●次元俳句424・真昼(時間)2・緒方句狂1・2019-03-24(日)
○「マッチ擦れば真昼の匂ひ春の芝」(緒方句狂1)
○季語(春の芝・三春)(「名句鑑賞辞典(角川書店2000)」より引用)【→次元俳句-索引1・索引2・索引3 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:なかなか見かけなくなった燐寸。燐寸箱を振った時の燐寸軸の音。残りのおおよその本数がわかる。燐寸を擦る音。湿り気があれば2・3回擦って付く。そして何よりも嗅覚を刺激する匂い。燐寸とは音と匂いの記憶である。
●緒方句狂(おがたくきょう)(1903~1948)
○好きな一句「しみじみと吾れに逢ひ居る昼寝かな」(『由布』1949)2
○季語(昼寝・三夏)(引用同上)
【Profile】:福岡県出身。→河野静雲の「無花果」、「ホトトギス」同人。
●緒方句狂(おがたくきょう)(1903~1948)
○好きな一句「しみじみと吾れに逢ひ居る昼寝かな」(『由布』1949)2
○季語(昼寝・三夏)(引用同上)
【Profile】:福岡県出身。→河野静雲の「無花果」、「ホトトギス」同人。1934(昭和9)年赤池炭鉱での作業中、ダイナマイト事故で失明、療養中に句作を開始。
赤池炭鉱での作業中、ダイナマイト事故で失明、療養中に句作を開始。
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