明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

スポーツの醍醐味(4)パリオリンピックのベストゲーム3

2024-08-13 20:18:00 | スポーツ・ゴルフ
1、バスケット男子決勝
アメリカとフランスの試合でとにかくメンバーが豪華でしたねぇ。まあアメリカが本気出せば224cmのウェンバンヤマでもケチョンケチョンだから、試合の興味はひたすらレブロンやカリーやデュラントの華麗な技を見るだけです。それにしても序盤はレブロンの独壇場でした。試合はレブロンがボールを運んでスタート、一瞬の隙を突いてペイント内に突進したと思ったら「豪快なダンク」であっさりと決めて「まじオシャレ」です。

まあ結構な年齢のはずなのに全く衰えを見せず、キレッキレの動きでディフェンスを弾き飛ばしてのダンクには満員の観客も大興奮、まさにレブロンの1人舞台の前半でした。そこからフランスが必死で食らいついて追い上げますが、今度は3ポイントの王様ステッフの見せ場で観客を湧かせます。3ポイントは最初の2本こそ入りませんでしたが、その後は連続してジャンガジャンガと入れまくり。カリーの凄技はボールを受けてシュートまでが「超人的に速い」のです。まるで未来からやって来たロボットかと思うぐらいに精密に計算された動作で一瞬たりとも止まらずに流れるようにシュートするから、見てる我々からしたらもう「ズッボズッポ」入っちゃうわけですね。参りました!

途中からは最後までは「一度も外さず」見事に大技を決めきったのは流石でした。試合を見る限り、レブロンもカリーもまだまだ全盛時代の得点力を維持してるんじゃないでしょうか?。デュラントはどうかとネットを調べたら、東京大会ではカーメロの持つ記録を破って金メダルを取ったと書いてありました。なんか久し振りに懐かしい名前を目にして感慨深いものがありますねぇ。久しぶりに映像で生身のスーパースターの勇姿を見たせいでしょうか、来年こそはいよいよ楽天と契約して一年「NBAに集中」してみようかな、と思い始めた私でした。バスケット最高!

2、卓球女子団体決勝
次は卓球です。普段も好きなスポーツは?と聞かれればサッカー・バスケット・ゴルフの次に卓球と答えるほど実は卓球好きなんです。サッカーとバスケは余りにも男女の体力差があり過ぎて男子のしか見てないのですが、ゴルフと卓球は何故か女子が面白いですねぇ。特に今回は中国のチームに2対2と互角の勝負をしていて、最後のゲームも途中9対5と「勝つか?」と思わせた大活躍だったんですが、駄目でした。またしても・・・です(グスン)。

しかしギリギリ土壇場で必死にもがいてようやく逆転した時に見せた中国チームの「あられもない喜びよう」には、流石の私もマジ驚きましたです、はい。どんだけ精神的に彼女等が追い詰められていたのか、これは想像ですが「このまま負けたら国に帰れないかも」位のとんでもないプレッシャーが二人の両肩には重くのしかかっていたんではないでしょうか。珍しくオオマンユウが吠えまくっていたのが印象的でした。結局ダブルスで辛勝したあとは危なげなく2ゲームを勝ち切っていつものように金メダルを取られてしまいしたが、4年後のロスでは「もしかしたら?」もありますねぇ。

まあ日本チームの敗因は「これで決める!」と言う決め球が全部「仕掛けて行ってハズレてしまい」負けてるんですね。一見惜しいように見えるのですが、これが実力の差です。中国はとにかくラリーを続けて打ち返し、日本がミスをして自滅ずるのを待つ作戦でした。日本はラリーを続ける防御力がまだまだ弱く、相手のミスを待つ余裕が無かったために「ここだ!」と気持ちが焦ってしまってミスしちゃったわけです。この差ですね。球の威力ではなく「相手コートに入れ返す技術」をもっと磨いて欲しいと思いました。もう一踏ん張りでしたね。

3、サッカー男子決勝
最後はフランス対スペインの死闘です。まあオリンピックは若手主体のチームなので世界で活躍しているビッグネームはいませんが、若いだけに荒削りな溌剌とした積極的なゴールシーンが期待できます。先制したのはフランスです。だが、スペインが試合を徐々にコントロールし始めて立て続けに2点を入れ、もう一点追加して3ー1としました。この時点で勝負は決まったようなもんです。しかしフランスは、後先考えずに遮二無二点を取りに行って猛攻に継ぐ猛攻、後少しでスペインの勝ち!っていう終了間際に「不可解なペナルティ」で同点に追いつきます(何かもう「疑惑の判定」続きで嫌になりますねぇ)。

まあ結果は延長したけどスペインが2点入れて圧勝。文句の付けようがない金メダルでした。見どころは、作戦度外視の鬼の形相でシュートを打ち続けたフランスと、それを無我夢中で必死に守り切ったスペインの、バチバチの火花を散らした「メダルにかけた執念」の激しいぶつかり合いですね。健康な若者の、ピュアな一直線の心が織りなす一大ショーを、楽しくそしてまた一瞬一瞬をも見逃すまいとする集中力で2時間あっという間の観戦でした。良いゲームだったと思います。

結局スポーツの楽しさは自分ではとても出来ないようなもの凄いプレイを、選ばれたアスリート達が「軽々とやって見せてくれる」ところにあります。まるで自分がボールを蹴っているかのように選手と同化し、一体となって試合にのめり込むから興奮するのです。その感情は国は違えど、同じ人間として「共通のもの」だと感じています。良い試合を見終わった後はどちら側の観客も互いの健闘を讃えて、皆んなスポーツの素晴らしさに「乾杯!」と行きたいものですね、

パリオリンピックは終わりましたが、これからも健康に留意して末長くスポーツの楽しさを味わって行きたいと思います。


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