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お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

●方法俳句369・不明22・江口喜一1・2018-3-8(木)

2018-03-08 04:56:00 | 方法俳句

●方法俳句369・不明22・江口喜一1・2018-3-8(木)
○「なほ告げることあり朧夜を追ふ」(『喜一句集』1979)(江口喜一1)
季語(朧夜・三春)(→「名句鑑賞辞典(角川書店2000)」より引用)【→方法俳句-索引1索引2索引3索引4 →俳人一覧(うえかきくけこしすせそちつてとにぬねのはひふへほみむめもや~)】

【鑑賞】:人と別れた直後、言い忘れたことを思い出しあとを追う。どんなことを言い忘れたのだろうか。すべては朧夜の闇の中のことである。加藤楸邨の「→鰯雲ひとに告ぐべきことならず」(1937作)が社会的内心であるならば、掲句は個人的内心であろう。

 

江口喜一(えぐちきいち)(1895~1979)
○好きな一句「あれ程の嘆きを籐椅子に睡り」2
季語(籐椅子・三夏)(引用同上)

【Profile】:京都府出身。→青木月斗に師事、「同人」所属。師の月斗は早くから「人事の喜一」と認めた。湯室月村没後「うぐいす」継承主宰。

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