＜中田秀夫ＶＳ尾上菊之助＞に歌舞伎ファンは納得できるか！？

歌舞伎界で実力派の若手といえば、市川海老蔵と尾上菊之助であることは誰も異論のないところなんだろうけれど、この二人の舞台での輝きが、果たしてテレビや映画でも変わらないのかどうかは、どうも疑問に思えてしまうわたしなんですよね・・・。と、まあネガティブな言い方から始めつつ・・・。ちょっと、情報が遅いんだけど、『リング』で知られる中田秀夫監督の最新作『怪談』では、われらの尾上菊之助が主演、世界配給されるんだとか！果たして結果はどうなるんでしょう？

中田秀夫監督最新作は、尾上菊之助主演の古典的ホラー「怪談」
黒木瞳、井上真央ら豪華女優陣を揃え、世界配給へ（ムービーウォーカー）

原作は三遊亭円朝の落語「真景累ヶ淵」。製作発表では五街道雲助が「豊志賀の死」（「真景累ヶ淵」の一部）を一席語ったそうだけど、中田監督が落語好きとは知りませんでしたね。

ただ、海老蔵もそうなんだけど、菊之助にしても、舞台でのよさって、どうもテレビや映画ではうまくでないものだなあって思ってしまいます。（というか、舞台姿を知らない人は気の毒だ！）

しかも、菊之助のよさって、やっぱり舞台でのカワイイ女形姿とよく通る声なので、映画ではどうなんだろうっていう疑問もありますね。（この映画では、菊之助は男役。）

舞台でも映画でも絶対的な名優だったのは、二世鴈治郎ぐらいのような気がするのだけど、果たして＜中田秀夫ＶＳ菊之助＞の結果は如何に？

来年の公開という事で、楽しみ半分不安半分というところでしょうか？

・「怪談」公式ＨＰ

ＰＳ；近年だと、「真景累ヶ淵」って、吉右衛門がやりませんでしたっけ？歌舞伎座で！