俳句の箱庭 top

お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

●技法俳句047・比喩(直喩)=めく02・殿村菟絲子

2011-07-01 01:24:04 | 特集俳句

●技法俳句047・比喩(直喩)=めく02・殿村菟絲子

 

○「馬あまた湖に洗ひて戦めく」(殿村菟絲子01)

季語(馬洗う・夏)

多くの馬を湖で洗っています。馬のいななきが高まりと水しぶきが激しくあがっています。まるで戦国の時代の戦のようです。

 

殿村菟絲子(とのむらとしこ)(1908~2000)

代表句「紅梅や研がれて刃物火の匂ひ」02

季語(紅梅・春)

東京深川生まれ。府立第一高女卒。1937年、「馬酔木」に投句し→水原秋櫻子に師事。1950年「馬酔木」賞をうけ翌年同人。1954年→加藤知世子、→池上不二子、→柴田白葉女らと「女性俳句」創刊。1955年、→石田波郷の「鶴」に参加。1961年「女性俳句」解散後「新女性俳句」の編集にあたる。1972年、「万蕾」創刊主宰。秋桜子の抒情と波郷の境涯性を学び、ユニークな句境を確立。四賀光子門の短歌の影響も深い。1978年『晩緑』で第18回俳人協会賞受賞。

殿村菟絲子掲載句

03油臭き男櫛あり霧の宿(霧・秋)〈五感・嗅覚〉2014/9/4

 

 


コメント    この記事についてブログを書く
« ●方法俳句047・幻聴02・松瀬青々 | トップ | ●三色絵047・夏の宵・透次 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

特集俳句」カテゴリの最新記事