uubの小屋

I also miss your small but peaceful room.
ただ今、冒険中。

十六段目 嫌いな人がわからない

2005年07月10日 10時02分14秒 | 日記
「嫌いな人を相手にするときほどその人に気を遣って行動するから、周りの目からは好きなようにみえる。」

バーミャンのuubに対する評価の一つです。

驚きました。そんなふうに見られているとは。
確かに、苦手な人や好きではない人と一緒にいても、わたしはその感情を表に出したりはしないようにしているつもりです。でもそれは、多くの人がそうであるのと同じ程度のものだと思っていました。
ところが、バーミャンに言わせると「本当に好きな人よりも好きに見える」のだそうです。だから「uu-chanの嫌いな人はわからない」と。

過去の記憶のどこかが点滅し始めました。思い当たる経験があるという信号です。
 
高校生のとき仲のよかった友達を怒らせたことがあります。彼女と、もう一人別の友達とわたしと三人で一緒にいたときのことです。別の友達が誰であったかは覚えていません。そういう友達だということです。けれど、このとき怒った彼女がわたしに言った言葉は「なんで○○ちゃんとばっかりしゃべって、わたしとしゃべってくれないの」でした。セリフまでしっかり覚えている関係だった彼女と、そのセリフがあるがために存在としてだけで覚えてる「別の友達」とでは、わたしは明らかに彼女の方と、より仲がよかったはずなのです。実際にこのときのわたしは、彼女ととても仲がよかったし、彼女をとても好きだと思っていました。

わたしはおそらく気を遣っていたのです。彼女とわたしが「仲良し」であることは、別の友達が一番よく知っていることなのです。だから三人で一緒にいて、別の友達が疎外感を感じたりしないようにしたかったのです。わたしと彼女が二人でしゃべりだしてしまったら、別の友達にはわからない話題も出てきます。そうならないように、2+1ではなくて、3であるようにしたかったのです。

バーミャンの言っていることとは、状況的に少しズレがありますが(わたしは別の友達を嫌ってはいませんでした)、「実際に好きな人以上に好きにみえる」という点で、ここでもわたしは同じことをしていたのだと思います。
 
他にも思い当たる節はあります。例えば、もうすでに仲のいい友達と、まだ知り合って間もない人が一緒にいる状況では、わたしは確実に後者の人と話をしようとします。というよりはむしろ、できるだけ前者の人と一緒にいないようにします。隣を歩くなら、後者の人を選びます。

ということに、気づかされました。
 
自分という人間を他者の目を通して再認識してみると、こういうおもしろい発見があります。

P.S. そういうことなので、わたしがほっとくのは「仲良し」の勲章なのですよ、隊長。
      


十五段目 お初にお目にかかります。

2005年07月10日 00時18分44秒 | 日記
ネコのバーミャンと、お猿の隊長がお友達になりました。

徳島まで行ってきた隊長は、モーニングコールのお礼にお土産を買ってきてくれました。なので、今日会う約束をしていました。時間までのんびりしていると、バーミャンから久しぶりのお誘いのメールが届きました。“uu-chan、今日は何してるのー?”
わたしは隊長との約束を破らずにバーミャンに会いたかったので、三人で会うことをバーミャンに提案しました。隊長の意向もあるだろうと考えるのが自然ですが、「隊員の友達はみんな隊員」の精神の持ち主なので、大して気にしませんでした(そしてそれは正解でした)。

わたしはその後にも予定があったので途中で抜けてきたのですが、ふたりはそれからもずっと一緒にいたようです。(さすが隊長!)
隊長がくれたメールの内容から、バーミャンはもはや隊長にとって「uubの友達」ではなく「隊長の友達」になったことがわかりました。とてもうれしいです。

さて、そのころわたしは別なところで「お初にお目にかかっ」ていました。場所は電車の中。ある駅を発車したと思ったのが、動き出して5秒後ぐらいに急ブレーキがかかり、車内でドミノ倒しが起こりました。そのドミノの一番下になったのがわたしです。
満員電車なんだから、わたしの下になるべき位置に立っていた人はたくさんいたわけです。にもかかわらず、結果はわたしが一番下。なぜ? 思いっきり倒れてベタンとしりもちをついてしまいました。それだけでも十分恥ずかしいのに、もっと恥ずかしいのは自分で立ち上がれなかったこと。満員だから、立ち上がろうとするのに必要なスペースがないんです。
そんなわたしの腕をつかんでぐいっと引っ張りあげてくれた方がいました。

すみません、お初にお目にかかります。uubと申します。以後、お見知りおきを。ははー。

と言いたくなりました。