切られお富!

歌舞伎から時事ネタまで、世知辛い世の中に毒を撒き散らす!

2021年!年賀状

2021-01-02 00:52:32 | プロフィール
毎年恒例のわたしの年賀状絵柄解説ですが、2021年は原点回帰!かれこれ、自作年賀状が20年目なので、どういう変化球にしようか考えていたのですが、2020年が妙な年だったし、わたし自身も「もう、人生遊んでる時間はないな」ということで、方向転換。「息切れ」という原題の映画から、答えは...

『勝手にしやがれ』のジーン・セバークでした。

しかし、60年以上前の映画なのに、ニューヨーク・ヘラルド・トリビューンのTシャツを着たジーン・セバーク、ボーダーシャツを着たジーン・セバークが今見てもお洒落でカッコいい。古典といわれる映画で、今見ても現代的なセンスがあるのはこの映画くらいじゃないでしょうか。監督のゴダールの盟友トリュフォーの映画でさえ、今見ると古めかしい部分もあるでしょ。

で、最後のシーンは、昔見たフランス映画社の字幕の方がよかったですね。今のブルーレイの字幕はなんだか…。

ま、そんなことはともかく、永遠に映画青年たちの心に突き刺さり続ける一本のヒロイン。この映画のヒロインがジーン・セバークでなく、アンナ・カリーナだったとしても、こんなには成功しなかったんじゃないかな~。やっぱり、セシルカットの彼女をキャスティングしたゴダールはセンスがあった!でも、当時のゴダールはほとんど浮浪者みたいな貧乏人だったんですよね。そういう意味でも奇跡みたいなもんですね。昔のゴダールの姿がわかるコメディ『グッバイ、ゴダール』も笑えてよかったけど。

で、ジーン・セバークはその後、謎の死を遂げるんだけど、その辺りはドキュメンタリー映画(二本をセットにしたDVDがお得。)をご覧ください。チャップリンやジョン・レノンがCIAにマークされていたのと同様、この人もいろいろあるわけですよね。そういう意味では、昔のアメリカは今の中国の香港政策を非難できないわけですが…。

というわけで、自分的には、「原点回帰」みたいな気分を込めています。今年は頭の中でこの映画のサントラが鳴り続けますね、きっと!

PS①:来年こそ、年賀状の絵柄を迷いそうなので、過去の絵柄リストを、最後に自分のために載せます。
PS②:関係者の方々へ、重要メッセージ。「101」、記載漏れしました。よろしく!


2020年!年賀状

毎年恒例のわたしの年賀状絵柄解説ですが、年末に亡くなったアンナ・カリーナを敢えて避けて、今年はこの人‼️不敵な悪女役にして、類い稀なダンサーでもある、答えは...














<今までの年賀状の画像一覧>

・2001 ハンフリー・ボガード&ローレン・バコール 『脱出』
・2002 ドニ・ラヴァン&ミレーユ・ペリエ 『ボーイ・ミーツ・ガール』
・2003 ヘルムート・バーガー&ロミー・シュナイダー 『ルードヴィヒ』
・2004 オーソン・ウェルズ&リタ・ヘイワース 『上海から来た女』
・2005 川口浩&若尾文子 『妻は告白する』
・2006 ジョージ・サンダース&イングリッド・バーグマン 『イタリア旅行』
・2007 アラン・ドロン&クラウディア・カルディナーレ 『山猫』
・2008 フレッド・アステア&ジンジャー・ロジャース 『有頂天時代』
・2009 アンナ・カリーナ たぶん『はなればなれに』
・2010 マレーネ・ディートリッヒ たぶん『間諜X27』
・2011 キャサリン・ヘップバーン たぶん『女性NO.1』
・2012 シルヴィア・バタイユ 『ピクニック』
・2013 マリア・シュナイダー 『ラストタンゴ・イン・パリ』
・2014 マリリン・モンロー 『荒馬と女』
・2015 フェイ・ダナウェイ 『俺たちに明日はない』
・2016 バーバラ・スタンウィック 『淑女イブ』
・2017 クローデット・コルベール 『或る夜の出来事』
・2018 ジャンヌ・モロー 『天使の入江』
・2019 リリアン・ギッシュ 『スージーの真心』
・2020 リタ・ヘイワース 『ギルダ』
・2021 ジーン・セバーク 『勝手にしやがれ』
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