明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

日本酒飲み比べ家飲み編(2)

2019-04-28 22:43:22 | 生命・健康・医療
1、沢の鶴米だけの酒
スーパーで定番の「米だけの酒」沢の鶴純米酒、生酛ブレンド宮水仕込である。570円前後で買いやすいのに純米と、リーズナブルな酒。果たして味はどうかというと、「白鶴まる」に比べると「だいぶ飲みやすい」。ふくらみとキレのある味わい、と謳ってあるが実際は「それほど大層なもんでもないな」と言う感じ。ふくらみは多少感じたが、キレは殆どなかったように思う。これで2種類飲んだがこの手の謳い文句は「相当割引して読む」というのが分かってきた。最初に飲んだ時は酸味が強くて「ちょっとまいった」な、と思ったが飲み進めていくうちに、徐々に酸味が減って「まろやかな味」に変化した。可もなく不可もなくで、採点は3.5とした。

2、菊正宗きもと樽酒
吉野杉香る生酛辛口の淡麗系である。3種類目はスタイリッシュなパッケージデザインで「生酛」の文字が目を引く。味はマイルドで落ち着いた感じ。生酛というほど力強くはない。だが家飲みレベルで考えればマシな方だろう。しかしインパクトが薄い。ガツンと来る濃醇重量級か、すっきり淡麗の辛口か、どちらかが欲しいが「ただ、ぼんやり」というのでは決め手に欠ける。この間、船橋の居酒屋で友人と日本酒の飲み比べをしたが、純米吟醸の一級品ばかり飲んだので「味はどれも個性があって際立って」いた。それと同じレベルを求めているわけじゃないが、もう少し「何か特長」が欲しい。欠点が少ないだけでは面白みのない酒になってしまう。菊正宗というブランドを期待したが、採点は3+である。

3、松竹梅辛口仕込
京都伏見の宝酒造が出している淡麗辛口の自信作だ。最初常温からやや冷やして飲んだが全くダメ。それでレンジ燗酒に挑戦、1分20秒温めて飲んだらまあまあ飲める味になった。この酒はパッケージにも書いてあるように、上燗45℃ぐらいの温度が飲み頃の燗酒である。飲みやすくはなったのだが、「キレのある辛口」というのにはちょっと程遠い。味もすっきり辛口ではないので、採点は2.5である。なかなか4以上の合格点のものが出てこない。

期待して飲んだ三種だが、酸味があってもベタッとしていてキレがなかったり、淡麗な飲み口を歌っていても香りにかけていたり、どうも今ひとつ「これだ!」と言えるものがない。家飲み編で飲み比べをするつもりだったが、少し路線を考えないとダメみたいである。もうちょっと高級な方にい飾るを得ないのか、次の「最終兵器」で判断したいと思う。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