俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。
◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●次元俳句446・太い(空間)1・手代木唖々子1・2019-08-25(日)
○「移り住む秋の蕨の太ければ」(秋田県大仙市協和稲沢字釜ノ川沢に句碑)(手代木唖々子1)
○季語(秋の蕨・三秋)【→次元俳句-索引1・索引2・索引3 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:こんなに太い秋の蕨の採れる里山ならば、もはや移住するしかない。そして人との太いつながりを持とう。作者は秋田に移住して終の棲家とした。
●手代木唖々子(てしろぎああし)(1904~1982)
○好きな一句「夕焼は草負いかぶりても見ゆる」2
○季語(夕焼・晩夏)(「俳人名鑑」より引用)
【Profile】:北海道有珠郡伊達町出身。1923年に上京、俳誌「曲水」に投句。新興俳句「句帳」の創刊に参加。客員には→室生犀星、→萩原朔太郎、西脇順三郎らがいた。1940年、秋田県協和村にて「合歓」創刊主宰。のち「海程」に同人参加。仙北郡協和町第1回文化功労章受章。