毎日モーツァルト!

モーツァルト初心者なので、モーツァルトの曲をたくさん覚えたい♪BS2の番組『毎日モーツァルト』の曲名を毎日?記録します。

【第27回】 バイオリン協奏曲 第2番 ニ長調 K.211 第1楽章より

2006年03月07日 | ザルツブルク
モーツァルト19歳の作品。
3ヶ月のミュンヘン旅行から帰郷した1775年6月に作曲された。
モーツァルト自身が宮廷楽団で演奏するために書いたという。
この曲を作る直前ミュンヘンを訪れたモーツァルトは、当時流行していたフランス風の様式をこの曲に取り入れた。

 (バイオリン)ダヴィッド・オイストラフ
 (演奏)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 (指揮)ダヴィッド・オイストラフ
 【出演】 (バイオリニスト)千住真理子
 

 - 大司教への不満 -

ザルツブルクの宮廷楽師長としてうっ屈した日々を送っていた若き日のモーツァルト。
この時期力を注いだのがヴァイオリン協奏曲であった。17歳から19歳にかけて5曲が作られた。これらは『ザルツブルク協奏曲』と呼ばれている。

啓蒙思想を信奉する大司教コロレドは、宮廷楽団の倹約・合理化を推し進めた。
教会でのミサの時間は短縮され、芸術活動の拠点の一つである大学劇場も閉鎖される。
宮廷楽団の活動範囲は一気に狭められた。
宮廷楽師長モーツァルトは次第にコロレドに対して不満を募らせていく。
1775年、モーツァルトは宮仕えの日々から新たな生活を見いだそうとしていた。