●五感俳句0213・温感09・梶山千鶴子01・2015-02-09(月)
【→五感俳句-索引 →俳人一覧(あ・か・さ・た・な・は・ま・や)】
○「人の世は待つこと多し水ぬるむ」(『梶山千鶴子集』1992)(梶山千鶴子01)
季語(水ぬるむ・春) 「ひとのよはまつことおおしみずぬるむ」(「しょうえ本舗のブログ」より引用http://blogs.yahoo.co.jp/ssshonpo/6774355.html)
【鑑賞】:例えば今なら何を待っているのか 目の前のテーブルに運ばれてくる料理か 6両編成の地下鉄の車輛か なかなか捗らないレジの順番か それとも まだ凍てついた河川の水が温むことか
○梶山千鶴子(かじやまちづこ)
●好きな一句「祇王寺の春の氷を割りし杓」(『一の矢』1985)02
季語(春の氷) 「ぎおうじのはるのこおりをわりししゃく」
【Profile】:1925年、京都府出身。1965年「れもん」に入会し→多田裕計に師事。「れもん」同人。のち「青」同人を経て1988年「きりん」創刊主宰。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます