切られお富!

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モリッシー、観に行きました!(9.29.渋谷文化村オーチャードホール)

2016-09-29 23:59:59 | カメレオンのための音楽
観に行ってきました!モリッシー!前夜に続いての渋谷文化村オーチャードホールの2日目。しかし、セットリストが前夜と大幅に変わるなんて、想像した人はいるんでしょうか?というわけで、簡単に感想です!

仕事を切り上げて、急いで家に帰り、着替えて会場に向かったわたしですが、「ま、30分くらいはいつもの映像上映ショーなんだろうな~」なんて、正直思ってました。でも、実際は1時間くらいやってたんですよね。わたしなんか、ダムドの「ニューローズ」のMVの時に耐えかねてトイレに行きましたもの!(でも全然、ライブ開始に間に合ったけど。)ちなみに、この日のMV映像の一発目がラモーンズで、もしやアンコールはラモーンズかな~とは予感してしまいましたが…。なお、今回のライブでは、ドライヤーの映画『裁かるるジャンヌ』のファルコネッティのアップ画像が随所に使われていましたね。ま、さすが映画オタクのモリッシーらしい選択です。

さて、前置きはこの辺で、本題のライブの感想。前夜の「ミート・イズ・マーダー」路線の食肉反対画像なんかは一切ないばかりか、「ミート・イズ・マーダー」からの選曲もなし。また、前方では警備員の数が多いこと!前夜ファンが押し寄せてライブハウス状態になったことの対策がこれだったんですかね。一部憶測では、会場サイドからモリッシーサイドに食肉反対映像とファンへの対応に関して抗議があったんじゃないかといわれてますが、ま、本来、クラシック用の会場ですからありそうな話だなと。

なお、今回のわたしの席は一階の真ん中くらいの列でした。チケット予約日に外出先からノートPCで予約を入れようとしたところ、なんと謎のPC不調状態に陥って、手続きできず!結局、いろいろあってこの席になったんですが、今となっては、これは腰痛持ちのわたしのための「神様のおぼしめし」だったのかなと…。それと、初日か二日目か迷った末に二日目にしたのも、実はこのPC不調のせいです。

さてさて、再び本題。まず、モリッシー、予想以上に元気でした。それに、なんだかリラックスした感じの佇まい。バックの演奏もステージの演出も危なげなかったし、最新アルバムの曲(6曲)を中心に歌い上げ、あとはアルバム『ユー・アー・ザ・クワーリー』から5曲という意外な選曲。スミスの曲は「ハウ・スーン・イズ・ナウ」一曲のみ。そして、アンコールはラモーンズの「ジュディ・イズ・ア・パンク」1曲だけ!

ま。正直言っちゃうと、悪くはなかったし、レアな選曲を聴けたのは貴重だったけど、前夜のセットリストを知っていただけにちょっと食い足りない感じはありました。たぶん、わたしと同じ感想を持った人も多かったんでしょう。会場が明るくなっても、帰りたくないファンが続出!(もちろんわたしも!)

結局、あきらめて帰りましたが、その分グッズを大人買いしてしまった!

ま、前回の来日公演ではスタンディングの会場で、アンコールに「スティル・イル」なんかまでやってくれたモリッシーですから、わたしとしては、スミス楽曲じゃなくても、せめて、ソロの代表曲をもっとやってほしかったなあ~とは思いました。でも、一方で、いまいち聴きこんでいなかった最新作の良さを改めて知った感じではありますね。

また、朗々と歌い上げる路線で行くなら、過去曲の「ウジャボ~♪」みたいな曲も今回は全体に溶け込んでいる印象ではありました。ま、この曲に関しては、前回の来日のときより声がよく出て名演だった気がします。

というようなわけで、初日&二日目の両方のチケットを抑えるべきだったと正直反省!あと、10/1の横浜のライブはどうなるんだろう。こっちは暴れまくるのかな?わたしは行けないんで、ツイッターのファンのつぶやきが今から楽しみです!!

ま、こんなところで!

PS:「モリッシーって、ガートルード・スタインがかなり好きなんだ!」っていうのが、今回のわたしの発見でした。

(私の過去記事)
モリッシー東京公演(ZEPP TOKYO)に行ってきた!
・モリッシー最終公演 恵比寿ガーデンホールに行ってきた!

(セットリスト)

1.Let Me Kiss You
(Morrissey put off his white… more )
2.Everyday Is Like Sunday
3.Irish Blood, English Heart
4.Istanbul
5.Jack the Ripper
6.Kiss Me a Lot
7.Kick the Bride Down the Aisle
8.First of the Gang to Die
9.World Peace Is None of Your Business
10.I'm Throwing My Arms Around Paris
11.All the Lazy Dykes
12.It's Hard to Walk Tall When You're Small
(Morrissey introduced the band after the song)
13.Speedway
(Morrissey played tambourine)
14.How Soon Is Now?
(The Smiths song)
15.Oboe Concerto
16.How Can Anybody Possibly Know How I Feel?
17.The Bullfighter Dies
(Morrissey said "Please Don't… more )
18.Ouija Board, Ouija Board

Encore:
19.Judy Is a Punk
(Ramones cover)





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三人の女 (中公文庫 C 23)
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