八島ビジターセンター

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こども

2010年09月06日 | Weblog
最近、こんなこどもに会うことが多くなりました。

葉っぱにつく小さなイモムシ。これ、だれのこどもかわかりますか?「葉っぱのイモムシっていったらチョウかガでしょう!」はい、そうですね。私もそう思っていました。だけど、違うのです。
これ、ハチのこどもなんです。ハバチの仲間。チョウやガのこどもとちょっと違う点があるのです。それが、「脚の数」。


これはガの幼虫です。黒い輪っかの部分を見てください。これはイモムシのおなかの脚。このおなかの脚が、ハバチの幼虫はガの幼虫よりも多いのです。いちばん上の写真を確認してみてください。確かに多いですよね?この多い脚でこちょこちょ動き回るのです。

もしハバチのこどもを見つけたら、よく顔をみてください。目がかわいいのです。
やほ~。
「ゆるキャラ」にいそうな顔をしています。これは真剣に癒されます。ハバチの仲間も種類が多くてこんな顔のこどもばかりではないですが、近くにそれらしい幼虫がいたらチェックしてみてください。

ちなみにハバチの大人はこの記事で紹介した「今まで仲良く蜜を食べていたのに、急に近くのハエを捕まえて食べだす奴もいたり・・・」の奴だと思います。ちょっと自信がないですが・・・。ハバチにもたくさん種類があるので、今回紹介したこどもがその写真のハチになるかどうか定かではないですが、近いものにはなるはずです。どうやって冬を越すのかな?わからないことがたくさんです。



ハバチの幼虫は目がかわいいので是非ブログに書きたいと思い、ハバチの幼虫を探す旅にでました(制限時間20分)。普段あんなに目についていた幼虫も、いざ探すとなるとなかなか出てこない。そこでハバチの幼虫が呼ぶまで待とうと思い、しばらくハバチから意識を遠ざけることにしました。しばらくして何気なく見下ろした葉っぱにハバチの幼虫がいたので、この記事が書けたというわけです。
ハバチから意識を遠ざけいて周りの景色をボーっと眺めていたとき、涼しい秋の風が吹いてきていました。虫の声もたくさんしていました。セセリチョウの仲間の羽音もたくさん。ハバチの幼虫探しに夢中になって見落としていたものに、たくさん気づきました。
秋になって、お花が少なくなってきました。お花が少ないと「何もない」と人はいいがちです。でも、そんなことまったくありません。いつでも「何か」あります。絶対あります。気にしてないから見えないだけなのです、たぶん。




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