俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。
◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●五感俳句446・質感=重27・佃悦夫1・2019-08-26(月)
○「たましいの重すぎて墜つ夕かなかな」(『赤ちゃん』2015)(佃悦夫1)
○季語(夕かなかな・初秋)(「俳句201607」より引用)【→五感俳句-索引1・索引2・索引3・索引4 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:もとより質感のないのが「魂」。しかしこの句の「たましい」は質感を得て地上に墜ちる。それはあたかもこの世へお未練でもあるかのような重さなのである。
●佃悦夫(つくだえつお)
○好きな一句「青田かな大暗黒の畳かな」(『身体私記』2004)2
○季語(青田・晩夏)(「俳句201211」より引用)
【Profile】:1934年静岡県生まれ。第2号から「海程」入会。→金子兜太に師事。1976年、第23回現代俳句協会賞受賞。「海程」編集同人。「海原」参加。