中国の都市交通事情:王鋭 (WANG Rui) のブログ

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・転載:<上海地下鉄事故>担当者の確認ミス 12人を処分と発表

2011-10-06 22:47:42 | 6) 中国の都市鉄道
経験が少ないね。日頃の仕事は、まあまあですが、非常時の対応は心配ですね。

鉄道が慢性的深刻な容量不足の状況で、確かに中国では、他の国のような20年30年かけて数百キロの鉄道を作る余裕がないですが、今のままの整備のペースはやはり早すぎかな。

駅員の訓練は追いつけないですね。

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111006-00000121-mai-cn

<上海地下鉄事故>担当者の確認ミス 12人を処分と発表

毎日新聞 10月6日(木)22時10分配信
 【上海・隅俊之】中国上海市で先月27日に300人近くが負傷した市営地下鉄10号線の追突事故で、上海市の事故調査班は6日、運行指令センターの担当者が確認を怠ったまま後続の列車に進行指示を出したために停車していた前方の列車に追突したとして、担当者ら計12人を免職や降格などの処分にしたと発表した。上海紙、東方早報が伝えた。

 上海の地下鉄は総延長が約420キロと世界最長。10号線は昨年の上海万博の開幕に合わせるために急ピッチで工事が進められ、担当者の訓練不足などが指摘されていた。事故が運行指令の人為ミスで起きたことが裏付けられたことで、全国で高速鉄道と同様に整備を急ピッチで進める地下鉄の安全確保について中国当局は改めて見直しを迫られそうだ。

 調査結果によると、地下鉄10号線では設備の電力がダウンしたために、列車の位置などを把握する運行指令センターのパネル表示が消えた。このため運行指令センターは、電話連絡で車間距離などの安全を確保する手動運転に切り替え、列車を徐行運転させていた。事故が起きた豫園-老西門駅間には、徐行運転の影響で列車が停車していたのに、担当者は二つの駅間に列車がいるのか確認をしないまま、後続の列車に進行を許可したという。

 市営地下鉄は先月28日、社内調査の結果として、担当者が手動運転に関する規定を順守しなかったために起きたとして人為ミスを認めていた。


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