切られお富!

歌舞伎から時事ネタまで、世知辛い世の中に毒を撒き散らす!

最近の読書。

2007-07-27 23:59:59 | 超読書日記
ここのところ、体調がよろしくなくて、あんまり読んでないし、感想を書く体力もないんだけど、一応記録として残しておきましょう。

・「悪人」吉田修一 著
これは面白かった。長いんだけど、新聞小説だったという事情からかとても読みやすい。後半には個人的に納得していないけれど、力作ではあるなあ~。

・「菊五郎の色気」長谷部浩 著
いい本だし、ぼちぼち平成の團菊について語るときではあるんだけど…。別の新書もそうだけど、こと芝居の感想に関しては、歌舞伎ブロガーの声のほうが真実を語っているんじゃないかしら?このあたり、いつか詳しく書きたいんだけど…。

・「ドキュメント精神鑑定」 林幸司 著
世間で言われているほど、犯罪者の精神鑑定の方法自体は滅茶苦茶ではないことがわかる本。あまり読んでて、愉快な事例は出てきませんのであしからず。

・「吉本隆明 自著を語る」
いい年して、こういう本を読んでしまうわたし。まあ、学生時代は読んでたんですよ、この人の本。「マス・イメージ論」以降がないのがちょっと不満だな、わたしは。

・「教育大混乱」 プロ教師の会 編著
安倍なんかに教育を語る資格はないし、今の文部科学大臣も最低だけど、彼らはこの本を読んで反省すべきなんじゃないかな?特に、イジメに関するくだりは、正しい状況分析だと思いますよ。

他にもあるけど、とりあえずこんなところで。

悪人
吉田 修一
朝日新聞社出版局

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菊五郎の色気
長谷部 浩
文藝春秋

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ドキュメント 精神鑑定 (新書y)
林 幸司
洋泉社

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吉本隆明 自著を語る
吉本 隆明
ロッキング オン

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教育大混乱
プロ教師の会
洋泉社

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