想像です。えっ?、そんなんいらんわ!ですって?、失っつ礼しましたぁ!)

まあ今回は、特に地上波テレビ放送が無いということなので、私も気合を入れて書くことにします。先ず初日の午後8時にゴルフネットワークの生放送画面をつけたら思った以上に凄まじい風景だったことを報告しておきましょう。先ずピンフラッグが真横に引っ張られてシワが完全になくなった状態でビュービュー猛風に旗めいているのを見た時には、これ「台風なん?」と思ったほどでした。オンコースリポーターの有村智恵によれば、なんと風速10メートル以上の強風が吹いているとのこと。スコットランドの北国の海風はこれで普通だというから、日本から行った選手にしてみれば「既にとんでもなく尋常では無い」世界ですね。オマケに悪名高いゲロ深のポットバンカーに、フェアウェイに無造作に点在するゴワゴワと密集したブッシュと「そこかしこにうねりまくる」厄介なコブが選手を苦しめる異次元のコースです。

大体、どこのゴルフ場にもある筈の「フェアウェイとラフ」という概念が希薄で殆ど差がないと言っても過言では無いし、言うならフェアウェイに落ちてもどんどん転がっていってポットバンカーに入る危険もあるわけです。それを避ける方法はと言うと無数にあるコブのどちら側の斜面に球が落ちるるかによっては、どんな方向に跳ねるか分からないのだからお手上げです。となると、せめてバンカーに入らない距離のクラブで刻むしかないとくれば、物凄くマネジメント力が必要ですね(勿論、マネジメントどうりに打てなきゃ話になりませんけど)。まあ、選手は皆んなドライバーを打つにしても「低いライナー性の球」で攻略してるのですが、特に午前の組は強風に煽られて、例え真っ直ぐ打ち出しても風に乗ってフェアウェイから外れていき、落ちた場所をちゃんと見ていないと「球を見失う」くらいです。それと何より日本のゴルフ場と違うのはコースとコースが林などでセパレートされてなく全体に高い木が一本も無いせいで、全方位見渡す限り延々と「だだっ広い荒野」の景色が広がっている、というのが正直な印象です。まあ、選手のウェアからしてダウンやニット帽に耳当てなどで完全に寒さ対策バッチリの出立ちを見れば、如何に全英が「最果ての地スコットランド」で行われる大会で、まさに「ゴルフとは何か?」を教えてくれるか原点じゃ無いでしょうか。今年はまだ雨が降ってないのでニコニコしてますが、ひとたび雨でも降った日にゃあゴルフなんか「やってらんないぜぃ!」ってなもんで、サッサと引き揚げて風呂に入り、一杯やりたくなるのが人情というもんです。

多分、我々アマチュアのゴルフ力では「3ホールも回れば」気力も尽き果ててリタイアしちゃうかも・・・。つまりゴルフの聖地セント・アンドリュース・オールドコースというのはとてもじゃ無いが「素人」がちょっと行って楽しくラウンド出来るようなところじゃ無いですね。実にうんざりする程の嫌〜なコースです(あくまで個人の感想です)。まあ、日本の良く整備されたゴルフ場でプレーするのに慣れた人には「なんじゃ?このコースは!」と怒りをマスター室にぶつけるかも知れないです。そういう悪条件下で試合は始まった、と思って見てないと選手は可哀想だな、と思いました。

それでは本題の全英女子オープンのレポートに入りましょう。果たして栄えある優勝カップは誰の手に渡るのか?

1、注目選手
予選を見た段階ではネリー・コルダが8アンダーと、安定感抜群なゴルフで頭一つ抜け出して独走状態です。それを追いかける2位グループが5アンダーですから、如何にネリーのゴルフが素晴らしかったかが分かると言えると思います。どこが素晴らしいかというと殆ど危ないシーンがなくて、画面に映った時はグリーンオンもそこそこ近い距離に止まる球で楽々攻めていた、と言えます。同組で回ったリリア・ヴとチャーリー・ハルもしっかりバーディをとって予選をトップで通過、決勝ラウンドも最終組で回るようです。テレビは国際映像なので成績トップの選手の映像が主体になりますが、ミンジー・リーやブルック・ヘンダーソンと言ったお気に入りの選手は調子が出なくて「予選カット」になりました。残念です。私は大馴染み「レジェンド岡本綾子」の名解説を交えながらたっぷり7時間の生中継を楽しんでいますが、やはり世界のトップ選手が視力を尽くして戦う姿は見どころが有りますね。優勝は誰になるのか分かりませんが、日本人選手がトップ10に食い込む活躍を見せてくれると俄然応援のしがいもあるというもんです。その点、上位で決勝ラウンドに臨む西郷真央には期待しか無いですね。

