明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

ゴルフ絶対上手くなってやるぅ(14)今日ダメだったらゴルフを諦める!

2021-09-25 21:03:09 | スポーツ・ゴルフ

何だかもう、ゴルフやめようかな・・・と思う瞬間もあったりして、ホント悩みに悩み、私はトコトン土壇場まで追い詰められていた・・・。一夜明けて今朝、僅かな救いを求めて新井淳の YouTube チャンネルを何気なく覗いたら、身体と同期したハンドファーストの映像が目に止まったのである。これだ!、これを最後のチャンスにやってみよう!、と藁にも縋る思いで、いつものゴルフ練習場に向かった。これでダメなら静かにクラブを置いて、老兵は去っていくのみだ。そういう気持で打席に立った・・・

新井淳の動画は実にわかりやすい。私が理解した点を説明する前に、練習場でやったドリルを紹介しよう。

1、インパクトの形から治す

まず新井淳の動画の通り、
① グリップを身体の真ん中アドレスの位置に置き
② クラブを持ち上げて右側水平の位置に構える
③ そこから胸を回してクラブを上げ、お尻も回して右を向く
④ そのまま今度はお尻を左に回して腰・上体も回し
⑤ 身体全体が目標方向を向く
ここまで腕と胸の位置関係を変えていなければ、この段階で「クラブヘッドがボール位置まで」戻ってきて、丁度上手い具合にインパクト出来る筈である。勿論、微調整は必要かもしれないが、概ねこの動作が「正しいスイング」と言うわけだ。要は身体が目標方向を向くまで、一切クラブを操作しないことである。

体をクルッと回転させて打つやり方は、今流行りのスイング理論全部に言える特徴だ。基本は手を使わないで打つことなので、インパクトは「体の回転に合わせて、左手で引っ張る」ことになる。腕を振る感覚はなく、インパクトであれこれ小細工をする必要がないので、非常にシンプルかつ再現性が高い理論だ。私の練習していたスイングでは、ボールを真ん中に置いてハンドファーストに打とうとすると、どうしてもグリップが体の左側に出っ張ってしまって、それがシャンクの原因になっていた。ハンドファーストにすればする程フェースがオープンになり、結果シャンクが止まらなくなり「極度の困惑と、出口の見えない絶望」に陥っていたのである。

インパクトでお尻を回すことでハンドファーストもヘッド・ビハインド・ザ・ボールもダフりも全部上手く行き、おまけに手首を操作しないので「方向性も良くなって」言うことなし。万々歳である。当然、前傾姿勢維持も問題なくピタッと決まるし、フォロースルーで左腕が引ける「チキンウィング」だって全然出なくなる。今まで何百球と打ち込んでいたのがバカみたいに思える程あっけなかった。で、肝心の飛距離がどうなのかというと、落ちるどころか「ドライバーなんか距離が伸びている」感覚である(おおっ!)。これなら29日の取手桜ヶ丘は相当楽しみだ、ヤッホー!、これでゴルフが続けられる!

と言うわけで、決死のスイング大改造は「起死回生の逆転満塁ホームラン」で幕を閉じた!。帰りにいつもの通りマミーマートで「ご褒美の握り寿司12貫パック」を買って、日本酒で一杯やったのは言うまでもない。飲みながらチャーリー高沖の「チャゴルTV」を開いたら、「おんなじことを言っている」ではないか、私が気付いていないだけだったのだ!・・・お恥づかしい限りである。彼の言うには、ダフって困っているという練習生に「目標の方に体が向くまで、ボールを打たない」ようにしてみたら?、とアドバイスしていた。つまりアーリーリリースの反対の「レイトリリース」である。これは新井淳の言っていることと全く同じで、クラブヘッドが遅れてくるのを「手でリリース」して調整するのではなく、手は何もしないで「そのまま身体を回して待つ」感覚なのである。これがスイングの奥義なのだ(チャハぁー!)。クラブに力を入れるのは「ボールに当たってから」で良いだって!。それで十分飛距離は出るのである。やっぱり「ちゃごるTV」は最高だぜ!

