風が吹く度に木の葉が雪のように舞い落ちます。
みるみる木の葉の絨毯が出来上がってゆきます。
やがて木の葉は腐葉土となり、樹木の栄養となって、葉になり花を咲かせ実をつけて種を送り出したあと、葉は風に舞っていくわけです。
人の一生と重ねてみるならば、もはや私は腐葉土であってもおかしくない年齢です。
なのにまだまだ花を咲かせ、実りも期待する身の程知らず。
風が吹かなければ、いや風が吹いても舞い落ちることなく、腐葉土となることを潔しとせず、ぎりぎりまで花を咲かせることに執着するエゴイストだ。
枯れたは枯れた。
昔よりは枯れた。
しかし枯れる事から目を背けた者には、辿り着けるはずの達成感あるゴールは遠い。
ならば持久力をつけ、健康寿命設定を無理矢理かなり先にするしかないか。
約束されていないことを土台に、ウワモノを設計し載せることの危うさよ。
枯れる時は一気にくるぞ。
いっそ目標を向こう側に置いたらどうか?
長くとも短くとも、最後には辿り着ける命題の解答。
ならば皆平等だ。