俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●色彩俳句0284・紅012・渡辺恭子01・2016-06-22(水)
○「橡の花ひそかな紅を身の奥に」(渡辺恭子01)
○季語(橡の花・夏) 「とちのはなひそかなべにをみのおくに」【→色彩俳句-索引1・索引2・索引3・索引4 →俳人一覧(あ・い・うえお・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:「→北信州の道草図鑑」によると「5月頃、枝頂に白色に紅のかかった花を多数つける」とあります。この「ひそかな紅」を句に詠みました。整然とした写生句です。
●渡辺恭子(わたなべきょうこ)
○好きな一句「竹林に螢の星座組まれけり」(『花野』1988)02
○季語(螢・夏) 「ちくりんにほたるのせいざくまれけり」
【Profile】:1933年、東京都出身。俳人→渡辺水巴・→渡辺桂子の次女。幼少の頃、父より作句の手ほどきをうけた。死別後長い中断を経て、1974年頃より再び作句。1982年「曲水」主宰を継承。「新月」代表。俳人協会評議員。