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いっしょに食べよう

60代おばさん、京都で夫とお気楽暮らしをしています。

逝く人

2023年08月23日 | 京都お気楽暮らし


    長いこと寝たきりだった知人が10日程前に亡くなりました。
    たしか80歳くらいだったかな、わたしよりずっと年上やけど大事な友だち。
    6年前に奥さんを亡くしご本人は3度目の脳梗塞になって身体は全く動かず。
    お金の苦労がない人だったのでしっかり世話をしてもらえる介護施設にいました。

    ご夫妻ともに仲良くしてもらっていたから奥さんの訃報を聞いたときは涙が止らなかった。
    時々広島から京都に戻った時は会いに言ったけれど言葉も発さない状態で会うのは辛かった。
    面会に行ってもわたしが一方的にしゃべる状態で
    コロナを理由に会いに行く勇気もだんだんなくなって
    最後に会ったのはコロナ前だったから4年経つのかな。

    のぶちゃん(わたしは奥さんの事をそう呼んでいた)がいなくなって
    けんさん(ご主人)は身体も動かず生きる希望を失っていたと思う。
    寝たきり状態から良くなるなんて誰も思えない、ひとりぼっちで生きているのはどれほど悲しいだろ。

    人が亡くなるのは良いことではないけれど
    「やっとのぶちゃんに会えたんやな、けんさん良かったね」って。

    生きているのは大事なことやけど生きていくのは辛すぎる人もいる。
    そんなになっても生かされるなんて神様が本当にいるのならなんでそんなことするんやろ。
    逝った人には何の意味もないやろうけれど時々思い出すのは喜んでもらえるって
    勝手に思うのはわたしの自己満足かな。

         

    古い梅干しのシソを3日間干した。
    細かくゆかり粉にしてお弁当に使います。