毎日モーツァルト!

モーツァルト初心者なので、モーツァルトの曲をたくさん覚えたい♪BS2の番組『毎日モーツァルト』の曲名を毎日?記録します。

【第199回】 レクイエム ニ短調 K.626 セクエンツィア(続唱)「思い出したまえ」

2006年12月21日 | ウィーン
1791年 モーツァルト35歳の作品。
チェロやバゼットホルンが奏でる穏やかな旋律にのせて、主に懺悔し赦しを願う祈りが歌われる。

“思い出したまえ 慈悲深きイエスよ
  罪を恥じ 私の顔は赤らむのです 主よ懇願する私を赦したまえ
   私の祈りは聞き入れられる価値のないものですが
    慈悲深い主よ あわれみをもって 永遠の光で 焼き尽くさないで下さい”

ソプラノ: ダイアナ・モンタギュー
カウンターテナー: マイケル・チャンス
テノール: クリストフ・プレガルディエン
バス: フランツ・ヨーゼフ・ゼーリッヒ
指揮: ペーター・ノイマン
演奏: コレギウム・カルトゥジアヌム
出演: 養老孟司 (解剖学者)


 ~ 死の床 ~

1791年12月 モーツァルトは病の床にあった。
当時モーツァルトはこのように心境を語ったと伝えられている。

“心のおもむくままに自由に書くことができるときになって僕の芸術を見捨てなければならないとは” (モーツァルトの伝記より)

12月4日、モーツァルトの容態が急変した。
看病にあたっていたコンスタンツェの妹のゾフィーにモーツァルトはこう語った。

“よかったゾフィー、今夜はここに残って僕が死ぬのを見ていてくれなければ。一体誰が僕の最愛のコンスタンツェの助けになってくれるんだい” (ゾフィーの手紙)

妻コンスタンツェを思いやるモーツァルト。
未完の「レクイエム」を手に取り、枕元に弟子のジュスマイヤーを呼び寄せた。
そして自分の死んだあとの「レクイエム」の完成を頼んだ。

病床に臥して2週間余り。
モーツァルトは最後の時を迎えようとしていた。

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