女の身勝手

男性諸君、耳をかっぽじってよく聞きなさい。

元来、婦女子という生き物はわがままを武器に今日を生きているのであるよ。

子供がミルクの後に「げふぅ～」と立派なげっぷをすると、
「わぁ～☆☆☆上手に出たねぇ」と褒めたたえ、

旦那が「あ゛」と軽いげっぷを出しただけで、
「くさい！やめれ！」と罵られ、

子供が「ぷぅ」とオナラを出せば、
「あ。誰だ？『ぷぅ』したのは？コチョコチョコチョ～！」とたわむれ、

かたや、旦那が「ぶっ」とこくと、
「いてまうど。」と睨まれる。

子供がおっぱいをむぎゅとつかんでも、
「おっぱいほしいのか？ほれほれほれ」と喜ばれ、

かたや、旦那がおっぱいをぺたりとふれれば、
「ちぎるど」とスゴまれる。

子供のために、りんごをしゅりしゅりと皮むいて、
ごりごりとすりおろし、ぎゅぅとしぼって生ジュースを作るが、
旦那のためには、りんごをむくどころか、
バナナを手元に持ってきてくれることすらない。


しかしね。



感謝はしてないわけではないよ。


家族のため、日々のしやわせのために、
旦那様が必死で働いていることはよく肝に銘じておるぞ。

普段のわがままも、旦那を愛しているから、
ついつい言うてしまうのだ。

子供に対する愛情も、
旦那様との愛の結晶だからこそ、より愛おしいのだ。

日々、感謝しているのだよ。
口には出さないが。


そんかわし、態度にも出さないがな。