3、日本人選手とラウンド結果
唯一日本人選手の中で上位争いをしているのが西郷真央でした。だから国際映像もバンバン映してくれて、西郷ファンには堪らないでしょう。今ひとつパターが入らなかっただけで、ショットは大体「思うようなところに打てている」とインタビューで本人が言っていたので調子は良いようです。元々マネジメント能力には定評のある西郷ですし、優勝争いはお手のものですから期待は出来ると思います。勝負は3日目ですね。応援しましょう。

実力者の畑岡奈紗はこの所「パターの調子が今ひとつ」ということで、ギリギリ予選通過の4オーバーでまとめたのは流石です。このコースは前半は割とバーディが出やすいホールが続き、後半になってガタガタと落とす選手が多い印象です。まあ畑岡は最近我慢強くなったと岡本氏も褒めていたので、いずれ復調する時があると信じています。今回は優勝というのは難しいですが、一つでも順位を上げるように頑張ってくれると思います。

大いに期待された古江彩佳も「らしくない」成績でギリ通過の4オーバー、今年はちょっと上位は難しいかも。予選2日目は勝負の「ピンクのパンツ」で試合に臨んだけれど、如何せんエビアンの時のようにパターがズコズコ入らなくて苦しいランドが続きました。私としては「なんとか決勝に残ってくれ〜!」と応援したのが功を奏したのかなんなのか、やっと最終18番でバーディをとって首の皮一枚の予選通過でした。あとは決勝で順位をどれだけ上げられるか?ですので、なんとかアンダーまでは持って行って欲しいです。

決勝ラウンドに残ったメンバーは、西郷3アンダー・旗岡4オーバー・古江4オーバーの他に「岩井明恵イーブンパー・河本結1オーバー・佐久間珠莉1オーバー・川崎春花1オーバー・勝みなみ2オーバー・大里桃子2オーバー」の合計9人です。残念ながら「小祝さくら・西村優菜・笹生優花・岩井千怜・吉本ひかる・山下美夢有・鈴木愛・竹田麗央・渋野日向子・櫻井心那」はカットでした。まあ半分通過しただけで大躍進とは言えますが、個人的には「櫻井心那の出来」が心配です。何しろ16オーバーで143位のビリですから。去年4勝もした同じ選手とは思えませんね。何かドライバーをドローからフェードに変更しているそうですが、上手くいってないのかも。パリオリンピックで悔し涙を流した山下美夢有はあっさり予選落ちでしたが、まあ余りにもコースが違いすぎるので慣れが必要かも。同じ理由で竹田麗央や小祝さくらなんかもちょっと面食らったところもあったのかなぁ?と感じました。まあ、二人は仲が良いそうなので「大いにスコットランドの旅」を満喫して来たらいいと思います。笹生優花と渋野日向子は調子の波が有り過ぎて、こんなもんでしょう。西村優奈は、できれば決勝に行ってほしかったですね。頑張り屋さんなので・・・。

そんなこんなで決勝ラウンドが始まりました。今。河本結と佐久間珠莉が同じ組でスタートして行きましたが、私は密かに「河本結」に期待してます(今日は風も弱いからトレードマークのリボンも着けてるし)。採取的には5アンダーぐらい行くんじゃ無いかな?。それと、出来たら畑岡奈紗と古江彩佳にも20位以内には入って欲しいです。そうそう、肝心の西郷真央を忘れるところでした。ここは日本人として贔屓目に見て「せめて3位以内、出来たら優勝!」を目指して頑張って欲しいです。上位の名前を見ても「彼女ならやれる!」と思います、めちゃめちゃ応援してますよ〜ん!

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次回は最終結果を見てからレポート書きます。詳しい順位は「GDOのライブスコア」でご覧になって下さい。

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