俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●五体俳句0283・両手05・田中午次郎01・2016-06-14(火)
○「合歓の径下り来る両手つばさにし」(田中午次郎01)
○季語(合歓・夏) 「ねむのみちおりくるりょうてつばさにし」【→五体俳句-索引 →俳人一覧(あ・か・さ・た・な・は・ま・や)】
【鑑賞】:左右に軽く旋回しながら「ブーン」と飛行音を出しながら坂を下りてくるシーンです。子供がよくやる動作ですが、大の大人ならさらに愉快です。
●田中午次郎(たなかうまじろう)(1907~1973)
○好きな一句「秋刀魚焼く羅漢のごとき吾が貌見よ」02
○季語(秋刀魚・秋) 「さんまやくらかんのごときわがかおみよ」(→「鴫のあゆみ」より引用)
【Profile】:東京都板橋区成増町出身。1934年頃より、「→馬酔木」(→水原秋櫻子主宰)に参加、同人。1937年「→鶴」(→石田波郷主宰)創刊に参加、同人。「馬酔木賞」受賞。1947年「新葉」創刊主宰。1948年、「新葉」を「鴫」と改題。現代俳句協会員。 千葉県俳句作家協会初代会長。