関西地方も朝から大荒れの天気。
1日、家でおとなしくしとこうかと思ったが、それじゃあ気が滅入る。
思い切って西宮ガーデンズのTOHOシネマズに映画を見に行くことにした。
目的の映画は長澤まさみ(33)が超自堕落な母親を演じる「MOTHERマザー」(大森立嗣監督)。
僕は別に長澤のファンではないが、彼女が「最後まで共感できなかった役だった。分からないこともあると知った作品」と公開記念舞台挨拶で語っていたことで、見る気になったのだ。
雨の中を出て来ていいこともあった。
僕はTOHOシネマズの「シネマイレージカード」を持っている。
このカードは映画を6本見ると1回分タダになる。
今日はタダの日だった!
そして見終わっての感想。
見るんじゃなかった。
気分を高めようと見に来たのに、更に気が滅入ってしまった。
物語は実話をベースにしているという。
こんな酷い話は僕も長いこと生きてるから、実際にあるだろうとは思う。
長澤が「共感できなかった」と言った意味も痛いほど分かった。
彼女みたいに子供の頃からスポットライトを浴びて生きてきたスター女優が理解できるはずはない。
それほど凄まじい生き方をした女(マザー)の話だ。
まあ、今まで明るく爽やかな誰からも好かれる役を演じてきた長澤にとって、初めての″汚れ役″だろう。
本人は共感できなかったと言うが、その美しさが役に説得力を与えているのも事実。
こんな美人ならば、性格は出鱈目な女でも、男はコロっと騙される。
長澤もこの役を演じ切ったことで、女優として一皮剥けただろう。
てな紋切り型の感想ではデスクに叱られるな(笑)。
そんな映画です。
ほんまのソーシャルディスタンスの取り方は、自動券売機の段階でキレイに間を開けて買える席が決まってました。分かるかな?客席に「×」の札なんか貼る必要がないのです。さらに入場はマスク必着。サーモグラフィで体温を計られます。