●五体俳句0130・首04・河野静雲・2013-05-21(火)
○「滴りや百仏手なき首なきも」(河野静雲01)
○季語(滴り・夏)
【鑑賞】:神奈川県伊勢原市の日向の浄発願寺奥の院を訪れた際、この句と同じ情景を見ました。歳月が石仏を風化させるのですが、最近ではふとどきな人間が持ち去ることもあるようです。
○河野静雲(こうのせいうん)(1887~1974)
○好きな一句:「葭切やむかしながらの総鎮守」02
○季語(葭切・夏)
福岡県福岡市生まれ。僧侶。神奈川県藤沢の遊行寺学林時代に「ホトトギス」を知り、→高浜虚子に入門。1930年、→清原枴童の「木犀」を継ぎ、1941年、「冬野」を創刊主宰。
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