●色彩俳句0277・うすみどり03・河府雪於01・2016-05-04(水)
○「黒猫の眼のうすみどり榛の花」(河府雪於01)
○季語(榛の花・春) 「くろねこのめのうすみどりはんのはな」(→「菜花亭日乗」より引用)【→色彩俳句-索引01・色彩俳句-索引02 →俳人一覧(あ・か・さ・た・な・は・ま・や)】
【鑑賞】:揺れながら垂れて咲く黄褐色の榛の花。その下を黒猫のうすみどりの眼がすりぬけます。色彩感覚の豊かな句です。みどりの日。「うすみどり」に最も近い和色は「若葉色#b9d08b」でしょうか。
●河府雪於(こうふゆきお)
○好きな一句「針祭る乙女はたちの膝円く」02
○季語(針祭る・春) 「はりまつるおとめはたちのひざまるく」(→「新装版俳句小歳時記水原秋櫻子編」より引用)
【Profile】:1904年広島県出身。→福田蓼汀に師事。「山火」同人。
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