2、ついでに、今日やった改善点を書くと

a. バックスイング
テークバックの上げ方を正確に、と考えていたら、どうも頭が「右に流れている」ことに気がついた。以前は右に動かした方が当たりが良かったのだが、ボールに当たらなくなった原因がこれじゃないか、と疑ってみた。そこでアドレスしたらトップに上がるまで「後ろには1mmも動かさないぞ」と心に決め、アドレスからそのままの位置で体重を右足一本に乗せ、回した背中を「目標方向へ倒す」ように左脚に移すように動きをつけながらバックスイングした。これにより自分であれこれ操作することなく、体重をインパクト位置に向けて加速できる。言うならば「自然落下」だ。

b. クラブ軌道
バックスイングは余り長くクラブを引かないで、早めに右手首をコックして「ヒョイと上げて」構わないと思う。トップの位置にキチンと収まるのが大事なので、右に長く引っ張り過ぎると「右にスエーする」危険がありそうだ。身体を回しさえすれば、クラブはどんな風に上げてもいいと思う。むしろ途中で時間をかける方が、上体が動いて良くないと感じた。バックスイングはある程度スピードがないと、ダウンスイングに勢いが付かないと思う。上半身をヒネり、左腕が水平の位置まで上がったら、次にお尻を回して右足に体重を乗せる。大事なのはトップからフォローまでである。

c. インパクト動作
トップにクラブを担ぎ上げながら左足に体重を移し、左尻を後ろに引いて「右を向いていた胸を、今度は左の目標方向に」向けるようにしてネジる。この時、左の脇腹が伸びて「右脇腹が縮む」動作が入れば、完璧だ。右肘はなるべく右脇腹をこするように振ると「インサイド」からクラブが降りてきて、しかも「上からダウンブロー」にヘッドが入ってくるので、ボールに力が加わって飛距離が伸びる(これは私の想像)。頭がボールを見たままで動かなければ、カッコいいヘッド・ビハインド・ザ・ボールの完成だ。後はボールにフェースが当たるのを確認してから「右手を思いっきり伸ばして」振り切るだけである(と言うのは嘘で、ここに書いた一連の動作は全て「どりゃあー!」と言うような感覚で、一瞬で終わる)。

結論:私が今回の「スイングを見つめ直して、ようやくたどり着いた理想形」は、考えてみればごくごく普通の、当たり前の形である(というか、皆さんはとっくに分かっていたことだと思う)。それが私に見えていなかったのは、単に「インパクトを誤解していた」ことに尽きる。インパクトは「ヘッドをボールに当てること」だと思っていた。だから正確に当てるためには「インパクトの瞬間にボールを良〜く見て、手で調整する必要がある」と思い込んでいたのである。だから当てようとすればする程体が止まり、ガチガチに固まっていた。インパクトで球を見るのは構わないが、「身体はしっかりクラブを振らなければいけない」のである。この身体の動きを止めてしまう考えが、全ての間違いの元である。まずこのインパクト・イメージを「点から長い一本の線」に変える必要がある、と気がついた。

我々は良く雑誌などで「プロの連続写真」を見て、スイングの形から入っていく。そして大抵はカッコいいインパクトだったり、見事なタメだったり美しいフォローだったり、同じ形を目指して猛練習するのだ。ところがこれが大間違いなのである。連続写真の「静止している」形を真似しようとすると、どうしたってその形を目標にして「その姿」を再現しようとしがちだ。スイングしているプロは意識せず、一つの通過点に過ぎないインパクトを、我々アマチュアはひたすら同じ格好になるように「止めて練習している」のだ。これで皆んな身体が「止まって」しまう。本当は逆に、身体が止まっていること「そのことが」スイングの流れを壊しているのである。そのことに苦節30年、シャンク連発の危機的状況の中で散々苦しんだ末に、ようやく新井淳の YouTube を見て気がついたわけである。勿論、新井淳の YouTube は以前からよく見て知っていた。頭では理解したつもりでいたのである。だが、実際の私のスイングは「身体を止めて当てに行く」昔ながらの手打ちだった。どこがいけなかったかというと、個々のパーツだけあーでも無いこーでもないと形を作りに行っていて、「スイング全体の流れ」が全然分かっていなかった。一番の勘違いはインパクト動作に入る時の「開始の形」である。以前はそこから当たるまでのクラブヘッドの軌道を「スローモーションで確認しながら」練習していた。本来はインパクトの入口から「あっ」という間にフォローになっていなければ、「ボールを打つ」という大事な動作は出来ないはずである。入口からフォローまでは一瞬の動作で、連続写真のように「止まった」状態はありえない。そんな形はスイングしているプロの意識の中には「どこにも無い」のである。全て一連の動きだ。そう思い直すことで今は、大事なのは「腹筋と左脇の張り、それと右肘の引き付け」だと考えるようになっている。インパクトは結果だ。意識しなくてはいけないのは、そこでは無いぞ・・・。

というわけで、一応私のスイング改造プロジェクトは「理想形」をイメージ出来たところで「次のステージに」入った。次はイメージを実際に再現することである。明日も練習に行っちゃおうかな・・・。


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